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公開番号
2025057872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167682
出願日
2023-09-28
発明の名称
推定装置、及び推定方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G16H
20/60 20180101AFI20250402BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】調理品に含まれる調理由来の油量をより簡単に推定することが可能な装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明の一つの実施形態に係る推定装置10は、プロセッサ11を備え、調理品に含まれる調理由来の油量を推定する。プロセッサ11は、調理中における調理器具の温度、調理中における調理器具内の液体の温度、及び、調理器具内への食材投入による調理器具の温度又は液体の温度の変化度合いのうち、少なくとも一つを示す温度情報を取得し、取得された温度情報に基づいて、上記の油量を推定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサを備え、調理品に含まれる調理由来の油量を推定する推定装置であって、
前記プロセッサは、
調理中における調理器具の温度、調理中における前記調理器具内の液体の温度、及び、前記調理器具内への食材投入による前記調理器具の温度又は前記液体の温度の変化度合いのうち、少なくとも一つを示す温度情報を取得し、
取得された前記温度情報に基づいて、前記油量を推定する、推定装置。
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【請求項2】
前記プロセッサは、前記調理品の調理の開始に伴う調理場の変化が検知された時点以降に取得された前記温度情報に基づいて、前記油量を推定する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項3】
調理場の複数のエリアで調理が行われている場合に、前記プロセッサは、前記エリア毎に前記油量を推定し、前記エリア毎の前記油量の合計値を算出する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、調理場において前記調理器具の上方位置に設置された温度センサの出力信号を受信し、前記出力信号に基づいて前記温度情報を取得する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記油量の推定結果を、前記調理品が調理された時間帯と関連付けて記憶装置に記憶する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、取得された前記温度情報に基づいて、前記調理品の調理方法を推定し、推定された前記調理方法と対応する油量を特定することで前記油量を推定する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記調理器具の温度及び前記液体の温度を示す前記温度情報を取得し、
前記調理器具の温度又は前記液体の温度が所定値未満である場合、前記油量が第1油量であると推定し、
前記調理器具の温度又は前記液体の温度が所定値以上である場合、前記変化度合いを示す前記温度情報を取得し、
前記変化度合いが所定の大きさ以下である場合には、前記油量が第2油量であると推定し、
前記変化度合いが前記所定の大きさを超える場合には、前記油量が第3油量であると推定する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項8】
調理品に含まれる調理由来の油量を推定する推定方法であって、
プロセッサにより、調理中における調理器具の温度、調理中における前記調理器具内の液体の温度、及び、前記調理器具内への食材投入による前記調理器具の温度又は前記液体の温度の変化度合いのうち、少なくとも一つを示す温度情報を取得し、
プロセッサにより、取得された前記温度情報に基づいて、前記油量を推定する、推定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、推定装置、及び推定方法に係り、特に、調理品に含まれる調理由来の油量を推定する推定装置、及び推定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
食生活の管理を支援する技術は、これまでにも開発されており、その一例としては、特許文献1に記載の技術が挙げられる。特許文献1に記載の技術は、対象者の購入食品情報及び食生活情報を取得し、購入食品情報から、購入食品の栄養成分情報を抽出し、購入食品の栄養成分情報と対象者の食生活情報から対象者の栄養摂取量を推定する。これにより、対象者が摂取した栄養成分を精度よく推定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/044696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、日常の食生活において、脂質の過剰摂取は、健康上のリスクにつながる可能性があるため、健康管理の一環として、日々の食事にて摂取する油量を精度良く把握することは重要である。特に、調理の過程で使用される油の量、換言すると、調理品に含まれる調理由来の油の量については、1日における油の摂取量を適正範囲内に収める観点で、正確な値を取得する必要がある。
【0005】
一方で、特許文献1に記載の技術のように、購入食品情報や食生活情報を逐次収集することは、手間を要し、ユーザ(食生活管理の対象となる者)に対して情報収集の負荷を強いることになる。そのため、より簡単に、調理品に含まれる調理由来の油量を推定することができる技術の開発が期待されている。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、調理品に含まれる調理由来の油量をより簡単に推定することが可能な装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明の推定装置によれば、プロセッサを備え、調理品に含まれる調理由来の油量を推定する推定装置であって、プロセッサは、調理中における調理器具の温度、調理中における調理器具内の液体の温度、及び、調理器具内への食材投入による調理器具の温度又は液体の温度の変化度合いのうち、少なくとも一つを示す温度情報を取得し、取得された温度情報に基づいて、油量を推定することにより解決される。
上記の推定装置によれば、調理品に含まれる調理由来の油量を、取得された温度情報に基づいて、簡単に推定することができる。
【0008】
また、上記の推定装置において、プロセッサは、調理品の調理の開始に伴う調理場の変化が検知された時点以降に取得された温度情報に基づいて、油量を推定すると、好適である。
上記の構成によれば、調理開始時点以降に取得された温度情報を用いて、調理品に含まれる調理由来の油量を適切に推定することができる。
【0009】
また、上記の推定装置において、調理場の複数のエリアで調理が行われている場合に、プロセッサは、エリア毎に油量を推定し、エリア毎の油量の合計値を算出すると、より好適である。
上記の構成では、調理場における複数のエリアで、それぞれ調理が行われている場合に、それぞれのエリアで作られる調理品の油量を推定し、その合計値を算出する。これにより、複数のエリアで作られた複数の調理品を摂取する場合に、調理由来の油量の総量(合計値)を求め、それを食生活管理に反映することができる。
【0010】
また、上記の推定装置において、プロセッサは、調理場において調理器具の上方位置に設置された温度センサの出力信号を受信し、出力信号に基づいて温度情報を取得すると、さらに好適である。
上記の構成によれば、調理品に含まれる調理由来の油量を推定するために必要な温度情報を、温度センサを利用して適切に取得することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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