特許ウォッチ

公開番号2025062267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171211
出願日2023-10-02
発明の名称情報処理装置、駐車スペース設定方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/14 20060101AFI20250407BHJP(信号)
要約【課題】対象車両の駐車スペースに空きがない場合や対象車両の駐車スペースを増やしたい場合に新たな駐車スペースを適切に調整する。
【解決手段】情報処理装置100は、投影部200を制御して画像を投影させる制御部110を備え、制御部110は、予め定められた識別情報を有しない車両である非対象車両を駐車可能な非対象駐車スペースの位置に関する情報を取得し、予め定められた識別情報を有する車両である対象車両の新規専用駐車スペースであることを示す駐車位置画像を非対象駐車スペースの位置に投影させるよう投影部200を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
投影部を制御して画像を投影させる制御部を備え、
前記制御部は、
予め定められた識別情報を有しない車両である非対象車両を駐車可能な非対象駐車スペースの位置に関する情報を取得し、
前記予め定められた識別情報を有する車両である対象車両の新規専用駐車スペースであることを示す駐車位置画像を前記非対象駐車スペースの位置に投影させるよう前記投影部を制御する、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記対象車両に関する所定の条件を満たしたと判定した場合に、前記投影部に前記駐車位置画像を投影させる、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記制御部は、
前記駐車位置画像が投影された前記新規専用駐車スペースに前記対象車両が駐車されたことを検知した後に、前記専用駐車スペースから前記対象車両が出庫したことを検知したら、前記投影部に前記駐車位置画像の投影を終了させる、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記制御部は、
前記非対象車両が前記新規専用駐車スペースから所定の距離以内に接近したことを検知したら、
警告画像を前記投影部に投影させる、
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記対象車両が駐車場に入場したことが前記制御部に検知された場合に前記所定の条件が満たされる、
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記対象車両の専用駐車スペースに空きがないことが前記制御部に検知された場合に前記所定の条件が満たされる、
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記対象車両が駐車場に入場したこと及び前記対象車両の専用駐車スペースに空きがないことが前記制御部に検知された場合に前記所定の条件が満たされる、
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記制御部は、
駐車されていない隣り合う２つ以上の前記非対象駐車スペースに跨る第１位置、又は、駐車されていない前記非対象駐車スペースを含む所定面積以上の領域を有する第２位置に、前記駐車位置画像を投影させる、
請求項１から７のいずれか１項に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記対象車両は、身障者用車両、高齢者用車両又は大型車両であり、
前記制御部は、
それぞれの前記対象車両が駐車可能なサイズの前記駐車位置画像を、前記第１位置又は前記第２位置に投影させる、
請求項８に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
投影部を制御して画像を投影させる制御部が、
予め定められた識別情報を有しない車両である非対象車両を駐車可能な非対象駐車スペースの位置に関する情報を取得し、
前記予め定められた識別情報を有する車両である対象車両の新規専用駐車スペースであることを示す駐車位置画像を前記非対象駐車スペースの位置に投影させるよう前記投影部を制御する、
駐車スペース設定方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、駐車スペース設定方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、駐車場での駐車を支援するシステムが開発されてきている。例えば、特許文献１には、駐車場の場内の空き具合等を勘案して、適切な駐車位置への誘導を行なうことが可能な駐車支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－１７８７１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されている駐車支援システムでは、入場車両の車種を判別して、当該車種に対応する駐車スペースの空き位置を検索し、検索した空き位置と当該車両の現在位置とにより算出される駐車スペースに誘導することができる。しかし、駐車スペースに空きがなかった場合又は駐車スペースを増やしたい場合にはこのような駐車支援をすることが困難であった。
【０００５】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、対象車両の駐車スペースに空きがない場合や対象車両の駐車スペースを増やしたい場合に新たな駐車スペースを適切に調整することができる情報処理装置、駐車スペース設定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の一態様は、
投影部を制御して画像を投影させる制御部を備え、
前記制御部は、
予め定められた識別情報を有しない車両である非対象車両を駐車可能な非対象駐車スペースの位置に関する情報を取得し、
前記予め定められた識別情報を有する車両である対象車両の新規専用駐車スペースであることを示す駐車位置画像を前記非対象駐車スペースの位置に投影させるよう前記投影部を制御する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、対象車両の駐車スペースに空きがない場合や対象車両の駐車スペースを増やしたい場合に新たな駐車スペースを適切に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態に係る駐車スペース設定システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態に係る駐車スペース設定システムが設置された駐車場１階の一例の平面図である。
実施の形態に係る駐車スペース設定システムが設置された駐車場２階の一例の平面図である。
身障者用専用駐車スペースの方向を示す方向案内画像の一例を示す図である。
身障者用の臨時専用駐車スペースを示す駐車位置画像の一例を示す図である。
身障者用の臨時専用駐車スペースの方向を示す方向案内画像の一例を示す図である。
高齢者用の臨時専用駐車スペースを示す駐車位置画像の一例を示す図である。
高齢者用の臨時専用駐車スペースの方向を示す方向案内画像の一例を示す図である。
大型車両用の臨時専用駐車スペースを示す駐車位置画像の一例、及び、その方向を示す方向案内画像の一例を示す図である。
一般駐車スペースを縦方向に連結して設定される大型車両用の臨時専用駐車スペースを示す駐車位置画像の一例を示す図である。
一般駐車スペースを横方向及び縦方向に連結して設定される大型車両用の臨時専用駐車スペースを示す駐車位置画像の一例を示す図である。
実施の形態に係る入場車両検知処理のフローチャートの一例である。
実施の形態に係るガイド投影処理のフローチャートの一例である。
専用駐車スペースの位置を案内する位置案内画像の一例を示す図である。
専用駐車スペースが満車であることを示す満車画像の一例を示す図である。
実施の形態に係る臨時専用駐車スペース設定処理のフローチャートの一例である。
実施の形態に係る警告投影処理のフローチャートの一例である。
警告画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
実施の形態に係る駐車スペース設定システム等について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
【００１０】
（実施の形態）
実施の形態に係る駐車スペース設定システムは、対象車両の駐車スペースに空きがない場合であっても、一般車両用の駐車スペースが連続して空いているエリアを検索して、そこに臨時専用駐車スペースを示す画像を投影することにより、新たな駐車スペースを設定することができるシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許