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公開番号
2025073660
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184623
出願日
2023-10-27
発明の名称
血液浄化装置、その制御方法、およびプログラム
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61M
1/36 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】返血時に動脈側血液回収量および静脈側血液回収量をユーザが設定することなく、適切な量を返血することが可能な血液浄化装置、その制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】血液浄化装置は、血液浄化器100と、動脈側血液回路130と、動脈側血液回路130と、静脈側血液回路140と、静脈側血液回路140と、静脈側血液センサ240bと、血液ポンプ131と、制御部と、記憶部と、を備える。制御部は、返血時に静脈側血液センサ240bが血液未検知状態になるまで血液ポンプ131を駆動し、静脈側血液センサ240bが血液未検知状態となったとき、記憶部に記憶する静脈側血液回路140の容量だけ血液ポンプ131を駆動して置換液20を静脈側血液回路140に供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
血液浄化器と、
前記血液浄化器に接続される動脈側血液回路と、
前記血液浄化器に接続される静脈側血液回路と、
前記静脈側血液回路に設けられ、血液を検知可能な静脈側血液センサと、
前記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、
前記静脈側血液センサからの入力に応じて、前記血液ポンプを少なくとも制御する制御部と、
前記静脈側血液回路における前記静脈側血液センサより患者側の静脈側回路容量を少なくとも記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
返血時に前記静脈側血液センサが血液未検知状態になるまで前記血液ポンプを駆動し、前記静脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、前記記憶部に記憶する前記静脈側回路容量だけ前記血液ポンプを駆動して置換液を前記静脈側血液回路に供給する、血液浄化装置。
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【請求項2】
前記動脈側血液回路に設けられ、血液を検知可能な動脈側血液センサをさらに備え、
前記記憶部は、前記動脈側血液回路における前記動脈側血液センサより患者側の動脈側回路容量を記憶し、
前記制御部は、
返血時に前記動脈側血液センサが血液未検知状態になるまで前記血液ポンプを駆動し、前記動脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、前記記憶部に記憶する前記動脈側回路容量だけ前記血液ポンプを駆動して置換液を前記動脈側血液回路に供給する、請求項1に記載の血液浄化装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記静脈側血液回路の種類に応じて前記静脈側回路容量を記憶することが可能である、請求項1に記載の血液浄化装置。
【請求項4】
前記記憶部は、前記動脈側血液回路の種類に応じて前記動脈側回路容量を記憶することが可能である、請求項2に記載の血液浄化装置。
【請求項5】
前記静脈側血液回路の種類の情報を少なくとも入力することが可能な入力部をさらに備え、
前記制御部は、
前記入力部に入力された前記静脈側血液回路の種類の情報に基づき、使用されている前記静脈側血液回路の種類を特定し、特定した種類の前記静脈側回路容量を前記記憶部から読み出す、請求項3に記載の血液浄化装置。
【請求項6】
前記動脈側血液回路の種類の情報を少なくとも入力することが可能な入力部をさらに備え、
前記制御部は、
前記入力部に入力された前記動脈側血液回路の種類の情報に基づき、使用されている前記動脈側血液回路の種類を特定し、特定した種類の前記動脈側回路容量を前記記憶部から読み出す、請求項4に記載の血液浄化装置。
【請求項7】
血液浄化器と、前記血液浄化器に接続される動脈側血液回路と、前記血液浄化器に接続される静脈側血液回路と、前記静脈側血液回路に設けられ、血液を検知可能な静脈側血液センサと、前記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、前記静脈側血液センサからの入力に応じて、前記血液ポンプを少なくとも制御する制御部と、前記静脈側血液回路における前記静脈側血液センサより患者側の静脈側回路容量を少なくとも記憶する記憶部と、を備える血液浄化装置の制御方法であって、
前記静脈側回路容量を前記記憶部から読み出すステップと、
返血時に前記静脈側血液センサが血液未検知状態になるまで前記血液ポンプを駆動するステップと、
前記静脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、前記記憶部に記憶する前記静脈側回路容量だけ前記血液ポンプを駆動して置換液を前記静脈側血液回路に供給するステップを含む、血液浄化装置の制御方法。
【請求項8】
血液浄化器と、前記血液浄化器に接続される動脈側血液回路と、前記血液浄化器に接続される静脈側血液回路と、前記静脈側血液回路に設けられ、血液を検知可能な静脈側血液センサと、前記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、前記静脈側血液センサからの入力に応じて、前記血液ポンプを少なくとも制御する制御部と、前記静脈側血液回路における前記静脈側血液センサより患者側の静脈側回路容量を少なくとも記憶する記憶部と、を備える血液浄化装置の前記制御部で実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記静脈側回路容量を前記記憶部から読み出すステップと、
返血時に前記静脈側血液センサが血液未検知状態になるまで前記血液ポンプを駆動するステップと、
前記静脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、前記記憶部に記憶する前記静脈側回路容量だけ前記血液ポンプを駆動して置換液を前記静脈側血液回路に供給するステップを含む、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は、血液浄化装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2016-047473号公報(特許文献1)には、返血の終盤に応じた動作および作業を行わせることができる血液浄化装置が開示されている。特許文献1に開示される血液浄化装置においては、動脈側血液回路または静脈側血液回路を流れる血液の有無を検出し得る血液判別手段と、返血時に血液判別手段で検出された血液の有無に基づいて置換液による置換の終了が近い状態である返血の終盤を認識し得る認識手段とを備えたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-047473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に開示される血液浄化装置においては、認識手段が返血時に血液判別手段で検出された血液の有無に基づいて置換液による置換が終了に近い状態であることを認識することができる。しかしながら、返血時(血液回収時)に動脈側血液回収量および静脈側血液回収量はユーザの設定に依存しており、ユーザが設定を誤ると返血不足になってしまったり、置換液が患者の体内に入ってしまったりする虞があった。
【0005】
そこで、本開示では、上記の課題を解決することであり、返血時に動脈側血液回収量および静脈側血液回収量をユーザが設定することなく、適切な量を返血することが可能な血液浄化装置、その制御方法、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]血液浄化器と、上記血液浄化器に接続される動脈側血液回路と、上記血液浄化器に接続される静脈側血液回路と、上記静脈側血液回路に設けられ、血液を検知可能な静脈側血液センサと、上記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、上記静脈側血液センサからの入力に応じて、上記血液ポンプを少なくとも制御する制御部と、上記静脈側血液回路における前記静脈側血液センサより患者側の静脈側回路容量を少なくとも記憶する記憶部と、を備え、上記制御部は、返血時に上記静脈側血液センサが血液未検知状態になるまで上記血液ポンプを駆動し、上記静脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、上記記憶部に記憶する上記静脈側回路容量だけ上記血液ポンプを駆動して置換液を上記静脈側血液回路に供給する。
【0007】
このように構成された血液浄化装置によれば、制御部が、返血時に静脈側血液センサが血液未検知状態になるまで血液ポンプを駆動し、静脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、記憶部に記憶する静脈側回路容量だけ血液ポンプを駆動して置換液を静脈側血液回路に供給するので適切な量を返血することができる。また、この場合に、上記血液浄化装置は、ユーザの設定ミスによる溢水および血液の回収不足を防ぐことができるとともに、ユーザ設定自体を不要にしてユーザの負担を軽減することができる。
【0008】
[2]上記動脈側血液回路に設けられ、血液を検知可能な動脈側血液センサをさらに備え、上記記憶部は、上記動脈側血液回路における前記動脈側血液センサより患者側の動脈側回路容量を記憶し、上記制御部は、返血時に上記動脈側血液センサが血液未検知状態になるまで上記血液ポンプを駆動し、上記動脈側血液センサが血液未検知状態となったとき、上記記憶部に記憶する上記動脈側回路容量だけ上記血液ポンプを駆動して置換液を上記動脈側血液回路に供給する、[1]に記載の血液浄化装置。
【0009】
このように構成された血液浄化装置によれば、動脈側血液回路についても適切な量を返血することができる。
【0010】
[3]上記記憶部は、上記静脈側血液回路の種類に応じて上記静脈側回路容量を記憶することが可能である、[1]または[2]に記載の血液浄化装置。
(【0011】以降は省略されています)
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