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公開番号2025062053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025016612,2020218629
出願日2025-02-04,2020-12-28
発明の名称印刷装置及び印刷用カセット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類B41J 11/42 20060101AFI20250404BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷媒体の逆搬送時の不具合を抑制できる印刷装置を提供する。
【解決手段】本開示は、長尺状の印刷媒体を収容した印刷用カセットが着脱可能に収納される収納部と、搬送部と、印刷部と、切断部と、取得部と、制御部とを備える印刷装置である。制御部は、搬送部によって印刷媒体を印刷部から切断部まで搬送する搬送処理と、切断部によって印刷部位を未印刷部位から分離するように切断する切断処理と、取得部によって印刷用カセットから制御情報を取得する取得処理と、取得した制御情報に基づいて印刷媒体の逆搬送量を決定する決定処理と、印刷部位が分離された印刷媒体を決定した逆搬送量に基づいて切断部から印刷部に向かって逆搬送する逆搬送処理と、を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
長尺状の印刷媒体を収容した印刷用カセットが着脱可能に収納される収納部と、
前記印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
前記印刷媒体を切断する切断部と、
前記印刷用カセットから制御情報を取得する取得部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記搬送部によって、前記印刷媒体を前記印刷部から前記切断部まで搬送する搬送処理と、
前記切断部によって、前記印刷媒体のうち前記印刷部によって印刷された印刷部位を未印刷部位から分離するように切断する切断処理と、
前記取得部によって、前記収納部に収納された前記印刷用カセットから前記制御情報を取得する取得処理と、
取得した前記制御情報に基づいて前記印刷媒体の逆搬送量を決定する決定処理と、
前記搬送部によって、前記印刷部位が分離された前記印刷媒体を決定した前記逆搬送量に基づいて前記切断部から前記印刷部に向かって逆搬送する逆搬送処理と、
を実行する、印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御情報は、前記印刷用カセットが有する記憶部に記憶された情報であると共に、前記印刷媒体に応じて設定された前記逆搬送量に関する情報を含む、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記取得処理において取得する必要がある複数の情報のうち一部の情報が取得できない場合、前記逆搬送処理を実行しない、請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記取得処理において、前記制御情報に含まれる前記印刷媒体の消費量又は使用時間に関する使用情報を取得すると共に、
前記決定処理において、前記使用情報に基づく前記消費量又は前記使用時間が大きいほど、前記逆搬送量を小さくする、請求項2又は請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記取得処理において、前記制御情報に含まれる前記印刷媒体のカールし易さに関する媒体特性情報を取得すると共に、
前記決定処理において、前記媒体特性情報に基づく前記カールし易さが大きいほど、前記逆搬送量を小さくする、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記取得処理において前記制御情報に含まれる逆搬送の可否情報を取得すると共に、取得した前記可否情報が逆搬送禁止を示す場合、前記逆搬送処理を実行しない、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記収納部に収納された前記印刷用カセットを認証する認証処理を実行すると共に、前記印刷用カセットの認証が成功しない場合、前記逆搬送処理を実行しない、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項8】
長尺状の印刷媒体と、
前記印刷媒体を収容するケースと、
前記ケースの外部に前記印刷媒体を露出させると共に、前記印刷媒体の印刷が行われる開口部と、
前記印刷媒体が前記ケースの内部から前記開口部へ搬送される方向とは逆方向に、前記印刷媒体が逆搬送される際の逆搬送量に関する制御情報を記憶する記憶部と、
を備える、印刷用カセット。
【請求項9】
前記制御情報は、前記印刷媒体の消費量又は使用時間に関する使用情報を含む、請求項8に記載の印刷用カセット。
【請求項10】
前記制御情報は、前記印刷媒体のカールし易さに関する媒体特性情報を含む、請求項8又は請求項9に記載の印刷用カセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置及び印刷用カセットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
カセットに収容された長尺状の印刷媒体(つまり印刷用テープ)に印刷を行う印刷装置では、印刷部で印刷した後の印刷媒体を切断部へ搬送する。搬送された印刷媒体は切断部によって切断され、印刷部位が未印刷部位から分離される。
【0003】
このような印刷装置において、未印刷部位における余白を小さくして印刷媒体の消費を節約するために、切断後に印刷媒体を切断部から印刷部に向かって逆搬送する機構が知られている(特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-136473号公報
特開2016-036907号公報
特開2019-098687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した印刷装置において、余白低減のために逆搬送量を大きくし過ぎると、搬送又は印刷ができない位置まで印刷媒体が移動してしまうおそれがある。また、印刷媒体の特性、使用状況等によっては、逆搬送時に印刷装置の搬送機構に不具合が発生するおそれがある。
【0006】
本開示の一局面は、印刷媒体の逆搬送時の不具合を抑制できる印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、長尺状の印刷媒体を収容した印刷用カセットが着脱可能に収納される収納部と、印刷媒体を搬送する搬送部と、印刷媒体に印刷を行う印刷部と、印刷媒体を切断する切断部と、印刷用カセットから制御情報を取得する取得部と、制御部と、を備える印刷装置である。
【0008】
制御部は、搬送部によって、印刷媒体を印刷部から切断部まで搬送する搬送処理と、切断部によって、印刷媒体のうち印刷部によって印刷された印刷部位を未印刷部位から分離するように切断する切断処理と、取得部によって、収納部に収納された印刷用カセットから制御情報を取得する取得処理と、取得した制御情報に基づいて印刷媒体の逆搬送量を決定する決定処理と、搬送部によって、印刷部位が分離された印刷媒体を決定した逆搬送量に基づいて切断部から印刷部に向かって逆搬送する逆搬送処理と、を実行する。
【0009】
このような構成によれば、印刷用カセットに付与された制御情報に基づいて逆搬送量が決定されるので、印刷装置及び/又は印刷媒体の特性等に応じて印刷媒体の逆搬送量を調整できる。その結果、印刷媒体の逆搬送時の不具合を抑制できる。
【0010】
本開示の別の態様は、長尺状の印刷媒体と、印刷媒体を収容するケースと、ケースの外部に印刷媒体を露出させると共に、印刷媒体の印刷が行われる開口部と、印刷媒体がケースの内部から開口部へ搬送される方向とは逆方向に、印刷媒体が逆搬送される際の逆搬送量に関する制御情報を記憶する記憶部と、を備える印刷用カセットである。
(【0011】以降は省略されています)

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