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公開番号
2025068368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178218
出願日
2023-10-16
発明の名称
薬液投与ポンプおよび薬液投与ポンプの制御方法
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61M
5/142 20060101AFI20250421BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】適切なオーダ情報に基づき患者に薬剤を投与可能な薬液投与ポンプを提供する。
【解決手段】薬液投与ポンプは、ポンプ本体と、報知手段と、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を外部から取得する取得手段と、オーダ情報に基づきポンプ本体を動作させる制御手段とを備える。オーダ情報は、注射によって患者に投与される薬液の流量と、患者の体重と、薬液の濃度と、前記薬液の投与速度の設定範囲とを含む。薬液投与ポンプは、体重を変更する入力を受け付ける入力受付手段をさらに備える。制御手段は、体重が変更された場合、流量と濃度と変更後の体重とに基づき、投与速度を算出する。制御手段は、算出された投与速度が設定範囲に収まっていない場合、報知手段に所定の報知を実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
薬液投与ポンプであって、
ポンプ本体と、
報知手段と、
患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を外部から取得する取得手段と、
前記オーダ情報に基づき前記ポンプ本体を動作させる制御手段とを備え、
前記オーダ情報は、前記注射によって前記患者に投与される薬液の流量と、前記患者の体重と、前記薬液の濃度と、前記薬液の投与速度の設定範囲とを含み、
前記体重を変更する入力を受け付ける入力受付手段をさらに備え、
前記制御手段は、
前記体重が変更された場合、前記流量と前記濃度と前記変更後の体重とに基づき、前記投与速度を算出し、
算出された前記投与速度が前記設定範囲に収まっていない場合、前記報知手段に所定の報知を実行させる、薬液投与ポンプ。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記流量は、単位時間当たりの容積として規定され、かつ、前記投与速度は、単位時間かつ単位体重当たりの質量で規定されており、
前記制御手段は、
前記体重が変更された場合、前記流量と前記濃度と前記変更後の体重とを用いて、前記投与速度を算出する、請求項1に記載の薬液投与ポンプ。
【請求項3】
前記入力受付手段は、前記流量の変更をさらに受け付け、
前記制御手段は、
前記流量と前記体重とが変更された場合、前記変更後の流量と前記濃度と前記変更後の体重とを用いて、前記投与速度を算出する、請求項2に記載の薬液投与ポンプ。
【請求項4】
前記オーダ情報は、前記患者の身長をさらに含み、
前記入力受付手段は、前記身長の変更をさらに受け付け、
前記投与速度は、単位時間かつ単位体表面積当たりの質量で規定されており、
前記制御手段は、
前記体重と前記身長とが変更された場合、前記変更後の体重と前記変更後の身長とを用いて前記患者の体表面積を算出し、
前記流量と前記濃度と前記体表面積とを用いて、前記投与速度を算出する、請求項1に記載の薬液投与ポンプ。
【請求項5】
薬液投与ポンプの制御方法であって、
前記薬液投与ポンプのプロセッサが、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を外部から取得するステップと、
前記プロセッサが、前記オーダ情報に基づき前記薬液投与ポンプのポンプ本体を動作させるステップとを備え、
前記オーダ情報は、前記注射によって前記患者に投与される薬液の流量と、前記患者の体重と、前記薬液の濃度と、前記薬液の投与速度の設定範囲とを含み、
前記プロセッサが、前記体重の値を変更する入力を受け付けるステップと、
前記体重が変更された場合、前記プロセッサが、前記流量と前記濃度と前記変更後の体重とに基づき、前記投与速度を算出するステップと、
算出された前記投与速度が前記設定範囲に収まっていない場合、前記プロセッサが、報知手段に所定の報知を実行させるステップとをさらに備える、薬液投与ポンプの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、薬液投与ポンプおよび薬液投与ポンプの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、薬液を患者に投与するためのシステムが知られている。たとえば、特開2003-225305号公報(特許文献1)には、このようなシステムとして、サーバと、移動端末と、輸液を患者に投与するための自動点滴装置と、患者が身に着けるリストバンドと、輸液が充填された点滴袋に貼付けられたラベルとを備えた点滴システムが開示されている。
【0003】
詳しくは、リストバンドには、患者IDを表すバーコードが印字されている。ラベルには、オーダIDを含むバーコードが印字されている。サーバは、点滴オーダ情報を記憶している。点滴オーダ情報は、患者ごとに付与される患者IDと、医師が作成する指示箋に基づいて患者に投与される輸液に対して付与されるオーダIDと、患者IDおよびオーダID以外の点滴の内容に関する情報とを含む。
【0004】
移動端末は、リストバンドのバーコードとラベルのバーコードとを当該移動端末に付属のバーコードリーダで読み取ることにより、患者IDとオーダIDとを取得する。移動端末は、取得した患者IDとオーダIDとの両方を有する特定の点滴オーダ情報を検索し、かつ、検索された特定の点滴オーダ情報をサーバから取得する。上記自動点滴装置は、上記移動端末と関連付けされ特定の点滴オーダ情報が検索された場合にのみ、点滴オーダ情報に基づいて点滴を開始することができるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-225305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された自動点滴装置等の薬液投与ポンプを用いて、たとえばミタゾラムのように、投与速度(単位時間かつ単位体重当たりの質量)の範囲が規定されている薬液を患者に投与する場合がある。このような薬液の場合には、オーダ情報は、流量(単位時間当たりの投与量)に加えて、患者の体重の情報と、薬液(薬剤)の投与速度の設定範囲とを含む。
【0007】
ところで、患者の体重は変動しやすい。それゆえ、上記のような薬剤を投与するためのオーダ情報を外部から取得する薬液投与ポンプにおいて、オーダ情報に含まれる患者の体重を薬液投与ポンプにおいて更新できれば、医療従事者にとっての利便性が増す。その一方で、体重の数値を変更した場合、投与速度が設定範囲に収まらない虞もある。
【0008】
本開示は、適切なオーダ情報に基づき患者に薬剤を投与可能な薬液投与ポンプおよび薬液投与ポンプの制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のある局面に従うと、薬液投与ポンプは、ポンプ本体と、報知手段と、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を外部から取得する取得手段と、オーダ情報に基づきポンプ本体を動作させる制御手段とを備える。オーダ情報は、注射によって患者に投与される薬液の流量と、患者の体重と、薬液の濃度と、薬液の投与速度の設定範囲とを含む。薬液投与ポンプは、体重を変更する入力を受け付ける入力受付手段をさらに備える。制御手段は、体重が変更された場合、流量と濃度と変更後の体重とに基づき、投与速度を算出する。制御手段は、算出された投与速度が設定範囲に収まっていない場合、報知手段に所定の報知を実行させる。
【0010】
薬液投与ポンプの制御方法は、薬液投与ポンプのプロセッサが、患者に対する注射の処方オーダを含むオーダ情報を外部から取得するステップと、プロセッサが、オーダ情報に基づき薬液投与ポンプのポンプ本体を動作させるステップとを備える。オーダ情報は、注射によって患者に投与される薬液の流量と、患者の体重と、薬液の濃度と、薬液の投与速度の設定範囲とを含む。薬液投与ポンプの制御方法は、プロセッサが、体重の値を変更する入力を受け付けるステップと、体重が変更された場合、プロセッサが、流量と濃度と変更後の体重とに基づき、投与速度を算出するステップと、算出された投与速度が設定範囲に収まっていない場合、プロセッサが、報知手段に所定の報知を実行させるステップとをさらに備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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