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公開番号
2025076778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188634
出願日
2023-11-02
発明の名称
コンピュータネットワークおよび情報処理方法
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G16H
20/17 20180101AFI20250509BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】病院のスタッフによる薬液投与ポンプに対するアドレスの割当操作が不要なコンピュータネットワークを提供する。
【解決手段】サーバ装置は、複数のオーダ情報を記憶している。サーバ装置は、薬液投与ポンプのポンプ識別情報と薬液投与ポンプに割り当てられたアドレスとを薬液投与ポンプ毎に対応付けて記憶している。端末装置は、データ入力操作に基づきオーダ識別情報を取得し、かつオーダ識別情報をサーバ装置に送信することで、サーバ装置からオーダ識別情報に応じたオーダ情報を取得する。端末装置は、指定された薬液投与ポンプにオーダ情報を転送する。端末装置は、指定された薬液投与ポンプのポンプ識別情報を取得し、当該ポンプ識別情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、受信したポンプ識別情報に対応付けられたアドレスを特定し、かつ特定されたアドレスが割り当てられた薬液投与ポンプとの間で無線通信を確立する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータネットワークであって、
サーバ装置と、
複数の薬液投与ポンプと、
前記サーバ装置と前記複数の薬剤投与ポンプの各々との間で無線通信が可能な端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、
各々が患者に対する注射の処方オーダを含む複数のオーダ情報と、
前記薬液投与ポンプのポンプ識別情報と前記薬液投与ポンプに割り当てられた前記コンピュータネットワーク上のアドレスとを前記薬液投与ポンプ毎に対応付けたデータとを記憶しており、
各前記オーダ情報は、前記オーダ情報を識別するオーダ識別情報をさらに含み、
前記端末装置は、
データ入力操作に基づき前記オーダ識別情報を取得し、かつ前記オーダ識別情報を前記サーバ装置に送信することにより、前記サーバ装置から前記オーダ識別情報に応じた前記オーダ情報を取得し、
前記複数の薬剤投与ポンプのうち指定された前記薬液投与ポンプに前記オーダ情報を転送し、
前記指定された薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報をさらに取得し、かつ、前記取得されたポンプ識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記データに基づき前記端末装置から受信した前記ポンプ識別情報に対応付けられた前記アドレスを特定し、かつ前記特定されたアドレスが割り当てられた前記薬液投与ポンプとの間で無線通信を確立する、コンピュータネットワーク。
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【請求項2】
各前記オーダ情報は、前記患者を識別する患者識別情報をさらに含み、
前記端末装置は、前記オーダ識別情報に加えて前記患者識別情報をさらに取得し、かつ前記オーダ識別情報と前記患者識別情報とを前記サーバ装置に送信することに基づき、前記サーバ装置から前記オーダ情報を取得する、請求項1に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項3】
前記サーバ装置は、前記端末装置から受信した、前記ポンプ識別情報と前記オーダ識別情報と前記患者識別情報とを互いに関連付けて記憶する、請求項2に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項4】
前記サーバ装置と無線通信が確立した前記薬液投与ポンプは、
所定の操作を受け付けると、前記端末装置から転送されてきた前記オーダ情報に基づき動作を開始し、
前記動作の開始後、前記サーバ装置に対して前記動作の状態を示す動作状態情報を、前記確立した無線通信により周期的に送信し、
前記サーバ装置は、前記動作状態情報を前記患者識別情報に関連付けて記憶する、請求項3に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項5】
前記端末装置は、前記複数の薬液投与ポンプの各々と近距離無線通信が可能であり、
前記サーバ装置は、Wi-Fi(Wireless Fidelity)規格の無線通信が可能であり、
前記アドレスは、IP(Internet Protocol)アドレスであり、
前記端末装置は、前記近距離無線通信によって、前記オーダ情報を前記薬液投与ポンプに送信し、かつ、前記近距離無線通信によって、前記ポンプ識別情報を前記薬液投与ポンプから取得し、
前記サーバ装置は、前記Wi-Fi規格の無線通信によって、前記特定されたIPアドレスが割り当てられた前記薬液投与ポンプから前記動作状態情報を受信する、請求項4に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項6】
前記データ入力操作は、薬剤ラベルに印字された第1のコードを読み取る操作である、請求項1に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項7】
前記端末装置は、前記指定された前記薬液投与ポンプに前記オーダ情報を転送する操作に応じて、前記指定された薬液投与ポンプから当該薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報を取得する、請求項6に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項8】
前記端末装置は、前記薬液投与ポンプに貼り付けられたシールに印字された第2のコードを読み取ることにより、前記ポンプ識別情報を取得する、請求項6に記載のコンピュータネットワーク。
【請求項9】
サーバ装置と、複数の薬液投与ポンプと、前記サーバ装置と前記複数の薬剤投与ポンプの各々との間で無線通信が可能な端末装置とを備えたコンピュータネットワークにおける情報処理方法であって、
前記サーバ装置が、各々が患者に対する注射の処方オーダを含む複数のオーダ情報を取得するステップを備え、各前記オーダ情報は、前記オーダ情報を識別するオーダ識別情報をさらに含み、
前記サーバ装置が、各前記薬液投与ポンプのポンプ識別情報に対して、前記コンピュータネットワーク上のアドレスを関連付ける操作を受け付けるステップと、
前記端末装置が、データ入力操作に基づき前記オーダ識別情報を取得し、かつ前記オーダ識別情報を前記サーバ装置に送信することにより、前記サーバ装置から前記オーダ識別情報に応じた前記オーダ情報を取得するステップと、
前記端末装置が、前記複数の薬剤投与ポンプのうち指定された前記薬液投与ポンプに前記オーダ情報を転送するステップと、
前記端末装置が、前記指定された薬液投与ポンプの前記ポンプ識別情報をさらに取得し、かつ、前記取得されたポンプ識別情報を前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記端末装置から受信した前記ポンプ識別情報に対応付けられた前記アドレスを特定し、かつ前記特定されたアドレスが割り当てられた前記薬液投与ポンプとの間で無線通信を確立するステップとをさらに備える、情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータネットワークおよび情報処理方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
従来、病院等において、輸液ポンプ、シリンジポンプ等の薬液投与ポンプが利用されている。特開2011-87678号公報(特許文献1)には、予定量および流量の指定値を設定する操作部および当該操作部によって設定された指令値を記憶する記憶部を備えた携帯型の設定端末と、ポンプ本体とを別体に設けた輸液ポンプが開示されている。ポンプ本体の上面には、設定端末と近距離無線通信を行うための指令値受信器(リーダ)が設けられている。指令値受信器上に設定端末をかざすと、設定端末の記憶部に記憶されていた予定量及び流量の指定値がポンプ本体側に読み込まれる。ポンプ本体は、読み込んだ予定量および流量の指定値に従ったポンプ動作を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-87678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
手術室等においては、複数の薬液投与ポンプが同時に使用される。このような環境下において、情報処理装置(端末装置)が、複数の薬液投与ポンプの各々に対して、流量、予定量等を含むオーダ情報を送信可能なシステム構成の場合、輸液パック等の薬剤(薬液)を設置した薬液投与ポンプに対して当該薬剤のオーダ情報を送信する必要がある。このような構成において、実施記録のために、サーバ装置が、各薬液投与ポンプにおけるオーダ情報に基づく動作状態を示すデータを無線通信により取得し、かつ記憶することが望まれる。
【0005】
オーダ情報を取得した薬液投与ポンプとサーバ装置との間で無線通信を実行させるため、病院のスタッフは、当該薬液投与ポンプに対して、IP(Internet Protocol)アドレス等のコンピュータネットワーク上のアドレスを事前に割り当てる必要がある。このような通信用のアドレスの割当操作は、薬液投与ポンプ毎に間違いなく行う必要があるため、非常に手間である。
【0006】
本開示は、病院のスタッフによる薬液投与ポンプに対するアドレスの割当操作が不要なコンピュータネットワークおよび情報処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある局面に従うと、コンピュータネットワークは、サーバ装置と、複数の薬液投与ポンプと、サーバ装置と複数の薬剤投与ポンプの各々との間で無線通信が可能な端末装置とを備える。サーバ装置は、各々が患者に対する注射の処方オーダを含む複数のオーダ情報と、薬液投与ポンプのポンプ識別情報と薬液投与ポンプに割り当てられたコンピュータネットワーク上のアドレスとを薬液投与ポンプ毎に対応付けたデータとを記憶している。各オーダ情報は、オーダ情報を識別するオーダ識別情報をさらに含む。端末装置は、データ入力操作に基づきオーダ識別情報を取得し、かつオーダ識別情報をサーバ装置に送信することにより、サーバ装置からオーダ識別情報に応じたオーダ情報を取得する。端末装置は、複数の薬剤投与ポンプのうち指定された薬液投与ポンプに前記オーダ情報を転送する。端末装置は、指定された薬液投与ポンプのポンプ識別情報をさらに取得し、かつ、取得されたポンプ識別情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、データに基づき端末装置から受信したポンプ識別情報に対応付けられたアドレスを特定し、かつ特定されたアドレスが割り当てられた薬液投与ポンプとの間で無線通信を確立する、コンピュータネットワーク。
【0008】
本開示の他の局面に従うと、情報処理方法は、サーバ装置と、複数の薬液投与ポンプと、サーバ装置と複数の薬剤投与ポンプの各々との間で無線通信が可能な端末装置とを備えたコンピュータネットワークにおいて実行される。情報処理方法は、サーバ装置が、各々が患者に対する注射の処方オーダを含む複数のオーダ情報を取得するステップを備える。各オーダ情報は、オーダ情報を識別するオーダ識別情報をさらに含む。情報処理方法は、サーバ装置が、各薬液投与ポンプのポンプ識別情報に対して、コンピュータネットワーク上のアドレスを関連付ける操作を受け付けるステップと、端末装置が、データ入力操作に基づきオーダ識別情報を取得し、かつオーダ識別情報をサーバ装置に送信することにより、サーバ装置からオーダ識別情報に応じたオーダ情報を取得するステップと、端末装置が、複数の薬剤投与ポンプのうち指定された薬液投与ポンプに前記オーダ情報を転送するステップと、端末装置が、指定された薬液投与ポンプのポンプ識別情報をさらに取得し、かつ、取得されたポンプ識別情報をサーバ装置に送信するステップと、サーバ装置が、端末装置から受信したポンプ識別情報に対応付けられたアドレスを特定し、かつ特定されたアドレスが割り当てられた薬液投与ポンプとの間で無線通信を確立するステップとをさらに備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、病院のスタッフによる薬液投与ポンプに対するアドレスの割当操作が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
薬液投与システムを含む医療システムの構成を示した図である。
サーバに格納される情報を説明するための図である。
スマートフォンの画面の遷移の前半部分を示した図である。
スマートフォンの画面の遷移の後半部分を示した図である。
薬液投与システムにおけるデータの流れを示した図である。
スマートフォンによるリストバンドの読み取りを示した図である。
スマートフォンによる輸液ポンプのバーコードの読み取りを示した図である。
スマートフォンによる薬剤ラベルの読み取りを示した図である。
オーダ情報の転送が完了した直後におけるスマートフォンと輸液ポンプとの状態を示した図である。
薬液投与システムを構成する各機器のブロック図である。
薬液投与システムにおけるデータ処理の第1部分の流れを説明するためのシーケンス図である。
薬液投与システムにおけるデータ処理の第2部分の流れを説明するためのシーケンス図である。
薬液投与システムにおけるデータ処理の第3部分の流れを説明するためのシーケンス図である。
図1に示した薬液投与ポンプ群の変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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