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公開番号2025076777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188631
出願日2023-11-02
発明の名称薬液投与システム、端末装置、および情報処理方法
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G16H 20/13 20180101AFI20250509BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】医療従事者が医師から口頭でオーダ情報の変更指示を受けた場合において、医療従事者による変更内容の記録作業を省略可能な薬液投与システムを提供する。
【解決手段】薬液投与システムは、サーバ装置と、サーバ装置と通信する端末装置と、端末装置と通信する薬液投与ポンプとを備える。サーバ装置は、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を記憶している。端末装置は、オーダ情報をサーバ装置から取得する。端末装置は、オーダ情報の取得後に処方オーダを変更する入力を受け付けると、入力に基づいて、サーバ装置から取得したオーダ情報に含まれる処方オーダを変更する。端末装置は、変更後の処方オーダを含むオーダ情報を薬液投与ポンプに送信する。端末装置は、処方オーダの変更内容をサーバ装置に通知する。薬液投与ポンプは、変更後の処方オーダに基づき動作する。サーバ装置は、通知された変更内容を記憶する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
サーバ装置と、
前記サーバ装置と通信する端末装置と、
前記端末装置と通信する薬液投与ポンプとを備え、
前記サーバ装置は、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を記憶しており、
前記端末装置は、
前記オーダ情報を前記サーバ装置から取得し、
前記オーダ情報の取得後に前記処方オーダを変更する入力を受け付けると、前記入力に基づいて、前記サーバ装置から取得した前記オーダ情報に含まれる前記処方オーダを変更し、
前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を前記薬液投与ポンプに送信し、
前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知し、
前記薬液投与ポンプは、所定の操作を受け付けると、前記変更後の処方オーダに基づき動作し、
前記サーバ装置は、通知された前記変更内容を記憶する、薬液投与システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記端末装置は、前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を前記薬液投与ポンプに送信したことを条件に、前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知する、請求項1に記載の薬液投与システム。
【請求項3】
前記オーダ情報は、前記オーダ情報を識別するオーダ識別情報をさらに含み、
前記端末装置は、前記オーダ識別情報とともに、前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知する、請求項1または2に記載の薬液投与システム。
【請求項4】
前記端末装置は、前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を前記サーバ装置に送信することにより、前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知する、請求項1または2に記載の薬液投与システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、
前記端末装置に送信した前記オーダ情報を記憶したメモリを有し、
前記端末装置から前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を受信すると、予め定められたフラグを付した状態で前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を前記メモリに記憶する、請求項4に記載の薬液投与システム。
【請求項6】
前記処方オーダは、複数の設定項目を含み、
各前記設定項目には、指定値が関連付けて記憶されており、
前記処方オーダを変更する入力は、前記複数の設定項目のうちの1つ以上の設定項目の指定値を変更する入力であり、
前記端末装置は、前記変更された指定値と、前記変更された指定値が関連付けられている設定項目を特定する情報とを、前記サーバ装置に送信することにより、前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知する、請求項1または2に記載の薬液投与システム。
【請求項7】
前記サーバ装置は、
前記端末装置に送信した前記オーダ情報を記憶したメモリを有し、
前記変更された指定値と前記設定項目を特定する情報とを、前記端末装置から受信すると、予め定められたフラグを付した状態で前記変更された指定値と前記設定項目を特定する情報とを、前記メモリに記憶する、請求項6に記載の薬液投与システム。
【請求項8】
前記端末装置は、前記処方オーダを変更する入力を、音声またはキー操作にて受け付ける、請求項1に記載の薬液投与システム。
【請求項9】
患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報をサーバ装置から取得する取得手段と、
前記処方オーダを変更する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力に基づいて、前記サーバ装置から取得した前記オーダ情報に含まれる前記処方オーダを変更する変更手段と、
前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を薬液投与ポンプに送信する送信手段と、
前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知する通知手段とを備える、端末装置。
【請求項10】
端末装置が、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報をサーバ装置から取得するステップと、
前記端末装置が、前記オーダ情報の取得後に前記処方オーダを変更する入力を受け付けるステップと、
前記端末装置が、前記入力に基づいて、前記サーバ装置から取得した前記オーダ情報に含まれる前記処方オーダを変更するステップと、
前記端末装置が、前記変更後の処方オーダを含むオーダ情報を薬液投与ポンプに送信するステップと、
前記端末装置が、前記処方オーダの変更内容を前記サーバ装置に通知するステップと、
前記薬液投与ポンプが、所定の操作を受け付けると、前記変更後の処方オーダに基づき動作するステップと、
前記サーバ装置が、通知された前記変更内容を前記サーバ装置のメモリに記憶するステップとを備える、情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、薬液投与システム、端末装置、および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、注射を用いて患者に薬液を投与する薬液投与システム等の医療情報システムが知られている。たとえば、特開2006-72828号公報(特許文献1)には、固定設置型端末装置と、複数の携帯型端末装置と、医療情報サーバとを備えた医療情報システムが開示されている。
【0003】
特許文献1の医療情報システムでは、固定設置型端末装置は、医師が患者に対する診断や治療を含む指示内容(オーダ)を入力する。携帯型端末装置は、固定設置型端末装置とネットワーク接続され、上記指示内容を受信したことを所定方法で医療従事者に通知する。医療情報サーバは、固定設置型端末装置および携帯型端末装置とネットワーク接続されている。医療情報サーバは、上記指示内容を受信させるべき携帯型端末装置を設定する。医療情報サーバは、当該設定された携帯型端末装置に上記指示内容を通知する。
【0004】
医療情報サーバは、監視手段と、検出手段と、送信手段とを有する。監視手段は、上記指示内容が新規入力されたかあるいは変更入力されたかについて、固定設置型端末装置を監視する。検出手段は、監視手段によって監視された固定設置型端末装置による新規入力または変更入力の指示内容を検出する。送信手段は、検出手段によって検出された指示内容を、受信させるべきと設定された携帯型端末装置に送信する。
【0005】
このように、特許文献1の医療情報システムでは、医師は、固定設置型端末装置を用いて、医療情報サーバに格納されたオーダ(オーダ情報)を変更できる。具体的には、固定設置型端末装置は、医師が変更を希望するオーダを医療情報サーバから取得し、かつ、当該オーダを表示する。医師は、固定設置型端末装置を操作して、オーダを変更する。医師は、固定設置型端末装置をさらに操作して、変更後のオーダを医療情報サーバに送信する。変更されたオーダは、医療情報サーバによって検出され、かつ、医療情報サーバによって所定の携帯型端末装置に通知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-72828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
輸液ポンプ、シリンジポンプ等のオーダ情報に基づき動作する薬液投与ポンプが、病室、手術室等で利用されている。特に手術室では、緊急を要するため、医師から医療従事者に対して口頭でオーダ情報(詳しくは、オーダ情報に含まれる流量等の処方データ)の変更が指示されることがある。この場合、医療従事者は、薬液投与ポンプを直に操作して、薬液投与ポンプに記憶されているオーダ情報を変更することになる。
【0008】
このような場合、医療従事者は、処方データの変更内容を記録することが求められている。そのため、医療従事者は、たとえば変更内容を手書きでメモしておき、後からサーバ等の情報処理装置に変更内容を記録させている。このように、口頭でオーダ情報の変更が指示されると、医療従事者にとって手間がかかる。
【0009】
本開示は、看護師等の医療従事者が医師から口頭でオーダ情報の変更指示を受けた場合において、医療従事者による変更内容の記録作業を省略することが可能な薬液投与システム、端末装置、および情報処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示のある局面に従うと、薬液投与システムは、サーバ装置と、サーバ装置と通信する端末装置と、端末装置と通信する薬液投与ポンプとを備える。サーバ装置は、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を記憶している。端末装置は、オーダ情報をサーバ装置から取得する。端末装置は、オーダ情報の取得後に処方オーダを変更する入力を受け付けると、入力に基づいて、サーバ装置から取得したオーダ情報に含まれる処方オーダを変更する。端末装置は、変更後の処方オーダを含むオーダ情報を薬液投与ポンプに送信する。端末装置は、処方オーダの変更内容をサーバ装置に通知する。薬液投与ポンプは、所定の操作を受け付けると、変更後の処方オーダに基づき動作する。サーバ装置は、通知された変更内容を記憶する。
(【0011】以降は省略されています)

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