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公開番号2025061771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025009937,2020061144
出願日2025-01-23,2020-03-30
発明の名称配管構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F24F 13/22 20060101AFI20250403BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】内径が小さい金属ドレン管を、樹脂ドレン管に容易に接続できる配管構造を提供する。
【解決手段】空気調和機から発生するドレンを排水する配管構造1であって、空気調和機に接続された金属ドレン管10と、金属ドレン管と接続された接続ユニット20と、接続ユニットと接続された樹脂断熱継手55と、発泡層82A,82Bを有し樹脂断熱継手と接続された樹脂ドレン管80A,80Bと、金属ドレン管と樹脂断熱継手との間に配置され、上流側の部分の内径よりも下流側の部分の内径が大きくなるように変換する拡径部45と、を備え、樹脂断熱継手は、接続ユニットと接続された第1接続部57と、樹脂ドレン管と接続された第2接続部58,59と、第1断熱層S3を備える本体部56と、を有し、接続ユニットは、金属ドレン管と接続された第3接続部24と、樹脂断熱継手の第1接続部と接続された第4接続部40と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の室内に設置された空気調和機から発生するドレンを排水する配管構造であって、
前記空気調和機に接続された金属ドレン管と、
前記金属ドレン管と接続された接続ユニットと、
前記接続ユニットと接続された樹脂断熱継手と、
発泡層を有し、前記樹脂断熱継手と接続された樹脂ドレン管と、
前記金属ドレン管と前記樹脂断熱継手との間に配置され、自身における上流側の部分の内径よりも自身における下流側の部分の内径が大きくなるように変換する拡径部と、
を備え、
前記樹脂断熱継手は、
前記接続ユニットと接続された第1接続部と、
前記樹脂ドレン管と接続された第2接続部と、
第1断熱層を備える本体部と、を有し、
前記接続ユニットは、
前記金属ドレン管と直接的又は間接的に接続された第3接続部と、
前記樹脂断熱継手の前記第1接続部と接続された第4接続部と、を有する配管構造。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記接続ユニットは、前記第3接続部と前記第4接続部とを接続する変換部を備える請求項1に記載の配管構造。
【請求項3】
前記金属ドレン管の内径が、12.7mm以下である請求項1又は2に記載の配管構造。
【請求項4】
前記金属ドレン管の長さが、1m以上20m以下である請求項1から3のいずれか一項に記載の配管構造。
【請求項5】
前記樹脂ドレン管が、前記建築物において、上下方向に互いに間隔を空けて配置された一対のスラブを貫通する一対の立管であり、
前記金属ドレン管が、前記一対の立管同士を接続している請求項1から4のいずれか一項に記載の配管構造。
【請求項6】
前記接続ユニットの外面に配置された第2断熱層を備える請求項1から5のいずれか一項に記載の配管構造。
【請求項7】
前記樹脂ドレン管は、
前記建築物の天井に支持された第1樹脂ドレン管と、
前記建築物のスラブを貫通する第2樹脂ドレン管と、を有し、
前記第1樹脂ドレン管と前記第2樹脂ドレン管とが互いに接続されている請求項1から6のいずれか一項に記載の配管構造。
【請求項8】
前記樹脂断熱継手が、他の配管構造に接続される第5接続部を備える請求項1から7のいずれか一項に記載の配管構造。
【請求項9】
前記接続ユニットは、
前記金属ドレン管及び前記第3接続部にそれぞれ接続されたドレンポンプと、
前記第3接続部及び前記第4接続部にそれぞれ接続された断熱可撓管と、
を備え、
前記拡径部は、前記ドレンポンプと前記樹脂断熱継手との間に配置されている請求項1に記載の配管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配管構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、空気調和システムを形成する空気調和機の室内機(以下、単に空気調和機と言う)は、天井埋込式あるいは天井吊り下げ式の場合、空気調和機から発生するドレンは、以下のように処理されている。すなわち、ドレンパン内に溜まったドレンは、ドレンポンプにより一旦ポンプアップされる。その後、天井裏に敷設された下り勾配のドレン管を使って、ドレンは自然流出方式により屋外へ排出される。
【0003】
ところが、空気調和機の設置場所によっては、ドレンポンプによりポンプアップしたドレンを自然流出方式により排出することが困難な場合が生ずる。例えば、天井裏には種々の構造物が存在している。このため、これら構造物の上方あるいは下方に、ドレン管を迂回させて敷設する必要がある。このとき、ドレンパンに付設されたドレンポンプの揚程だけでは揚程不足となる場合がある。また、自然流出方式を採用しようとしても、空気調和機の設置場所が、建築物の外壁から離れた場所にあると、自然流出方式を採用できない場合もある。
ここで、特許文献1には、12.7mm以下の細い金属管を用いてドレンをドレンポンプにより圧送することでドレン管に勾配を設けないことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2004/040201号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ドレン管としては、塩化ビニル樹脂等の樹脂製の発泡層付き排水管(樹脂ドレン管)が一般に用いられている。特許文献1の金属製のドレン管(金属ドレン管)では、樹脂製の排水管に接続するのが困難であった。
また、特許文献1の配管構造では、ドレン管内でドレンを圧送する。このため、ドレン管は一般的なドレン管よりも内径が小さく形成されており、一般的な排水管に接続するのが困難であった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、内径が比較的小さい金属ドレン管を、樹脂ドレン管に容易に接続することができる配管構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の配管構造は、建築物の室内に設置された空気調和機から発生するドレンを排水する配管構造であって、前記空気調和機に接続された金属ドレン管と、前記金属ドレン管と接続された接続ユニットと、前記接続ユニットと接続された樹脂断熱継手と、発泡層を有し、前記樹脂断熱継手と接続された樹脂ドレン管と、前記金属ドレン管と前記樹脂断熱継手との間に配置され、自身における上流側の部分の内径よりも自身における下流側の部分の内径が大きくなるように変換する拡径部と、を備え、前記樹脂断熱継手は、前記接続ユニットと接続された第1接続部と、前記樹脂ドレン管と接続された第2接続部と、第1断熱層を備える本体部と、を有し、前記接続ユニットは、前記金属ドレン管と直接的又は間接的に接続された第3接続部と、前記樹脂断熱継手の前記第1接続部と接続された第4接続部と、を有することを特徴としている。
【0008】
この発明によれば、空気調和機側から、金属ドレン管、接続ユニット、樹脂断熱継手、及び樹脂ドレン管が、この順で接続されている。その際に、接続ユニットの第3接続部が金属ドレン管と直接的又は間接的に接続される。接続ユニットの第4接続部が、樹脂断熱継手の第1接続部と接続される。樹脂断熱継手の第2接続部が、樹脂ドレン管と接続される。
例えば、金属ドレン管に、内径が12.7mm以下という、内径が比較的小さい管が用いられる場合であっても、拡径部は、自身における上流側の部分の内径よりも自身における下流側の部分の内径が大きくなるように変換する。これにより、樹脂ドレン管を含む、拡径部よりも下流側の構成の内径は、金属ドレン管の内径よりも大きくなる。この場合、一般的に内径が比較的大きい樹脂ドレン管に、接続ユニット及び樹脂断熱継手を介して金属ドレン管を接続しやすくなる。
従って、内径が比較的小さい金属ドレン管を、樹脂ドレン管に容易に接続することができる。
【0009】
また、前記配管構造において、前記接続ユニットは、前記第3接続部と前記第4接続部とを接続する変換部を備えてもよい。
この発明によれば、変換部により、金属ドレン管と樹脂ドレン管とをさらに容易に接続することができる。
【0010】
また、前記配管構造において、前記金属ドレン管の内径が、12.7mm以下であってもよい。
この発明によれば、内径が12.7mm以下という、内径が比較的小さい金属ドレン管を用いた場合であっても、金属ドレン管を樹脂ドレン管に容易に接続することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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