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公開番号2025062613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2022034533
出願日2022-03-07
発明の名称音声出力装置、音声出力方法
出願人ソニーグループ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04R 1/32 20060101AFI20250408BHJP(電気通信技術)
要約【課題】映像と音声の再生位置を一致させ、より快適な視聴環境を提供する。
【解決手段】音声出力装置は、映像表示面に向けて配置される指向性スピーカーである第1スピーカーと、少なくとも第1スピーカーより広い指向性とされた第2スピーカーと、音声信号処理部を備える。音声信号処理部は、映像表示面に表示させる映像と共に出力する音声信号の高周波数帯域側の信号成分を抽出して、第1スピーカーに供給する第1音声信号とする。また映像表示面に表示させる映像と共に出力する音声信号の前記第1音声信号より低周波数帯域側を含む信号成分を抽出し、遅延処理を行って、第2スピーカーに供給する第2音声信号とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
映像表示面に向けて配置される指向性スピーカーである第1スピーカーと、
少なくとも前記第1スピーカーより広い指向性とされた第2スピーカーと、
前記映像表示面に表示させる映像と共に出力する音声信号の高周波数帯域側の信号成分を抽出して、前記第1スピーカーに供給する第1音声信号とし、前記映像表示面に表示させる映像と共に出力する音声信号の前記第1音声信号より低周波数帯域側を含む信号成分を抽出し、遅延処理を行って、前記第2スピーカーに供給する第2音声信号とする音声信号処理部と、を備えた
音声出力装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記映像表示面に向けて映像投影を行う投影部を備えた
請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項3】
前記第1スピーカーは前記投影部による映像の投影方向に対して音声出力するように配置される
請求項2に記載の音声出力装置。
【請求項4】
前記第2スピーカーは無指向性スピーカーである
請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項5】
前記第1スピーカーとして左チャネルと右チャネルを含む複数チャネルのスピーカーが設けられ、
左チャネルの前記第1スピーカーは、前記映像表示面の左方領域に向けて固定配置され、
右チャネルの前記第1スピーカーは、前記映像表示面の右方領域に向けて固定配置されている
請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項6】
前記音声信号処理部による前記遅延処理の遅延時間を、前記映像表示面との間の距離に関する検出情報に基づいて設定する調整制御部を備えた
請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項7】
前記調整制御部は、測距センサの検出情報に基づいて、前記遅延時間を設定する
請求項6に記載の音声出力装置。
【請求項8】
前記調整制御部は、前記映像表示面に向けて映像投影を行う投影部による投影映像のフォーカス制御に用いるフォーカス情報の検出情報に基づいて、前記遅延時間を設定する
請求項6に記載の音声出力装置。
【請求項9】
前記調整制御部は、前記第1音声信号と、前記第1音声信号を前記第1スピーカーから出力した音声についてマイクロフォンで集音した音声信号との時間差の検出情報に基づいて、前記遅延時間を設定する
請求項6に記載の音声出力装置。
【請求項10】
前記音声信号処理部は、前記第1音声信号の音圧周波数特性の調整処理が可能とされ、
前記音声信号処理部による前記調整処理の音圧周波数特性を設定する調整制御部を備えた
請求項1に記載の音声出力装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は映像と共に再生させる音声を出力する音声出力装置、音声出力方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
壁やスクリーンなどに映像を投影するプロジェクターにおいて、映像と同時に再生する音声に関する技術として、下記特許文献1がある。これは、画面の近傍に配置したオーディオ装置において特定チャネル、例えばサラウンドチャネルの放射音を画面や壁や天井などから、視聴者の位置に反射させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10863276号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モバイルプロジェクター、或いはポータブルプロジェクターと呼ばれる映像投影と音声再生を一体化した機器がある。音再生機能を内蔵しているため、ユーザはこのようなプロジェクターを任意の場所に設置するのみで映画などのコンテンツを映像と音声を伴って体験することが可能である。
【0005】
ところがプロジェクター本体内のスピーカーから音声が出力されるため、プロジェクターが投影映像の表示面と離れて配置されていると、映像と音声の再生位置が異なり、ユーザに違和感を生じさせる場合がある。
また、別体のスピーカーから音出力を行う場合でも、音声の定位が映像表示面上とはならないことで違和感を生じさせることもある。
【0006】
そこで本技術は、映像と音声の再生位置を一致させ、ユーザが臨場感のある映像及び音声の体験ができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術に係る音声出力装置は、映像表示面に向けて配置される指向性スピーカーである第1スピーカーと、少なくとも前記第1スピーカーより広い指向性とされた第2スピーカーと、前記映像表示面に表示させる映像と共に出力する音声信号の高周波数帯域側の信号成分を抽出して、前記第1スピーカーに供給する第1音声信号とし、前記映像表示面に表示させる映像と共に出力する音声信号の前記第1音声信号より低周波数帯域側を含む信号成分を抽出し、遅延処理を行って、前記第2スピーカーに供給する第2音声信号とする音声信号処理部と、を備える。
この構成により、映像に付随する音声のうちで、第1スピーカーから高域側の音声が出力され、映像表示面に反射されて視聴者に達し、また低域側の音声が遅延されて視聴者に達することになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本技術の第1の実施の形態のプロジェクター使用状態の説明図である。
比較例のプロジェクター使用状態の説明図である。
実施の形態の出力音声の高域特性と中低域特性の説明図である。
実施の形態のプロジェクターの外観例の説明図である。
実施の形態のプロジェクターの外観例の説明図である。
実施の形態のハース効果の説明図である。
実施の形態のモノラルチャネルの例の説明図である。
実施の形態の3チャネルの例の説明図である。
実施の形態の高域音声の放射角の説明図である。
実施の形態の音声出力装置のブロック図である。
実施の形態のキャリブレーション処理のフローチャートである。
実施の形態に適用できる位相干渉型狭指向性スピーカーの説明図である。
実施の形態に適用できるパラボリック型狭指向性スピーカーの説明図である。
実施の形態に適用できる超音波型狭指向性スピーカーの説明図である。
第2の実施の形態の短焦点プロジェクターの使用状態の説明図である。
第2の実施の形態の短焦点プロジェクターのスピーカー構成の説明図である。
第3の実施の形態のバー状スピーカーの使用状態の説明図である。
第3の実施の形態のバー状スピーカーのスピーカー構成の説明図である。
第4の実施の形態の天井設置型プロジェクターの斜視図である。
第4の実施の形態の天井設置型プロジェクターの使用状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.第1の実施の形態:ポータブルプロジェクター>
<2.第2の実施の形態:短焦点プロジェクター>
<3.第3の実施の形態:バー状スピーカー>
<4.第4の実施の形態:天井設置型プロジェクター>
<5.まとめ及び変型例>
【0010】
<1.第1の実施の形態:ポータブルプロジェクター>
第1の実施の形態として、図1にはプロジェクター1を用いた映像コンテンツの視聴状態を示している。この場合のプロジェクター1は、ポータブルプロジェクター或いはモバイルプロジェクターなどとして呼ばれる比較的小型の装置であるとしている。
(【0011】以降は省略されています)

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