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公開番号2025058634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168682
出願日2023-09-28
発明の名称グアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A61K 31/155 20060101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】良好な化学的安定性を有するグアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤を提供すること。
【解決手段】有効成分としてのグアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤であって、グアンファシン塩酸塩の、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積50%粒子径D50が、30~60μmである徐放性固形製剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
有効成分としてのグアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤であって、グアンファシン塩酸塩の、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積50%粒子径D
50
が、30~60μmである徐放性固形製剤。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
グアンファシン塩酸塩が、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積50%粒子径D
50
が30~60μmであり、累積90%粒子径D
90
が60~100μmである粒子径分布を有する、請求項1記載の徐放性固形製剤。
【請求項3】
グアンファシン塩酸塩が、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積10%粒子径D
10
が10~20μmであり、累積50%粒子径D
50
が30~60μmであり、累積90%粒子径D
90
が60~100μmである粒子径分布を有する、請求項1記載の徐放性固形製剤。
【請求項4】
添加剤として、ヒプロメロース、結晶セルロースおよび軽質無水ケイ酸から選択される少なくとも1つを含む、請求項1記載の徐放性固形製剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤に関し、とりわけ、経時安定性に優れたグアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
グアンファシン(N-アミジノ-2-(2,6-ジクロロフェニル)アセトアミド)は、選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬の一種であり、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)を治療するために用いられている。
【0003】
グアンファシンは塩酸塩の形態で簡便な漸増と、1日1回の投与回数とすることによる服薬コンプライアンスの維持のため、徐放性製剤が「インチュニブ(登録商標)」の名称で市販されている(非特許文献1)
【0004】
一方、特許文献1には、プレガバリン製剤に関してプレガバリンの粒子径を特定のものとすることにより、安定性を改善したことが開示されているが、その他の薬剤やグアンファシン塩酸塩についての記載はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/124358号
【非特許文献】
【0006】
インチュニブ(登録商標)1mg/インチュニブ(登録商標)3mg添付文書(第1版)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、非特許文献1のグアンファシン塩酸塩を含む固形製剤は、化学的安定性に改善の余地がある。
【0008】
そこで、本発明は、良好な化学的安定性を有する、グアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らが、上記課題を検討した結果、グアンファシン塩酸塩の粒子径を所定の範囲とすることにより、得られる徐放性固形製剤におけるグアンファシン塩酸塩の化学的安定性が向上することを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
すなわち、本発明は、
[1]有効成分としてのグアンファシン塩酸塩を含む徐放性固形製剤であって、グアンファシン塩酸塩の、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積50%粒子径D
50
が、30~60μmである徐放性固形製剤、
[2]グアンファシン塩酸塩が、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積50%粒子径D
50
が30~60μmであり、累積90%粒子径D
90
が60~100μmである粒子径分布を有する、上記[1]記載の徐放性固形製剤、
[3]グアンファシン塩酸塩が、レーザー回折・散乱法を用いて測定される、体積基準測定における累積10%粒子径D
10
が10~20μmであり、累積50%粒子径D
50
が30~60μmであり、累積90%粒子径D
90
が60~100μmである粒子径分布を有する、上記[1]記載の徐放性固形製剤、ならびに
[4]添加剤として、ヒプロメロース、結晶セルロースおよび軽質無水ケイ酸から選択される少なくとも1つを含む、上記[1]記載の徐放性固形製剤
に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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