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公開番号2025076779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188636
出願日2023-11-02
発明の名称薬液投与システム、端末装置、および情報処理方法
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G16H 20/13 20180101AFI20250509BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】薬液投与ポンプと薬剤との対応付け操作を簡略化することが可能な薬液投与システムを提供する。
【解決手段】薬液投与システムは、サーバ装置と、端末装置と、各々に薬剤が入った容器がセットされた複数の薬液投与ポンプとを備える。各容器には、オーダ識別情報が記されている。各薬液投与ポンプには、薬剤のオーダ識別情報と同時に視認可能な位置に、ポンプ識別情報が記されている。端末装置は、各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを一度にスキャンすることにより、各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを一括で取得する。端末装置は、取得された各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報との位置関係に基づき、薬液投与ポンプ毎に、薬液投与ポンプのポンプ識別情報と薬液投与ポンプにセットされた薬剤のオーダ識別情報とを関連付け、関連付けがなされた状態で各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とをサーバ装置に送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
薬液投与システムであって、
サーバ装置と、
端末装置と、
各々に薬剤が入った容器がセットされた複数の薬液投与ポンプとを備え、
各前記容器には、前記薬剤の処方オーダを含むオーダ情報を識別するオーダ識別情報が記されており、
各前記薬液投与ポンプには、セットされた前記容器に入っている薬剤の前記オーダ識別情報と同時に視認可能な位置に、前記薬液投与ポンプを識別するためのポンプ識別情報が記されており、
前記端末装置は、
各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報とを一度にスキャンすることにより、各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報とを一括で取得し、
取得された各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報との位置関係に基づき、前記薬液投与ポンプ毎に、前記薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報と前記薬液投与ポンプにセットされた前記容器に入っている薬剤の前記オーダ識別情報とを関連付け、
前記関連付けがなされた状態で各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報とを、前記サーバ装置に送信する、薬液投与システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記サーバ装置は、複数の前記オーダ情報を記憶しており、
各前記オーダ情報は、前記オーダ識別情報を含み、
前記サーバ装置は、
前記複数のオーダ情報から、受信した各前記オーダ識別情報を含む複数のオーダ情報を抽出し、
前記ポンプ識別情報と前記オーダ識別情報との関連付けに基づき、抽出された各前記オーダ情報を、前記オーダ情報に含まれる前記オーダ識別情報に関連付けられた前記ポンプ識別情報に関連付けた状態で、前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、各々が前記ポンプ識別情報に関連付けられた複数の前記オーダ情報を受信すると、各前記薬液投与ポンプに、前記薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報に関連付けられた前記オーダ情報を送信する、請求項1に記載の薬液投与システム。
【請求項3】
前記複数の薬液投与ポンプとして、第1の薬液投与ポンプと、第2の薬液投与ポンプとを含み、
前記端末装置は、
前記スキャンにより、前記第1の薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報である第1のポンプ識別情報と、前記第2の薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報である第2のポンプ識別情報と、前記第1の薬液投与ポンプにセットされる薬剤の前記オーダ識別情報である第1のオーダ識別情報と、前記第2の薬液投与ポンプにセットされる薬剤の前記オーダ識別情報である第2のオーダ識別情報とを一括で取得し、
前記第1のポンプ識別情報と前記第1のオーダ識別情報とを関連付け、かつ、前記第2のポンプ識別情報と前記第2のオーダ識別情報とを関連付け、
前記関連付けがなされた状態で前記第1および第2のポンプ識別情報と前記第1および第2のオーダ識別情報とを、前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、
前記複数のオーダ情報から、前記第1のオーダ識別情報を含む第1のオーダ情報と、前記第2のオーダ識別情報を含む第2のオーダ情報とを抽出し、
前記第1のオーダ情報を前記第1のポンプ識別情報に関連付けた状態で前記端末装置に送信し、かつ、前記第2のオーダ情報を前記第2のポンプ識別情報に関連付けた状態で前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、前記第1のオーダ情報と前記第1のポンプ識別情報との関連付けに基づき、前記第1の薬液投与ポンプに前記第1のオーダ情報を送信し、かつ、前記第2のオーダ情報と前記第2のポンプ識別情報との関連付けに基づき、前記第2の薬液投与ポンプに前記第2のオーダ情報を送信する、請求項2に記載の薬液投与システム。
【請求項4】
前記複数の薬液投与ポンプは、ラック内において縦一列に並んで収容されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の薬液投与システム。
【請求項5】
請求項1に記載の薬液投与システムに含まれる、端末装置。
【請求項6】
複数の薬液投与ポンプの各々にセットされた薬剤入りの容器に記されたオーダ識別情報と、前記複数の薬液投与ポンプの各々において、前記オーダ識別情報と同時に視認可能な位置に記されたポンプ識別情報とを一度にスキャンすることにより、各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報とを一括で取得するステップと、
取得された各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報との位置関係に基づき、前記薬液投与ポンプ毎に、前記薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報と前記薬液投与ポンプにセットされた前記容器に入っている薬剤の前記オーダ識別情報とを関連付けるステップと、
前記関連付けがなされた状態で各前記ポンプ識別情報と各前記オーダ識別情報とを、サーバ装置に送信するステップとを備える、情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、薬液投与システム、端末装置、および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、病院等において、輸液ポンプ、シリンジポンプ等の薬液投与ポンプが利用されている。特開2011-87678号公報(特許文献1)には、予定量および流量の指定値を設定する操作部および当該操作部によって設定された指令値を記憶する記憶部を備えた携帯型の設定端末と、ポンプ本体とを別体に設けた輸液ポンプが開示されている。ポンプ本体の上面には、設定端末と近距離無線通信を行うための指令値受信器(リーダ)が設けられている。指令値受信器上に設定端末をかざすと、設定端末の記憶部に記憶されていた予定量及び流量の指定値がポンプ本体側に読み込まれる。ポンプ本体は、読み込んだ予定量および流量の指定値に従ったポンプ動作を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-87678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
病院においては、複数の薬液投与ポンプが同時に使用される。手術室などでは、1人の患者に対して複数の薬液投与ポンプが使用される。このような環境下において、各薬液投与ポンプに対する遠隔での状態監視をネットワークを利用して行う場合、各薬液投与ポンプと通信可能なサーバ装置が、どの薬液投与ポンプにどの薬剤が設置されたかを予め把握しておく必要がある。すなわち、サーバ装置において薬液投与ポンプと薬剤とを対応付けて記憶させる必要がある。それゆえ、薬液投与ポンプと薬剤との対応付け操作(紐付け操作)を簡略化することが望まれる。
【0005】
本開示は、薬液投与ポンプと薬剤との対応付け操作を簡略化することが可能な、薬液投与システム、端末装置、および情報処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従うと、薬液投与システムは、サーバ装置と、端末装置と、各々に薬剤が入った容器がセットされた複数の薬液投与ポンプとを備える。各容器には、薬剤の処方オーダを含むオーダ情報を識別するオーダ識別情報が記されている。各薬液投与ポンプには、セットされた容器に入っている薬剤のオーダ識別情報と同時に視認可能な位置に、薬液投与ポンプを識別するためのポンプ識別情報が記されている。端末装置は、各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを一度にスキャンすることにより、各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを一括で取得する。端末装置は、取得された各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報との位置関係に基づき、薬液投与ポンプ毎に、薬液投与ポンプのポンプ識別情報と薬液投与ポンプにセットされた容器に入っている薬剤のオーダ識別情報とを関連付ける。端末装置は、関連付けがなされた状態で各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを、サーバ装置に送信する。
【0007】
本開示の他の局面に従うと、情報処理装置は、上記の薬液投与システムを構成する情報処理装置。
【0008】
本開示のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、複数の薬液投与ポンプの各々にセットされた薬剤入りの容器に記されたオーダ識別情報と、複数の薬液投与ポンプの各々において、オーダ識別情報と同時に視認可能な位置に記されたポンプ識別情報とを一度にスキャンすることにより、各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを一括で取得するステップと、取得された各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報との位置関係に基づき、薬液投与ポンプ毎に、薬液投与ポンプのポンプ識別情報と薬液投与ポンプにセットされた容器に入っている薬剤のオーダ識別情報とを関連付けるステップと、関連付けがなされた状態で各ポンプ識別情報と各オーダ識別情報とを、サーバ装置に送信するステップとを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、薬液投与ポンプと薬剤との対応付け操作を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
薬液投与システムを含む医療システムの構成を示した図である。
サーバに格納される情報を説明するための図である。
スマートフォンの画面の遷移の前半部分を示した図である。
スマートフォンの画面の遷移の後半部分を示した図である。
薬液投与システムにおけるデータの流れを示した図である。
スマートフォンによるリストバンドの読み取りを示した図である。
スマートフォンによる薬液投与ポンプ群の撮影を示した図である。
機器ラベルを示した図である。
薬剤ラベルを示した図である。
スタッフによるスマートフォンの薬液投与ポンプへのタッチ操作を示した図である。
薬液投与システムを構成する各機器のブロック図である。
薬液投与システムにおけるデータ処理の第1部分の流れを説明するためのシーケンス図である。
薬液投与システムにおけるデータ処理の第2部分の流れを説明するためのシーケンス図である。
薬液投与システムにおけるデータ処理の第3部分の流れを説明するためのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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