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公開番号2025061291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025005215,2021110597
出願日2025-01-15,2021-07-02
発明の名称反転ライニング装置
出願人RTI JAPAN パイプソリューションズ株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 63/36 20060101AFI20250403BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】一回の施工長さを規定することなく、且つ更生しようとする既設管の開口近くに設置可能な小型で安価な反転挿入装置を備えた反転ライニング装置を提供すること。
【解決手段】既設管の一端側に配置される反転挿入装置(4)と、反転挿入装置(4)に圧力流体を供給するための圧力流体供給源(8)と、既設管の他端側に配設される吸引装置(10)と、既設管を更生するライニング材(2)を備えた反転ライニング装置。ライニング材(2)は、反転挿入装置(4)の外側に扁平状に折りたたまれた状態に設置され、圧力流体供給源(8)からの圧力流体の圧力を利用して既設管の一端側から反転挿入される。この反転挿入の際に、折りたたまれたライニング材(2)は、第1導入開口を通して反転挿入装置(4)のハウジング本体(42)の圧力空間に導入されるとともに、吸引装置(10)は、既設管の他端側から吸引してライニング材(2)の反転挿入を助長する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
既設管の一端側に配置される反転挿入装置と、前記反転挿入装置の圧力空間に圧力流体を供給するための圧力流体供給源と、前記既設管の他端側に配設される吸引装置と、前記既設管の内周面を覆って更生するライニング材と、を備えた反転ライニング装置であって、
前記ライニング材は、前記反転挿入装置の外側に扁平状に折りたたまれた状態に設置され、前記反転挿入装置は、前記圧力空間を規定するハウジング本体を有し、前記ハウジング本体の一端側には、扁平状に折りたたまれた前記ライニング材の断面形状に対応した第1形状の第1導入開口が設けられており、前記ライニング材は、前記圧力流体供給源からの前記圧力流体の圧力を利用して前記既設管の一端側から反転挿入され、この反転挿入の際には、折りたたまれた前記ライニング材は、前記第1導入開口を通して前記ハウジング本体の前記圧力空間に導入されるとともに、前記吸引装置は、前記既設管の他端側から吸引して前記ライニング材の反転挿入を助長することを特徴とする反転ライニング装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記圧力流体供給源によって供給される圧力流体の圧力は0.1~0.2Mpであり、また前記吸引装置によって吸引される吸引圧力は0.03~0.07Mpであることを特徴とする請求項1に記載の反転ライニング装置。
【請求項3】
前記ライニング材の連結端部には引戻し部材が係脱自在に連結され、また前記反転挿入装置の一端側には開口変更構造が設けられ、前記開口変更構造は、扁平状に折りたたまれた前記ライニング材の断面形状に対応した前記第1形状の前記第1導入開口と前記引戻し部材の断面形状に対応した第2形状の第2導入開口とに変更可能に構成されており、
前記ライニング材を導入する反転挿入の前半においては、折りたたまれた前記ライニング材は前記開口変更構造の前記第1導入開口を通して前記ハウジング本体の前記圧力空間に導入され、また前記引戻し部材を導入する反転挿入の後半においては、前記引戻し部材が前記開口変更構造の前記第2導入開口を通して前記ハウジング本体の前記圧力空間に導入されることを特徴とする請求項1に記載の反転ライニング装置。
【請求項4】
前記ハウジング本体の前記一端側には端壁が設けられ、前記端壁に挿入開口が設けられており、また前記開口変更構造は、前記第1導入開口を有する第1取付部材と、前記第2導入開口を有する第2取付部材を含んでおり、
折りたたまれた前記ライニング材を導入するときには、前記ハウジング本体の前記端壁に前記第1取付部材が取り付けられ、前記第1取付部材の前記第1導入開口及び前記端壁の前記挿入開口を通して前記ライニング材が導入され、また前記引戻し部材を導入するときには、前記ハウジング本体の前記端壁に前記第2取付部材が取り付けられ、前記第2取付部材の前記第2導入開口及び前記端壁の前記挿入開口を通して前記引戻し部材が導入されることを特徴とする請求項3に記載の反転ライニング装置。
【請求項5】
前記ハウジング本体の前記端壁と前記第1取付部材との間には、前記第1取付部材の前記第1導入開口に対応する第3導入開口を有するシール部材が配設され、前記シール部材の前記第3導入開口は、前記第1取付部材の前記第1導入開口よりも小さく、前記シール部材の前記第3導入開口を規定する内周部位は、前記第1取付部材の前記第1導入開口より内周側に突出していることを特徴とする請求項4に記載の反転ライニング装置。
【請求項6】
前記開口変更構造は、前記第1導入開口を有し且つ前記ハウジング本体の前記一端側に設けられた端壁と、前記第2導入開口を有する開口変更部材とを含み、扁平状に折りたたまれた前記ライニング材を前記ハウジング本体の前記圧力空間に導入するときには、前記端壁の前記第1導入開口を通して前記ライニング材が導入され、前記引戻し部材を前記ハウジング本体の前記圧力空間に導入するときには、前記端壁に前記開口変更部材が取り付けられ、前記開口変更部材の前記第2導入開口及び前記端壁の前記第1導入開口を通して前記引戻し部材が導入されることを特徴とする請求項3に記載の反転ライニング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上水道管、下水道管、農業用水管、工事用水道管などの既設管を更生するために用いる反転ライニング装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
地中に埋設された既設管(例えば、上水道管、下水道管、農業用水管、工事用水道管など)が老朽化した場合、この管路を掘削することなく、管路の内周面にライニング材を覆って管路を更生するライニング装置(ライニング方法)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この反転ライニング装置(反転ライニング方法)では、ライニング材を既設管に反転挿入するための反転挿入装置が用いられる。この反転挿入装置は、繰出しロールを備えた圧力ハウジングを備え、この圧力ハウジング内の繰出しロールにライニング材が巻かれ、ライニング材として、例えば熱硬化性の樹脂を含浸させたものが用いられる。
【0004】
このライニング材を既設管に挿入するときには、圧力流体(例えば、圧縮空気)が圧力ハウジング内に供給され、この圧縮空気の圧力を利用してライニング材が反転されながら既設管に挿入される。このライニング材の反転挿入後は、ライニング材の内側に例えば高温の水蒸気が供給され、この水蒸気の熱により含浸された熱硬化性樹脂が硬化され、このようにしてライニング材が既設管の内周面に密着されて既設管の更生が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-1544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この反転ライニング装置(反転ライニング方法)では、ライニング材が反転挿入装置の圧力ハウジング内に収容され、この圧力ハウジング内に供給される圧力流体の圧力を利用してライニング材が反転されながら既設管内に挿入される構成であり、それ故に、既設管にライニング材を被覆する1回の作業長さは、圧力ハウジングの大きさに制限を受け、例えば内径50cmの既設管である場合に100m程度が限度である。そのために、長い作業区間の施工ができないという問題がある。
【0007】
また、反転挿入装置の圧力ハウジング内に圧力流体を供給する構成であり、それ故に、この圧力ハウジングを耐圧上、堅牢なものにする必要があることから、装置が大きく且つ重く高価なものになる。
【0008】
更に、反転挿入装置が大きく且つ重くなると、設置可能な場所が更生しようとする既設管の開口から離れた地上部分などに制約されことになる。反転ライニング工法を必要とされる管(既設管)が敷設されている管路上で、設置に制約を受ける装置は使い難いという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、一回の施工長さを規定することなく、且つ更生しようとする既設管の開口近くに設置可能な小型で安価な反転挿入装置を備えた反転ライニング装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の反転ライニング装置は、既設管の一端側に配置される反転挿入装置と、前記反転挿入装置の圧力空間に圧力流体を供給するための圧力流体供給源と、前記既設管の他端側に配設される吸引装置と、前記既設管の内周面を覆って更生するライニング材と、を備えた反転ライニング装置であって、
前記ライニング材は、前記反転挿入装置の外側に扁平状に折りたたまれた状態に設置され、前記反転挿入装置は、前記圧力空間を規定するハウジング本体を有し、前記ハウジング本体の一端側には、扁平状に折りたたまれた前記ライニング材の断面形状に対応した第1形状の第1導入開口が設けられており、前記ライニング材は、前記圧力流体供給源からの前記圧力流体の圧力を利用して前記既設管の一端側から反転挿入され、この反転挿入の際には、折りたたまれた前記ライニング材は、前記第1導入開口を通して前記ハウジング本体の前記圧力空間に導入されるとともに、前記吸引装置は、前記既設管の他端側から吸引して前記ライニング材の反転挿入を助長することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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