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公開番号2025110096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003831
出願日2024-01-15
発明の名称薬剤秤量装置
出願人株式会社タカゾノ
代理人個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20250718BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】薬剤の名称が特定されない状態で秤量が開始されることを抑制可能な薬剤秤量装置を提供する。
【解決手段】薬剤秤量装置は、薬剤と当該薬剤を識別可能な識別情報とを対応付けた情報を含む薬剤データベースを記憶するか当該薬剤データベースにアクセス可能である。薬剤秤量装置は、秤量部と、制御部と、を備える。秤量部は、薬剤を秤量する。制御部は、薬剤容器から取得した識別情報と薬剤データベースに記憶した識別情報とに基づいて薬剤容器に収容される薬剤を特定し、特定された薬剤を秤量対象の薬剤として選択する。薬剤容器から取得した識別情報が薬剤データベースに登録されていないことが、秤量対象の薬剤の選択に係る処理を一時停止する条件の1つとして設定されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
薬剤と当該薬剤を識別可能な識別情報とを対応付けた情報を含む薬剤データベースを記憶するか当該薬剤データベースにアクセス可能な薬剤秤量装置において、
薬剤を秤量する秤量部と、
薬剤容器から取得した前記識別情報と前記薬剤データベースに含まれる前記識別情報とに基づいて前記薬剤容器に収容される薬剤を特定し、特定された薬剤を秤量対象の薬剤として選択する制御部と、
を備え、
前記薬剤容器から取得した前記識別情報が前記薬剤データベースに登録されていないことが、秤量対象の薬剤の選択に係る処理を一時停止する条件の１つとして設定されていることを特徴とする薬剤秤量装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
請求項１に記載の薬剤秤量装置であって、
調剤データに関する情報を表示する表示部を備え、
前記制御部は、前記調剤データを受信する処理を行い、
前記制御部は、前記薬剤容器から取得した前記識別情報が前記薬剤データベースに登録されていない場合、前記調剤データに含まれる薬剤の名称を前記表示部に表示させるとともに、薬剤の名称の選択を受け付け、
前記制御部は、選択された薬剤の名称に基づいて秤量対象の薬剤を選択するとともに、秤量対象として選択された薬剤と、前記薬剤容器から取得した前記識別情報と、を対応付けて前記薬剤データベースを更新する処理を行い、前記一時停止を解除することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項３】
請求項２に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記薬剤容器から取得した前記識別情報が前記薬剤データベースに登録されていない場合、前記調剤データに含まれる薬剤のうち、未秤量の薬剤の名称のみを、前記表示部に表示させることを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項４】
請求項２に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記薬剤データベースを更新する処理を行うとともに、秤量対象として選択された薬剤の秤量を開始することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項５】
請求項４に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記薬剤データベースを更新する処理を行うとともに、前記薬剤容器から前記識別情報を再度取得することなく、秤量対象として選択された薬剤の秤量を開始することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項６】
請求項１に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記調剤データを受信せずに秤量を行う際において、前記薬剤容器から取得した前記識別情報が前記薬剤データベースに登録されていない場合、取得した前記識別情報を前記薬剤データベースに登録することなく未登録の薬剤として秤量を開始するか否かの選択を受け付け、
前記制御部は、未登録の薬剤として秤量を開始することが選択された場合、前記一時停止を解除し、秤量を開始することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項７】
請求項６に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、秤量の完了後、未登録の薬剤として秤量結果を記録することを特徴とする薬剤秤量装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、主として、調剤データに基づいて薬剤を秤量する薬剤秤量装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、薬剤秤量装置を開示する。特許文献１の薬剤秤量装置は、薬瓶のバーコードを用いてデータベースを検索して薬剤の名称を特定可能である。薬剤秤量装置は、バーコードリーダで薬瓶のバーコードが読み取られた場合に、正しい薬瓶が読み取られたか否かを照合する。薬剤秤量装置は、正しいバーコードが読み取られた場合に秤量画面を表示する。その後、秤量画面を用いて薬剤の秤量が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－２８０９１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
薬瓶等に付されるバーコードは変更されることがある。バーコードが変更されてその旨がデータベースに反映されていない場合、薬剤秤量装置は、秤量対象の薬剤を特定できない。そのため、薬剤が特定されない状態で秤量が開始される可能性がある。
【０００５】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、薬剤が特定されない状態で秤量が開始されることを抑制可能な薬剤秤量装置を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【０００６】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【０００７】
本発明の観点によれば、以下の構成の薬剤秤量装置が提供される。即ち、薬剤秤量装置は、薬剤と当該薬剤を識別可能な識別情報とを対応付けた情報を含む薬剤データベースを記憶するか当該薬剤データベースにアクセス可能である。薬剤秤量装置は、秤量部と、制御部と、を備える。前記秤量部は、薬剤を秤量する。前記制御部は、薬剤容器から取得した識別情報と前記薬剤データベースに記憶した前記識別情報とに基づいて前記薬剤容器に収容される薬剤を特定し、特定された薬剤を秤量対象の薬剤として選択する。前記薬剤容器から取得した前記識別情報が前記薬剤データベースに登録されていないことが、秤量対象の薬剤の選択に係る処理を一時停止する条件の１つとして設定されている。
【０００８】
秤量対象の薬剤が特定されていない場合に薬剤の秤量が開始されることを抑制できる。
【０００９】
前記の薬剤秤量装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記薬剤秤量装置は、表示部を備える。前記表示部は、調剤データに関する情報を表示する。前記制御部は、前記調剤データを受信する処理を行う。前記制御部は、前記薬剤容器から取得した前記識別情報が前記薬剤データベースに登録されていない場合、前記調剤データに含まれる薬剤の名称を前記表示部に表示させるとともに、薬剤の名称の選択を受け付ける。前記制御部は、選択された薬剤の名称に基づいて秤量対象の薬剤を選択するとともに、秤量対象として選択された薬剤と、前記薬剤容器から取得した前記識別情報と、を対応付けて前記薬剤データベースを更新する処理を行い、前記一時停止を解除する。
【００１０】
調剤者が手入力で薬剤の名称等を入力しなくても秤量対象の薬剤を選択することができるため、手間を軽減できる。また、秤量対象の薬剤の選択に係る処理をキャンセルすることなく、薬剤データベースを更新することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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