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公開番号
2025066292
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175773
出願日
2023-10-11
発明の名称
手術管理システム1
出願人
HITOTSU株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G16H
40/20 20180101AFI20250416BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】患者情報を把握して、患者の個人情報を含まない手術予定データを得ることができる手術管理システムを提供する。
【解決手段】手術管理システム1は、患者名を含む手術予定画像が入力される手術予定画像入力部3と、手術予定画像から、手術予定データを抽出するための手術予定データ抽出部5であって、手術予定データは、患者名を含まないものと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
手術管理システム(1)であって、
患者名を含む手術予定画像が入力される手術予定画像入力部(3)と、
前記手術予定画像から、手術予定データを抽出するための手術予定データ抽出部(5)であって、前記手術予定データは、前記患者名を含まないものと、
を含む手術管理システム(1)。
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【請求項2】
請求項1に記載の手術管理システム(1)であって、
患者に関する用語である患者関連語を記憶した患者関連語記憶部(7)をさらに有し、
前記手術予定データ抽出部(5)は、
前記手術予定画像に含まれる文字である画像内文字を抽出する文字抽出部(9)と、
前記画像内文字と前記患者関連語が一致するか照合する患者関連語照合部(11)と、
を有し、
前記画像内文字のうち、前記患者関連語と一致した文字である画像内患者関連語が表題とされる行部分又は列部分に含まれるものを前記手術予定データに含ませない、
手術管理システム1。
【請求項3】
請求項2に記載の手術管理システム(1)であって、
医師の氏名を記憶した医師名記憶部(13)をさらに有し、
前記手術予定データ抽出部(5)は、
前記画像内文字と前記医師名記憶部(13)が記憶した前記医師の氏名が一致するか照合する医師名照合部(15)をさらに有し、
前記手術管理システム(11)は、
前記医師名照合部(15)が、前記画像内文字のうち、前記患者関連語と一致した文字である画像内患者関連語が表題とされる行部分又は列部分に含まれるものが、前記医師の氏名と一致したと判断した場合に、警告を出力する警告出力部(17)をさらに有する、
手術管理システム(1)。
【請求項4】
請求項1に記載の手術管理システム(1)であって、
患者の氏名を記憶した患者名記憶部(19)をさらに有し、
前記手術予定データ抽出部(5)は、
前記手術予定画像に含まれる文字である画像内文字を抽出する文字抽出部(9)と、
前記画像内文字と前記患者名記憶部(19)が記憶した前記患者の氏名が一致するか照合する患者名照合部(21)と、
を有し、
前記画像内文字のうち、前記患者の氏名と一致した文字である画像内患者氏名を前記手術予定データに含ませない、
手術管理システム(1)。
【請求項5】
請求項1に記載の手術管理システム(1)であって、
手術予定情報を含む印刷物を撮影し、前記患者名を含む手術予定画像を得るための撮影部(23)をさらに有する、手術管理システム(1)。
【請求項6】
請求項1に記載の手術管理システム(1)であって、
手術予定データ抽出部(5)が抽出した手術予定データを用いて、カレンダーを更新するカレンダー更新部(25)をさらに有する、手術管理システム1。
【請求項7】
請求項1に記載の手術管理システム(1)であって、
術式名又は手術名と関連して報酬点数を記憶する報酬点数記憶部(27)と、
前記手術予定データに、術式名又は手術名が含まれる場合、当該術式名又は手術名に関連した報酬点数を前記報酬点数記憶部(27)から読み出す報酬点数読出し部(29)をさらに有する。
手術管理システム(1)。
【請求項8】
コンピュータを、手術管理システム(1)であって、
患者名を含む手術予定画像が入力される手術予定画像入力部(3)と、
前記手術予定画像から、手術予定データを抽出するための手術予定データ抽出部(5)であって、前記手術予定データは、前記患者名を含まないものと、
を含む手術管理システム(1)として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
医療機器管理システムであって、
医療機器に関する情報を記憶した医療機器関連情報記憶部であって、前記医療機器に関する情報は、医療機器の製品名、及び医療機器の製品名と関連する医療機器関連語を含むものと、
文字情報が入力される文字情報入力部と、
入力された前記文字情報に、前記医療機器の製品名又は前記医療機器関連語と一致する語である一致語があるか照合する医療機器照合部と、
前記医療機器照合部が、前記一致語があると判断した場合に、前記一致語を含む文と、前記一致語と関連する前記医療機器に関する情報とを出力する医療機器情報出力部と、
を含む、医療機器管理システム。
【請求項10】
請求項9に記載の医療機器管理システムであって、
前記医療機器に関する情報は、前記医療機器の使用開始日、耐用年数、メーカー、及び購入価格のうちいずれか1つ以上をさらに含む、医療機器管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、手術管理システム1に関する。より詳しく説明すると、この発明は、患者情報を秘匿化できる手術管理システム1に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2010-194101号公報には、手術管理システム1が記載されている。この手術管理システム1は、患者情報を記憶するデータベースを備えた手術を管理するシステムである。データベースは、患者毎の禁忌情報が記憶される。そして、この手術管理システム1は、禁忌情報を基に、手術全体工程を管理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-194101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、OCR処理で、手術予定情報を読み取ろうとすると、患者の氏名等の情報も併せて、読み取られることとなる。手術予定情報は、取引業者等へも提供されることがあるので、患者の個人情報が、流出してしまうという問題がある。そこで、この発明は、患者の個人情報を含まない手術予定データを得ることができる手術管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、基本的には、患者名を含む手術予定画像から患者名部分を把握したうえで、患者名を含まない手術予定データを用いれば、患者の個人情報を伏した状態で、手術を管理できるという知見に基づく。
【0006】
第1の発明は、手術管理システム1に関する。
この手術管理システム1は、手術予定画像入力部3と、手術予定データ抽出部5とを有する。
手術予定画像入力部3は、患者名を含む手術予定画像が入力されるための要素である。
手術予定データ抽出部5は、手術予定画像から、手術予定データを抽出するための要素である。そして、手術予定データは、患者名を含まない。もっとも、手術予定画像から、患者名を含んだ情報を抽出しておき、出力した情報を出力する際に、患者名を含まないようにした場合、その出力データが手術予定データである。
【0007】
第1の発明の好ましい例は、患者関連語記憶部7をさらに有する。そして、手術予定データ抽出部5は、文字抽出部9と、患者関連語照合部11をさらに有する。
患者関連語記憶部7は、患者に関する用語である患者関連語を記憶する要素である。
文字抽出部9は、手術予定画像に含まれる文字である画像内文字を抽出するための要素である。
患者関連語照合部11は、画像内文字と患者関連語が一致するか照合するための要素である。
手術予定データ抽出部5は、画像内文字のうち、患者関連語と一致した文字である画像内患者関連語が表題とされる行部分又は列部分に含まれるものを手術予定データに含ませないように、手術予定画像から、手術予定データを抽出する。
【0008】
第1の発明の好ましい例は、医師名記憶部13、及び警告出力部17をさらに有する。
そして、手術予定データ抽出部5は、医師名照合部15をさらに有する。
医師名記憶部13は、医師の氏名を記憶するための要素である。
医師名照合部15は、画像内文字と医師名記憶部13が記憶した医師の氏名が一致するか照合するための要素である
警告出力部17は、医師名照合部15が、画像内文字のうち、患者関連語と一致した文字である画像内患者関連語が表題とされる行部分又は列部分に含まれるものが、医師の氏名と一致したと判断した場合に、警告を出力するための要素である。
この構成を有するので、患者名として誤って医師の氏名が含まれてしまった場合、医師の氏名の方に患者の氏名が抽出されてしまった恐れがあるとして、警告を出力して注意を喚起することができる。
【0009】
第1の発明の好ましい例は、患者名記憶部19をさらに有する。そして、手術予定データ抽出部5は、患者名照合部21をさらに有する。
患者名記憶部19は、患者の氏名を記憶するための要素である。
患者名照合部21は、画像内文字と患者名記憶部19が記憶した患者の氏名が一致するか照合するための要素である。
手術予定データ抽出部5は、患者の氏名と一致した文字である画像内患者氏名を手術予定データに含ませないように、手術予定画像から、手術予定データを抽出する。
【0010】
第1の発明の好ましい例は、撮影部23をさらに有する。
撮影部23は、手術予定情報を含む印刷物を撮影し、患者名を含む手術予定画像を得るための要素である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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