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公開番号
2025095700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211922
出願日
2023-12-15
発明の名称
クランプ装置
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F16B
2/12 20060101AFI20250619BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】操作性と耐久性とが向上したクランプ装置を提供する。
【解決手段】クランプ装置1Aは、取付部100と、ポールを挟持する第1および第2保持部11,21と、一端側に第1雄ネジ31a1が螺刻され他端側にこれと逆向きの第2雄ネジ31b1が螺刻されたロッド31と、第1雄ネジ31a1に螺合する第1雌ネジ12aを含む第1ベース部12と、第2雄ネジ31b1に螺合する第2雌ネジ22aを含む第2ベース部22とを備える。ロッド31は、順方向あるいは逆方向に回転することでそれぞれ他端が第1保持部11に接近あるいは離間する。第2保持部21は、第1保持部11と第1ベース部12との間に配置される。第2保持部21と第2ベース部22とは、ロッド31の回転に伴いその軸方向に沿って一体的に移動する。第1および第2保持部11,21のポールに対する保持中心HCは、ロッド31の軸線AX上に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
医療機器をポールに対して固定するためのクランプ装置であって、
医療機器が着脱可能に取付けられる取付部と、
ポールを挟み込むことでポールを挟持する第1保持部および第2保持部と、
軸方向の一端側の外周面に第1雄ネジが螺刻されるとともに、当該軸方向の他端側の外周面に前記第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジが螺刻されたロッドと、
前記第1雄ネジに螺合する第1雌ネジが設けられた第1ベース部と、
前記第2雄ネジに螺合する第2雌ネジが設けられた第2ベース部とを備え、
前記第1保持部は、前記軸方向において前記ロッドの前記他端から距離を隔てて配置され、
前記ロッドは、当該ロッドが順方向に回転することによって前記他端が前記第1保持部に接近するとともに、当該ロッドが逆方向に回転することによって前記他端が前記第1保持部から離間するように、前記第1ベース部に対して相対的に移動可能に構成され、
前記第2保持部は、前記軸方向において前記第1保持部と前記第1ベース部との間に配置され、
前記第2保持部および前記第2ベース部は、それらの回転が規制されることにより、前記ロッドの回転に伴って前記軸方向に沿って一体的に移動するように構成され、
前記第1保持部および前記第2保持部のポールに対する保持中心が、前記ロッドの軸線上に位置している、クランプ装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
医療機器をポールに対して固定するためのクランプ装置であって、
医療機器が着脱可能に取付けられる取付部と、
ポールを挟み込むことでポールを挟持する第1保持部および第2保持部と、
軸方向の一端側の外周面に第1雄ネジが螺刻されるとともに、当該軸方向の他端側の外周面に前記第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジが螺刻されたロッドと、
前記第1雄ネジに螺合する第1雌ネジが設けられた第1ベース部と、
前記第2雄ネジに螺合する第2雌ネジが設けられた第2ベース部とを備え、
前記第1保持部は、前記軸方向において前記ロッドの前記一端から距離を隔てて配置され、
前記ロッドは、当該ロッドが順方向に回転することによって前記一端が前記第1保持部に接近するとともに、当該ロッドが逆方向に回転することによって前記一端が前記第1保持部から離間するように、前記第1ベース部に対して相対的に移動可能に構成され、
前記第2保持部は、前記軸方向において前記第1保持部と前記第1ベース部との間に配置され、
前記第2保持部および前記第2ベース部は、それらの回転が規制されることにより、前記ロッドの回転に伴って前記軸方向に沿って一体的に移動するように構成され、
前記第1保持部および前記第2保持部のポールに対する保持中心が、前記ロッドの軸線上に位置している、クランプ装置。
【請求項3】
前記第2保持部が、前記軸方向と直交する平面の面内方向において前記第2ベース部に対して移動不能に固定されている、請求項1または2に記載のクランプ装置。
【請求項4】
前記第2保持部が、前記軸方向と直交する平面の面内方向において前記第2ベース部に対して揺動可能に組付けられている、請求項1または2に記載のクランプ装置。
【請求項5】
前記第1保持部および前記第1ベース部を互いに連結する連結部をさらに備え、
前記連結部が、前記第2保持部および前記第2ベース部を前記軸方向に沿って移動させるとともに、前記第2保持部および前記第2ベース部の前記連結部に対する回転を規制するガイド部を含んでいる、請求項1または2に記載のクランプ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器をポールに対して固定するためのクランプ装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
医療現場においては、医療機器の一種として、患者に薬液を投与するための輸液ポンプおよびシリンジポンプ等が用いられている。これらの医療機器は、クランプ装置を介して輸液スタンドのポールに固定されることが一般的である。このようなクランプ装置が開示された文献としては、たとえば、特開2022-25438号公報(特許文献1)等がある。
【0003】
上記特許文献1に開示のクランプ装置は、医療機器が着脱可能に取付けられる取付部と、第1保持部および第2保持部と、第1雄ネジおよび当該第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジが外周面に螺刻されたロッドとを備えている。第1保持部には、第1雄ネジに螺合する第1雌ネジが設けられるとともに、第2保持部には、第2雄ネジに螺合する第2雌ネジが設けられている。上記特許文献1に開示のクランプ装置においては、ロッドを回転させることにより、第1保持部および第2保持部を互いに接近あるいは離間させることが可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-25438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1に開示のクランプ装置においては、第1保持部および第2保持部によってポールが挟み込まれた際に、ネジ同士の螺合部分に、ポールからの反力のみならずトルクが印加されることになる。このようにして印加されるトルクは、ネジ同士の螺合部分にかじりを生じさせ、これによって第2保持部のスムーズな移動が妨げられたり、ネジ同士の螺合部分に破損が生じたりするおそれがある。
【0006】
したがって、本発明は、上述した問題を解決すべくなされたものであり、医療機器をポールに対して固定するためのクランプ装置において、操作性および耐久性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の局面に基づくクランプ装置は、医療機器をポールに対して固定するためのものであって、医療機器が着脱可能に取付けられる取付部と、ポールを挟み込むことでポールを挟持する第1保持部および第2保持部と、軸方向の一端側の外周面に第1雄ネジが螺刻されるとともに、当該軸方向の他端側の外周面に上記第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジが螺刻されたロッドと、上記第1雄ネジに螺合する第1雌ネジが設けられた第1ベース部と、上記第2雄ネジに螺合する第2雌ネジが設けられた第2ベース部とを備えている。上記第1保持部は、上記軸方向において上記ロッドの上記他端から距離を隔てて配置されている。上記ロッドは、当該ロッドが順方向に回転することによって上記他端が上記第1保持部に接近するとともに、当該ロッドが逆方向に回転することによって上記他端が上記第1保持部から離間するように、上記第1ベース部に対して相対的に移動可能に構成されている。上記第2保持部は、上記軸方向において上記第1保持部と上記第1ベース部との間に配置されている。上記第2保持部および上記第2ベース部は、それらの回転が規制されることにより、上記ロッドの回転に伴って上記軸方向に沿って一体的に移動するように構成されている。上記本発明の第1の局面に基づくクランプ装置にあっては、上記第1保持部および上記第2保持部のポールに対する保持中心が、上記ロッドの軸線上に位置している。
【0008】
本発明の第2の局面に基づくクランプ装置は、医療機器をポールに対して固定するためのものであって、医療機器が着脱可能に取付けられる取付部と、ポールを挟み込むことでポールを挟持する第1保持部および第2保持部と、軸方向の一端側の外周面に第1雄ネジが螺刻されるとともに、当該軸方向の他端側の外周面に上記第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジが螺刻されたロッドと、上記第1雄ネジに螺合する第1雌ネジが設けられた第1ベース部と、上記第2雄ネジに螺合する第2雌ネジが設けられた第2ベース部とを備えている。上記第1保持部は、上記軸方向において上記ロッドの上記一端から距離を隔てて配置されている。上記ロッドは、当該ロッドが順方向に回転することによって上記一端が上記第1保持部に接近するとともに、当該ロッドが逆方向に回転することによって上記一端が上記第1保持部から離間するように、上記第1ベース部に対して相対的に移動可能に構成されている。上記第2保持部は、上記軸方向において上記第1保持部と上記第1ベース部との間に配置されている。上記第2保持部および上記第2ベース部は、それらの回転が規制されることにより、上記ロッドの回転に伴って上記軸方向に沿って一体的に移動するように構成されている。上記本発明の第2の局面に基づくクランプ装置にあっては、上記第1保持部および上記第2保持部のポールに対する保持中心が、上記ロッドの軸線上に位置している。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、医療機器をポールに対して固定するためのクランプ装置において、操作性および耐久性の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係るクランプ装置の斜視図である。
図1に示すクランプ装置の解除状態における模式平面図である。
図1に示すクランプ装置の挟持状態における模式平面図である。
図3に示すクランプ装置を所定方向から見た模式図である。
図4に示す第1ユニットおよび第2ユニットの模式断面図である。
変形例に係るクランプ装置の第2ユニット近傍の模式平面図である。
図6に示す第2ユニットを所定方向から見た模式図である。
図7に示す第1ユニットおよび第2ユニットの模式断面図である。
実施の形態2に係るクランプ装置の解除状態における模式平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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