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公開番号2025064595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174481
出願日2023-10-06
発明の名称医療支援装置
出願人日本光電工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G16H 70/00 20180101AFI20250410BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】経験が浅い医療従事者であっても適切に手術を進められることを支援可能な医療支援装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一つのプロセッサ321と、プロセッサ321が実行可能な少なくとも一つの命令を記憶するメモリ322と、を備える医療支援装置30である。少なくとも一つの命令がプロセッサ321により実行されると、医療支援装置30は、過去に行われた手術に関する過去全体所要時間情報と、過去に行われた手術において患者に行われた投薬のタイミングを示すタイミング情報を少なくとも含む投薬情報および過去に行われた手術における患者の生体情報の推移を示す推移情報の少なくとも一つを含む過去補助情報と、を含む過去手術情報を取得し、過去手術情報に基づいて、予想手術スケジュール情報と、予想投薬情報および予想推移情報の少なくとも一つを含む予想補助情報と、を生成し、予想手術スケジュール情報と、予想補助情報と、を含む表示データを生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも一つのプロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な少なくとも一つの命令を記憶するメモリと、を備える医療支援装置であって、
少なくとも一つの前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記医療支援装置は、
過去に行われた手術に関する過去全体所要時間情報と、前記過去に行われた手術において患者に行われた投薬のタイミングを示すタイミング情報を少なくとも含む投薬情報および前記過去に行われた手術における前記患者の生体情報の推移を示す推移情報の少なくとも一つを含む過去補助情報と、を含む過去手術情報を取得し、
前記過去手術情報に基づいて、予想手術スケジュール情報と、予想投薬情報および予想推移情報の少なくとも一つを含む予想補助情報と、を生成し、
前記予想手術スケジュール情報と、前記予想補助情報と、を含む表示データを生成する、医療支援装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記過去手術情報は、前記投薬情報を含み、
前記投薬情報は、前記タイミング情報と、前記過去に行われた手術において患者に投薬された薬の内容を示す内容情報および前記薬の用量を示す用量情報の少なくとも一つと、を含み、
前記表示データは、前記予想手術スケジュール情報と、前記投薬情報に基づいて生成された前記予想投薬情報と、を含む、請求項１に記載の医療支援装置。
【請求項３】
前記表示データは、前記予想推移情報を含み、
前記予想推移情報は、前記生体情報が示す値が異常値となる時点を示す予想異常時点情報を含む、請求項１または請求項２に記載の医療支援装置。
【請求項４】
前記予想推移情報は、前記予想異常時点情報が示す時点における前記患者の異常の種類を示す異常種類情報を含む、請求項３に記載の医療支援装置。
【請求項５】
前記過去手術情報は、前記予想手術スケジュール情報に対応する手術の患者を示す患者情報と、前記手術に関与する医療従事者を示す医療従事者情報と、の少なくとも一つに基づいて取得される、請求項１または請求項２に記載の医療支援装置。
【請求項６】
前記患者情報は、患者の年齢を示す年齢情報、前記患者の性別を示す性別情報および前記患者の既往歴を示す既往歴情報の少なくとも一つを含む、請求項５に記載の医療支援装置。
【請求項７】
前記医療従事者情報は、医療従事者の所属を示す所属情報、前記医療従事者の種別を示す種別情報および前記医療従事者の現在行われている手術に関する経験情報の少なくとも一つを含む、請求項５に記載の医療支援装置。
【請求項８】
前記予想手術スケジュール情報に対応する手術に関与する医療従事者を示す医療従事者情報であって、前記医療従事者の種別を示す種別情報を含む複数の前記医療従事者情報を取得し、
前記種別情報に基づいて、前記医療従事者ごとのサブ予想手術スケジュール情報を生成し、
前記表示データは、前記サブ予想手術スケジュール情報を含む、請求項１または請求項２に記載の医療支援装置。
【請求項９】
前記過去手術情報は、前記過去に行われた手術に含まれる処置ごとの所要時間を示す過去所要時間情報を含み、
前記過去所要時間情報に基づいて、前記処置の所要時間を示す予想所要時間情報を生成し、
前記予想手術スケジュール情報は、前記予想手術スケジュール情報に対応する処置ごとの前記予想所要時間情報を含む、請求項１または請求項２に記載の医療支援装置。
【請求項１０】
前記予想所要時間情報は、前記過去に行われた手術に含まれる処置の所要時間の中央値である、請求項９に記載の医療支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、医療支援装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、手術スケジュールにリアルタイム手術情報を関連付けた手術スケジュール画面をモニタに表示させる外科支援システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－００２４７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、手術には高度な医療技術が求められ、また手術中は様々な処置を行う必要がありうる。このため、適切に手術を行うには、医療従事者に一定程度の経験が求められることがありうる。そこで、手術のスケジュールを予め決めておくことが考えられるが、経験が浅い医療従事者であっても適切に手術を進めることができるようにしたいというニーズも存在する。
【０００５】
本開示は、経験が浅い医療従事者であっても適切に手術を進められることを支援可能な医療支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成するための一態様に係る医療支援装置は、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な少なくとも一つの命令を記憶するメモリと、を備える医療支援装置であって、
少なくとも一つの前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記医療支援装置は、
過去に行われた手術に関する過去全体所要時間情報と、前記過去に行われた手術において患者に行われた投薬のタイミングを示すタイミング情報を少なくとも含む投薬情報および前記過去に行われた手術における前記患者の生体情報の推移を示す推移情報の少なくとも一つを含む過去補助情報と、を含む過去手術情報を取得し、
前記過去手術情報に基づいて、予想手術スケジュール情報と、予想投薬情報および予想推移情報の少なくとも一つを含む予想補助情報と、を生成し、
前記予想手術スケジュール情報と、前記予想補助情報と、を含む表示データを生成する。
【０００７】
上記構成に係る医療支援装置によれば、過去全体所要時間情報と、投薬情報と推移情報の少なくとも一つを含む過去補助情報と、を含む過去手術情報に基づいて生成した予想手術スケジュール情報と、予想投薬情報および予想推移情報の少なくとも一つを含む予想補助情報と、を含む表示データが生成される。このため、医療従事者は、このような表示データを視認することで、予想手術スケジュール情報のみならず予想投薬情報および予想推移情報の少なくとも一つも認識することができる。したがって、上記構成に係る医療支援装置によれば、経験が浅い医療従事者であっても適切に手術を進められることを支援することができる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、経験が浅い医療従事者であっても適切に手術を進められることを支援可能な医療支援装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本開示の一実施形態（以下、本実施形態とも称する）に係る医療支援システムを例示する概略図である。
図２は、過去手術情報の一例を示す図である。
図３は、患者情報の一例を示す図である。
図４は、医療従事者情報の一例を示す図である。
図５は、第一実施例に係る医療支援方法を例示するフローチャート図である。
図６は、予想処置スケジュール情報が表示されている画像の一例を示す図である。
図７は、予想投薬情報が表示されている画像の一例を示す図である。
図８は、各医療従事者に係るサブ予想手術スケジュール情報が表示されている画像の一例を示す図である。
図９は、第二実施例に係る医療支援方法を例示するフローチャート図である。
図１０は、更新された予想処置スケジュール情報が表示されている画像の一例を示す図である。
図１１は、更新されたサブ予想手術スケジュール情報が表示されている画像の一例を示す図である。
図１２は、第三実施例における報知方法を例示するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施形態の一例について図面を参照しながら説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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