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公開番号2025056582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166153
出願日2023-09-27
発明の名称オンライン診療システム
出願人合同会社フォース
代理人個人,個人
主分類G16H 10/60 20180101AFI20250401BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者および医療機関の双方の利便性を向上することができる。
【解決手段】依頼者の医療データを記憶する管理サーバ2と、オンライン診療の依頼者(患者)が使用する依頼者端末3と、複数の医療機関のそれぞれで使用される複数の医療機関端末4とを備えたオンライン診療システム1であって、依頼者端末3は、医療データの項目毎に開示許可を指示し、管理サーバ2は、開示許可の指示に従って、医療データの項目毎に開示許可を設定し、医療データのうち、開示許可された項目に係る医療データのみを医療機関端末の表示部で表示可能とし、医療機関端末は、開示許可されていない医療データの開示許可を要求することができる。
【選択図】図17


特許請求の範囲【請求項1】
依頼者の医療データを記憶する管理サーバと、依頼者が使用する依頼者端末と、複数の医療機関のそれぞれで使用される複数の医療機関端末とを備えたオンライン診療システムであって、
前記依頼者端末は、
前記医療データの項目毎に開示許可を指示する開示指示部を備え、
前記管理サーバは、
前記開示指示部の指示に従って、前記医療データの項目毎に開示許可を設定する開示許可設定部と、
前記医療データのうち、開示許可された項目に係る医療データのみを前記医療機関端末の表示部で表示可能にする表示制御部と、
前記医療機関端末は、
前記開示許可されていない医療データの開示許可を要求する開示要求部を備えた
オンライン診療システム。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記医療機関端末は、
前記依頼者についての所定の医療検査を依頼する検査依頼部を備え、
前記管理サーバは、
前記医療検査の依頼があった場合に、依頼者端末を介して、該当する依頼者に当該医療検査が実施可能な検査用の医療機関を提示する提示部と、
請求項1記載のオンライン診療システム。
【請求項3】
前記開示許可設定部は、前記医療検査の依頼元の医療機関端末に対し、当該医療検査の結果を含む医療データの開示許可を設定する
請求項2記載のオンライン診療システム。
【請求項4】
前記開示要求部は、
前記開示許可されていない医療データのうち、過去の医療検査の結果を含む医療データの開示許可を要求する
請求項3記載のオンライン診療システム。
【請求項5】
前記医療機関端末は、
依頼者が参照できない秘密情報としての所定の伝達情報を他の医療機関端末との間で送受信する伝達情報送受信部を備えた
請求項2から4のいずれか1つに記載のオンライン診療システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、たとえば、情報通信機器を通して遠隔で診療行為を行うための、オンライン診療システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オンライン診療に関し、個人の医療記録を記憶するためのシステムの一例として、ディスプレイシステムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1記載の従来のシステムでは、個人(患者)の医療記録が患者によって所有されており、患者が医療記録と関連付けられたアクセス権限を設定することができる構成である。医師などの保健医療提供者が使用するウェアラブルデバイスは、アクセス権限に基づいて、患者の医療記録の一部にアクセスし、認可された医療記録を表示することができる。
【0003】
しかしながら、従来のシステムでは、診療行為を実施するにあたって必要な全ての医療記録が開示されているとは限らず、医師が求めるものに対して開示された医療記録が不足する場合がある。このような場合、診療行為を適切に実施することができず、患者および医療機関(医療従事者)の双方にとって不便かつ不都合である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-505675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上述の問題に鑑みて、患者および医療機関の双方の利便性を向上させることができる、オンライン診療システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、依頼者の医療データを記憶する管理サーバと、依頼者が使用する依頼者端末と、複数の医療機関のそれぞれで使用される複数の医療機関端末とを備えたオンライン診療システムであって、前記依頼者端末は、前記医療データの項目毎に開示許可を指示する開示指示部を備え、前記管理サーバは、前記開示指示部の指示に従って、前記医療データの項目毎に開示許可を設定する開示許可設定部と、前記医療データのうち、開示許可された項目に係る医療データのみを前記医療機関端末の表示部で表示可能にする表示制御部と、前記医療機関端末は、前記開示許可されていない医療データの開示許可を要求する開示要求部を備えたオンライン診療システムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明により、患者および医療機関の双方の利便性を向上させることができる、オンライン診療システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明のオンライン診療システムの構成の一例を示す説明図。
開示許可設定画面の画面構成の説明図。
依頼者側ホーム画面の画面構成の説明図。
医師検索画面の画面構成の説明図。
診療依頼情報入力画面の画面構成の説明図。
診療依頼情報確認画面の画面構成の説明図。
チャットリスト表示画面の画面構成の説明図。
連絡事項リスト表示画面の画面構成の説明図。
チャット画面の画面構成の説明図。
検査依頼通知画面の画面構成の説明図。
検査機関選択画面の画面構成の説明図。
検査予約画面の画面構成の説明図。
検査結果通知画面の画面構成の説明図。
医療機関側ホーム画面の画面構成の説明図。
医療データ表示画面の画面構成の一例を示す説明図。
医用画像を表示した場合の医療データ表示画面の画面構成の一例を示す説明図。
医療データの開示要求を行う場合の医療データ表示画面の画面構成の一例を示す説明図。
検査結果の開示要求を行う場合の医療データ表示画面の画面構成の一例を示す説明図。
検査依頼を行う場合の医療データ表示画面の画面構成の一例を示す説明図。
診療メモを表示した場合の医療データ表示画面の画面構成の一例を示す説明図。
伝達情報表示画面の画面構成の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明のオンライン診療システムは、患者が自宅に居ながらオンラインで医師の診療を受けることができるものであり、複数の医師の診療をも受けられるものである。したがって、セカンドオピニオンを受けることもできれば、専門分野の異なる複数の医師を患者の医師団として指定し、各専門分野の医師の知見を合わせたオンライン診療を受けるといったこともできる。このオンライン診療システムによるオンライン診療は、メタバース上で行うことが好ましいが、映像と音声を用いたオンライン会議やチャット機能を利用したような形で行うこともできる。以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
【0010】
図1は、オンライン診療システム1のシステム構成の一例を示すブロック図である。オンライン診療システム1は、医師(医療従事者)と患者との間における遠隔診療(以下「オンライン診療」という。)サービスを提供またはサポートするためのシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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