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公開番号2025022706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024029171
出願日2024-02-28
発明の名称媒体
出願人エムスリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 10/00 20180101AFI20250206BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者と病院の双方に恩恵が得られるサービスを提供すること。
【解決手段】デジスマ診察券CAには、デジスマ診察券CAを特定可能な情報、例えばカードIDとアクセス先のURLを含む情報を暗号化した2次元コード(バーコードやQRコード)が読み出し可能な状態で付されている。このデジスマ診察券CAは、2次元コードに含まれるカードIDに対応付けられて当該患者Uのカルテが夫々管理されている病院A、Bの夫々に対して診察券として機能する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
患者が保有する媒体であって、
当該媒体を特定可能な特定情報が読み出し可能な状態で付されており、
当該特定情報に対応付けられて当該患者のレコードが夫々管理されている1以上の医療施設の夫々に対して、診察券として機能する、
媒体。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
第1医療施設で発行され、当該第1医療施設において前記特定情報に対応付けられて前記患者のレコードが管理されて、当該第1医療施設の診察券として機能を発揮している状態で、さらに、
第2医療施設において、前記媒体が提示されることにより前記特定情報が読み出されて、前記患者のレコードに対する当該特定情報の対応付けが記録されて管理されると、当該第2医療施設の診察券として機能を発揮する、
請求項1に記載の媒体。
【請求項3】
他情報処理装置において、前記特定情報に対応付けられて前記患者の患者情報が記憶されており、
前記第2医療施設において、
当該他情報処理装置から取得された前記患者情報を用いて、前記第2医療施設の前記患者レコードの情報を作成または更新される、
請求項2に記載の媒体。
【請求項4】
前記第2医療施設において、
前記媒体を提示した前記患者の個人情報の入力内容と、前記第2医療施設の前記患者のレコードに記録されている前記患者の個人情報とが一致するか否かが判定され、
一致することを条件として、前記患者のレコードに対する当該特定情報の対応付けが記録されて管理される、
請求項3に記載の媒体。
【請求項5】
一致するか否かが判定される前記個人情報は、前記患者の氏名と生年月日を少なくとも含む、
請求項4に記載の媒体。
【請求項6】
前記第2医療施設において、
前記媒体を提示した前記患者の個人情報の入力内容と、前記他情報処理装置から取得された前記患者情報のうち個人情報の内容とが一致するか否かが判定され、
一致することを条件として、前記患者のレコードに対する当該特定情報の対応付けが記録されて管理される、
請求項3に記載の媒体。
【請求項7】
他情報処理装置において、前記1以上の医療施設のうち所定医療施設における支払い方法が前記特定情報と対応付けて記憶されており、
前記媒体から読み出された前記特定情報が前記他情報処理装置に送信されると、当該支払い方法に基づいて前記所定医療施設に対する前記患者による支払いが実行される、
請求項1に記載の媒体。
【請求項8】
前記特定情報と対応付けられた前記患者のレコードのうち電子カルテに記録された診療情報に基づいて支払額が算出される、
請求項7に記載の媒体。
【請求項9】
前記患者が保有する端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアにおいて、前記特定情報が登録されており、
前記1以上の医療施設のうち所定医療施設に対する支払いの実行の前に前記アプリケーションソフトウェアを用いることで前記患者による前記支払いの実行が承認される、
請求項7に記載の媒体。
【請求項10】
他情報処理装置において、
前記支払いの実行後、前記患者が保有する端末に、支払先の前記所定医療施設及び支払額を含む情報が電子的に送信される、
請求項7に記載の媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、例えば病院等の医療施設においては、夫々の医療施設が発行した診察券にて受付業務が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-129983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、医療施設の受付業務で使用される診察券は、医療施設毎に発行されたものがその医療施設でのみ使用可能であり、患者は、医療施設毎に診察券を持たなければならず、患者にとって利便性がよいものとは言えなかった。
また、医療施設側も、初診の患者の新規受付の際に、患者の情報を記載した診察券を発行したりカルテを作成する上で、患者の情報を書き込んだりカルテ管理システム等へ情報を登録したりする作業を含めて、事務的に手間がかかる作業が多かった。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、患者と医療施設の双方に恩恵が得られるサービスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の媒体は、
患者が保有する媒体であって、
当該媒体を特定可能な特定情報が読み出し可能な状態で付されており、
当該特定情報に対応付けられて当該患者のレコードが夫々管理されている1以上の医療施設の夫々に対して、診察券として機能する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、患者と医療施設の双方に恩恵が得られるサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る媒体の一実施形態のデジスマ診察券を示す図である。
図1のデジスマ診察券を用いたサービスの概要を示すイメージ図である。
図2のサービスを示す図である。
本発明に係る媒体の一実施形態のデジスマ診察券を用いたサービスを提供するために各種処理を実行するサーバを含む情報処理システムのネットワーク構成を示す図である。
図4の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示す図である。
図5のハードウェア構成を有するサーバを含む情報処理システムの機能的構成を示す図である。
図3のサービスで実現する診療プロセスを説明するための図である。
図4乃至6の情報処理システムの予約機能の画面例を示す図である。
図4乃至6の情報処理システムの自動受付機能の画面例を示す図である。
図4乃至6の情報処理システムの問診機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムの電子カルテ連携機能のうち患者の受付連携機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムの電子カルテ連携機能のうち問診結果の自動連携機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムの電子カルテ連携機能のうちカルテの会計処理での自動請求機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムのキャッシュレス・オンライン決済機能のち患者端末のアプリ上での決済通知機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムのキャッシュレス・オンライン決済機能のうち領収書・明細書送信機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムのキャッシュレス・オンライン決済機能のうち支払い明細から次回予約促進機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムのお知らせ配信機能のうち簡易ターゲティング機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムのお知らせ配信機能のうちお知らせ配信予約機能の画面例を示す図である。
図4乃至図6の情報処理システムのお知らせ配信機能のうちプッシュ通知・次回予約促進機能の画面例を示す図である。
図1のデジスマ診察券の利用形態を示す図である。
デジスマ診察券の利用形態のうち1層(デジスマ診察券CA単体)の利用手順を示す図である。
デジスマ診察券の利用形態のうち2層(デジスマ診察券+Webサイト)の利用手順を示す図である。
デジスマ診察券の利用形態のうち3層(デジスマ診察券+アプリ)の利用手順を示す図である。
図1のデジスマ診察券の家族管理機能の画面例を示す図である。
デジスマ診察券をアプリに新規登録又はログインする際の画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[媒体とサービスの内容]
まず、図1及び図2を参照して本発明に係る媒体と、媒体を用いるサービスの流れについて説明する。
図1は、本発明に係る媒体の一実施形態のデジスマ診察券を示す図である。
図2は、図1のデジスマ診察券を適用した本サービスの概要を示すイメージ図である。
【0010】
本発明に係る媒体の一実施形態のデジスマ診察券CAは、矩形のカード状の媒体であり、図1(A)に示すように、その表面には、診察券名として、例えばデジスマ診察券と印字されている。デジスマとは、エムスリーデジカル社の提供する診療支援システム「エムスリーデジカルスマート診療」の略称である。
また、デジスマ診察券CAの裏面に、図1(B)に示すように、バーコード及びQRコード等の2次元コードが印刷されている。なお、QRコードは登録商標である。
バーコード及びQRコードのうち少なくとも一方は、デジスマ診察券CAを用いるデジスマ診療サービス(以下「本サービス」と称す)のサービス提供者が管理するサーバへアクセスするURLとカードIDを含む情報を暗号化したものであり、一般的なスマートフォン等の機器にインストールされているコードリーダアプリと備え付けのカメラ等で読み取ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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