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公開番号2025110092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003827
出願日2024-01-15
発明の名称薬剤秤量装置
出願人株式会社タカゾノ
代理人個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20250718BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】処方データが示す服用回数が分包機の最大分割包数を超える場合に対処可能な薬剤秤量装置を提供する。
【解決手段】薬剤秤量装置は、秤量部と、記憶部と、制御部と、を備える。秤量部は、薬剤を秤量する。記憶部は、調剤データと、分包機の最大分割包数に応じて設定された基準値と、を記憶する。制御部は、秤量対象としての選択を受け付けた調剤データに分包が必要な薬剤が含まれ、かつ、当該薬剤の服用回数が基準値を超えることが、秤量対象の調剤データの選択に係る処理を一時停止する条件の1つとして設定されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
薬剤を秤量する秤量部と、
調剤データと、分包機の最大分割包数に応じて設定された基準値と、を記憶する記憶部と、
秤量対象としての選択を受け付けた前記調剤データに分包が必要な薬剤が含まれ、かつ、当該薬剤の服用回数が前記基準値を超えることが、秤量対象の前記調剤データの選択に係る処理を一時停止する条件の1つとして設定されている制御部と、
を備えることを特徴とする薬剤秤量装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記調剤データを分割する指示を受け付けた場合、前記薬剤の服用回数が前記基準値を超えないように当該調剤データを分割し、前記一時停止を解除することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項3】
請求項2に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記調剤データの分割に際して、分割包数の候補を提示して、当該候補の選択を受け付け、
前記制御部が提示する分割包数の候補には、前記基準値が含まれることを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項4】
請求項3に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、分割包数の候補として、更に、前記分包機の最大分割包数として採用される数値を提示することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項5】
請求項2に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、日数を用いて前記調剤データを分割することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項6】
請求項5に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、入力又は選択された日数を用いて前記調剤データを分割することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項7】
請求項2に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、服用時点を用いて前記調剤データを分割することを特徴とする薬剤秤量装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、調剤データに基づいて薬剤を秤量する薬剤秤量装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、薬剤秤量装置を開示する。特許文献1の薬剤秤量装置は、処方データに含まれる薬剤を秤量して秤量値を記憶する。薬剤秤量装置で秤量された薬剤は、分包機によって個別に包装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-280916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分包機には、1回の処理で分包できる包数の上限値である最大分割包数が設定されている。処方データが示す服用回数が分包機の最大分割包数を超える場合、分包機はこの処方データの薬剤を1回の処理で分包できないため、複数回に分けて分包する必要がある。そのため、薬剤の秤量についても複数回に分けて行う必要がある。特許文献1には、分包機の最大分割包数を考慮した処理について記載されていない。
【0005】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、処方データが示す服用回数が分包機の最大分割包数を超える場合に対処可能な薬剤秤量装置を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本発明の観点によれば、以下の構成の薬剤秤量装置が提供される。即ち、薬剤秤量装置は、秤量部と、記憶部と、制御部と、を備える。前記秤量部は、薬剤を秤量する。前記記憶部は、調剤データと、分包機の最大分割包数に応じて設定された基準値と、を記憶する。前記制御部は、秤量対象としての選択を受け付けた前記調剤データに分包が必要な薬剤が含まれ、かつ、当該薬剤の服用回数が前記基準値を超えることが、秤量対象の前記調剤データの選択に係る処理を一時停止する条件の1つとして設定されている。
【0008】
これにより、分包機を用いて分包できない分量の薬剤が秤量されることを抑制できる。
【0009】
前記の薬剤秤量装置においては、前記制御部は、前記調剤データを分割する指示を受け付けた場合、前記薬剤の服用回数が前記基準値を超えないように当該調剤データを分割し、前記一時停止を解除することが好ましい。
【0010】
これにより、該当する薬剤の秤量を開始できるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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