TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025080329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193412
出願日2023-11-14
発明の名称保持具
出願人株式会社グッドマン,ニプロ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 25/02 20060101AFI20250519BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】複数の導入部材を体内に導入する場合に用いられる導入補助具に装着されて使用される保持具であって、複数の導入部材の一部を移動可能とし且つ残りを移動不能とするための保持具を提供する。
【解決手段】保持具1Aは、導入補助具の貫通部に装着されて使用される。保持具1Aは基部2を有する。基部2には、第2先端部20Dから第2基端部20Pに向けて延び、生体内に導入される複数の導入部材のうち第1導入部材を移動可能に保持する内腔2Hと、導入補助具の貫通部に保持具1Aが装着された状態で貫通部に相対する側面28の一部に設けられたスリット2Sが形成される。スリット2Sは、複数の導入部材のうち第1導入部材と異なる第2導入部材を、貫通部との間に挟持して移動不能とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1先端部と第1基端部との間に亘って第1延伸方向に貫通する貫通部を有する導入補助具の前記貫通部に、前記第1基端部の側から装着されて使用される保持具であって、
第2先端部と第2基端部との間に亘って第2延伸方向に延びる基部を有し、
前記導入補助具の前記貫通部に前記基部が装着された状態で、
前記第2延伸方向は、前記第1延伸方向に沿って延び、
前記第1先端部と前記第2先端部との間の距離は、前記第1先端部と前記第2基端部との間の距離よりも短く、
前記基部には、
前記第2先端部から、前記第2延伸方向に沿って前記第2基端部の側に向けて延び、生体内に導入される複数の導入部材のうち第1導入部材を前記第2延伸方向に移動可能に保持する内腔と、
前記導入補助具の前記貫通部に前記保持具が装着された状態で前記貫通部に相対する側面の一部に設けられた固定部と
が形成され、
前記固定部は、
前記複数の導入部材のうち前記第1導入部材と異なる第2導入部材を、前記貫通部との間に挟持して移動不能とする
ことを特徴とする保持具。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記基部は、
前記内腔の内側の空間と、前記側面の外側の空間とを、前記内腔の前記第2延伸方向の全域に亘って連通する連通部を有することを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項3】
前記基部は、弾性変形可能であり、
前記連通部の形状は、前記基部が弾性変形することにより変形することを特徴とする請求項2に記載の保持具。
【請求項4】
前記連通部は、前記第2延伸方向に沿って延びるスリットであることを特徴とする請求項2に記載の保持具。
【請求項5】
前記スリットの幅は、前記内腔の径よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の保持具。
【請求項6】
前記スリットを形成する一対の壁部の少なくとも一方に設けられ、前記スリットの幅方向の内側に向けて突出する突出部を有することを特徴とする請求項4に記載の保持具。
【請求項7】
前記固定部は、
前記基部の中心を通って前記第2延伸方向に沿って延びる仮想的な軸を中心とした周方向に延びる1又は複数のリブを有し、
前記1又は複数のリブは、前記軸を中心とした径方向の外側にリブ面を有し、
前記リブ面と前記軸との間の前記径方向の距離は、前記側面と前記軸との前記径方向の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項8】
前記軸と前記リブ面との間の距離は、前記第2先端部の側から前記第2基端部の側に向けて次第に大きくなることを特徴とする請求項7に記載の保持具。
【請求項9】
前記固定部は、複数のリブを有し、
前記複数のリブは、前記第2延伸方向に並ぶことを特徴とする請求項7に記載の保持具。
【請求項10】
前記複数のリブのうち前記第2先端部に最も近接するリブの前記リブ面と前記軸との前記径方向の距離よりも、前記複数のリブのうち前記第2基端部に最も近接するリブの前記リブ面と前記軸との前記径方向の距離の方が大きいことを特徴とする請求項9に記載の保持具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カテーテルやガイドワイヤ等を含む導入部材を体内に導入する場合に用いられる導入補助具に装着されて使用される保持具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
カテーテルやガイドワイヤ等を含む導入部材を用いて血管内の治療を行う場合に使用され、血管からの出血を抑制するための導入補助具が知られている。特許文献1は、止血弁及び固定弁を有するYコネクタを開示する。止血弁にはスリットが形成される。止血弁は、スリットに挿通される導入部材に密着することで、スリットと止血弁との間の隙間から血液が流出することを抑制する。固定弁には固定孔が形成される。ユーザがYコネクタの主管部材に対してキャップ部材を螺合させた場合、固定弁の固定孔は内側に拡張する。導入部材は固定弁により圧迫され、延伸方向に移動不能となる。これにより、Yコネクタに対して導入部材が固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6744865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
導入部材を複数用いて血管内の治療が行われる場合がある。ここで、特許文献1に記載のYコネクタが用いられる場合、複数の導入部材は固定弁により全て移動不能となる。これに対し、複数の導入部材の一部を移動可能とし且つ残りを移動不能とした状態で、複数の導入部材を使用して血管内の治療を行いたいという要求がある。
【0005】
本発明の目的は、複数の導入部材を体内に導入する場合に用いられる導入補助具に装着されて使用される保持具であって、複数の導入部材の一部を移動可能とし且つ残りを移動不能とするための保持具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る保持具は、第1先端部と第1基端部との間に亘って第1延伸方向に貫通する貫通部を有する導入補助具の前記貫通部に、前記第1基端部の側から装着されて使用される保持具であって、第2先端部と第2基端部との間に亘って第2延伸方向に延びる基部を有し、前記導入補助具の前記貫通部に前記基部が装着された状態で、前記第2延伸方向は、前記第1延伸方向に沿って延び、前記第1先端部と前記第2先端部との間の距離は、前記第1先端部と前記第2基端部との間の距離よりも短く、前記基部には、前記第2先端部から、前記第2延伸方向に沿って前記第2基端部の側に向けて延び、生体内に導入される複数の導入部材のうち第1導入部材を前記第2延伸方向に移動可能に保持する内腔と、前記導入補助具の前記貫通部に前記保持具が装着された状態で前記貫通部に相対する側面の一部に設けられた固定部とが形成され、前記固定部は、前記複数の導入部材のうち前記第1導入部材と異なる第2導入部材を、前記貫通部との間に挟持して移動不能とすることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、保持具は、第1導入部材を内腔に沿って第2延伸方向に移動可能としつつ、固定部により第2導入部材を移動不能に保持する。従ってユーザは、第1導入部材を移動可能とし且つ第2導入部材を移動不能とした状態で、第1導入部材及び第2導入部材を使用して治療を行うことができる。
【0008】
本発明において、前記基部は、前記内腔の内側の空間と、前記側面の外側の空間とを、前記内腔の前記第2延伸方向の全域に亘って連通する連通部を有してもよい。この場合、ユーザは、連通部を介して第1導入部材を内腔に取り付けることができる。
【0009】
本発明において、前記基部は、弾性変形可能であり、前記連通部の形状は、前記基部が弾性変形することにより変形してもよい。この場合、保持具は、ユーザが内腔に第1導入部材を取り付ける作業を容易化できる。
【0010】
本発明において、前記連通部は、前記第2延伸方向に沿って延びるスリットであってもよい。この場合、保持具は、ユーザが内腔に第1導入部材を取り付ける作業を容易化しつつ、基部の強度を維持できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
3か月前
個人
歯の掃除具
6か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
マッサージ機
3か月前
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
導電香
4か月前
個人
塗り薬塗り具
5か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
ホバーアイロン
1か月前
個人
片足歩行支援具
4か月前
個人
収納容器
5か月前
個人
クリップ
4か月前
個人
矯正椅子
2日前
個人
健康器具
5か月前
個人
発熱器具
6か月前
個人
染毛方法
6か月前
個人
眼科診療車
4か月前
個人
歯の保護用シール
2日前
個人
口内洗浄具
3か月前
三生医薬株式会社
錠剤
2か月前
個人
車椅子持ち上げ器
2か月前
個人
シャンプー
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
6か月前
個人
避難困難者救出台車
4か月前
個人
服薬支援装置
2か月前
個人
除菌システム
4か月前
株式会社コーセー
化粧料
4か月前
株式会社コーセー
美爪料
4か月前
株式会社結心
手袋
2か月前
個人
歯列矯正用器具
2か月前
個人
腰用サポーター
3か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
続きを見る