TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025060684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024217687,2023015478
出願日2024-12-12,2019-07-02
発明の名称動きベクトル予測方法および装置、エンコーダ、ならびにデコーダ
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人個人,個人
主分類H04N 19/52 20140101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】最適候補動き情報の伝送コストを効果的に低減する復号方法及び装置並びに符号化方法及び装置を提供する。
【解決手段】方法は、シンタックス要素を取得するためにビットストリームを構文解析するs151。シンタックス要素は、現在ブロックの最適候補動き情報の少なくともインデックスを含む。方法はまた、現在ブロックに対して第1のリスト又は第2のリストを構成すべきであることをシンタックス要素に基づいて決定するs152。第1のリストはブロックベースの候補動き情報リストであり、第2のリストはサブブロックベースの候補動き情報リストである。方法はさらに、インデックスに基づいて第1のリスト又は第2のリストから最適動き情報を決定しs153、最適動き情報に基づいて現在ブロックを予測しs154、ブロックベースの候補動き情報リストおよびサブブロックベースの候補動き情報リストが互いに区別される。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
復号方法であって、
現在ブロックの最適候補動き情報を備える候補動き情報リストの構成モードを取得し、前記候補動き情報リストの中の前記最適候補動き情報のインデックスを取得するステップであって、前記候補動き情報リストの前記構成モードが、ブロックベースの候補動き情報リストを構成するモード、またはサブブロックベースの候補動き情報リストを構成するモードである、ステップと、
前記構成モードで前記候補動き情報リストを構成するステップと、
前記インデックスに基づいて、前記構成された候補動き情報リストから最適動き情報を決定するステップと、
前記最適動き情報に基づいて前記現在ブロックを予測するステップと
を備える方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
現在ブロックの最適候補動き情報を備える候補動き情報リストの構成モードを取得する前記ステップが、
前記候補動き情報リストを決定するために使用される識別子を取得するステップを備え、前記現在ブロックに対して使用されるインター予測モードがマージモードであり、前記識別子が第1の特徴値であるとき、前記候補動き情報リストの前記構成モードが、前記ブロックベースの候補動き情報リストを構成する前記モードであり、または前記識別子が第2の特徴値であるとき、前記候補動き情報リストの前記構成モードが、前記サブブロックベースの候補動き情報リストを構成する前記モードである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サブブロックベースの候補動き情報リストが、
affine model merge、complex merge、またはATMVPのうちの、少なくとも1つのサブブロックベースのマージモードで構成される候補動き情報リストを備える、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ブロックベースの候補動き情報リストが、HEVC規格または前記HEVC規格の発展型バージョンに従って規定されたマージモードで構成される候補動き情報リストを備える、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記現在ブロックの幅がしきい値以上であり、かつ/または前記現在ブロックの高さがしきい値以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
復号方法であって、
現在ブロックの最適候補動き情報を備える候補動き情報リストを決定するために使用される識別子を取得し、前記候補動き情報リストの中の前記最適候補動き情報のインデックスを取得するステップであって、前記現在ブロックに対して使用されるインター予測モードがマージモードである、ステップと、
前記識別子に基づいて前記候補動き情報リストを構成するステップであって、前記識別子が第1の特徴値であるとき、前記候補動き情報リストがブロックベースの候補動き情報リストであり、または前記識別子が第2の特徴値であるとき、前記候補動き情報リストがサブブロックベースの候補動き情報リストである、ステップと、
前記インデックスに基づいて、前記構成された候補動き情報リストから最適動き情報を決定するステップと、
前記最適動き情報に基づいて前記現在ブロックを予測するステップと
を備える方法。
【請求項7】
前記サブブロックベースの候補動き情報リストが、affine model merge、complex merge、またはATMVPのうちの、少なくとも1つのサブブロックベースのマージモードで構成される候補動き情報リストを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記ブロックベースの候補動き情報リストが、HEVC規格または前記HEVC規格の発展型バージョンに従って規定されたマージモードで構成される候補動き情報リストを備える、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記現在ブロックの幅がしきい値以上であり、かつ/または前記現在ブロックの高さがしきい値以上である、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
復号方法であって、
現在ブロックのサイズが事前設定済みのサンプル数量を満たす場合、前記現在ブロックの最適候補動き情報を備える候補動き情報リストを決定するために使用される識別子を取得し、前記候補動き情報リストの中の前記最適候補動き情報のインデックスを取得するステップであって、前記現在ブロックに対して使用されるインター予測モードがマージモードである、ステップと、
前記識別子に基づいて前記候補動き情報リストを構成するステップであって、前記識別子が第1の特徴値であるとき、ブロックベースの候補動き情報リストを構成し、または前記識別子が第2の特徴値であるとき、サブブロックベースの候補動き情報リストを構成する、ステップと、
前記インデックスに基づいて、前記構成された候補動き情報リストから最適動き情報を決定するステップと、
前記最適動き情報に基づいて前記現在ブロックを予測するステップと
を備える方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、ビデオコーディング技術の分野に関し、詳細には、動きベクトル予測方法および装置、ならびに対応するエンコーダおよびデコーダに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
情報技術の発展とともに、高精細テレビジョン、ウェブ会議、IPTV、および3Dテレビジョンなどのビデオサービスが急速に発展する。ビデオ信号は、直感性および高効率などの利点によって、人の日常生活の中で情報を取得する最も重要な方法になる。ビデオ信号は大量のデータを含み、したがって、大量の伝送帯域幅および記憶空間を占有する。ビデオ信号を効果的に伝送および記憶するために、ビデオ信号は圧縮および符号化される必要がある。ビデオ圧縮技術は、ビデオ用途の分野ではますます不可欠な主要技術になる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の実施形態は、ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ、および対応する方法を開示する。特定の実装形態は、本出願における特許請求の範囲、本明細書、および添付図面の説明に基づいて明らかである。
【0004】
第1の態様によれば、本発明は、復号方法または動きベクトル予測方法に関する。方法は、現在コーディングブロックの最適候補動き情報を含む候補動き情報リストの構成モードを取得し、候補動き情報リストの中の最適候補動き情報のインデックスを取得することであって、ここで、候補動き情報リストの構成モードが、ブロックベースの候補動き情報リストを構成するモード、またはサブブロックベースの候補動き情報リストを構成するモードであることと、構成モードで候補動き情報リストを構成することと、インデックスに基づいて、構成された候補動き情報リストから最適動き情報を決定することと、最適動き情報に基づいて現在コーディングブロックを予測することとを含む。
【0005】
現在の技術では、現在コーディングブロックが、もっと小さいサブブロックに区分され得ることを理解されたい。たとえば、現在コーディングブロックは、4分木(quad-tree、QT)区分、2分木(binary-tree、BT)区分、もしくは3分木(triple-tree、TT)、またはそれらの任意の組合せを使用して、繰返しを通じて区分され得る。言い換えれば、1つのコーディングブロックが、もっと小さいサブブロックに分割され得る。
【0006】
この方法では、現在ブロック(場合によっては、言語習慣の差異に起因して、現在コーディングブロックは、現在ピクチャブロック、現在の符号化ブロック、現在の復号ブロック、現在の符号化されるべきブロック、現在の復号されるべきブロックなどを指すことがあり、その名称は本発明においていかなる限定もなすべきではない)の候補動き情報リストが分類される。候補動き情報は、ブロック(BLOCK)ベースの予測を通じて取得される候補動き情報、およびサブブロック(SUB-BLOCK)ベースの予測を通じて取得される候補動き情報に分類される。ブロックベースの候補動き情報リストおよびサブブロックベースの候補動き情報リストが構成される。このことは、最適候補動き情報の伝送コストを効果的に低減することができる。
【0007】
第1の態様によれば、可能な実施プロセスでは、現在ブロックの最適候補動き情報を含む候補動き情報リストの構成モードを取得することは、候補動き情報リストを決定するために使用される識別子を取得することを含み、ここで、現在ブロックに対して使用されるインター予測モードがマージモードであり、識別子が第1の特徴値であるとき、候補動き情報リストの構成モードは、ブロックベースの候補動き情報リストを構成するモードであり、または識別子が第2の特徴値であるとき、候補動き情報リストの構成モードは、サブブロックベースの候補動き情報リストを構成するモードである。第1の特徴値および第2の特徴値が、2つの値を表すために使用される名称であり、いかなる限定もなさないことを理解されたい。
【0008】
随意に、第1の特徴値は0または1であってよく、第2の特徴値は1または0であってよい。随意に、識別子は、たとえば、list-idxとして表されてよい。ただし、このことは限定されない。随意に、ブロックベースのモードで構成される候補動き情報リストは、list0(またはlist1)として表されてよく、サブブロックベースのモードで構成される候補動き情報リストは、list1(またはlist0)として表されてよい。特徴値の特定の値、または識別子およびリストの特定の表現シンボルが限定されず、本発明で網羅的に説明されるとは限らないことを理解されたい。
【0009】
第1の態様によれば、可能な実施プロセスでは、ブロックベースの候補動き情報リストは、HEVC規格またはHEVC規格の発展型バージョンに従って規定されたマージモードで構成される候補動き情報リストを含む。たとえば、現在コーディングブロックの空間的または時間的に隣接するコード化ブロックの動き情報が、事前設定された規則に従って候補動き情報リストの中に追加される。いくつかの可能な構成モードについては、実施形態S11.1における関係する説明を参照されたい。
【0010】
第1の態様によれば、可能な実施プロセスでは、ブロックベースの候補動き情報リストの中の候補動き情報は、現在ブロックの空間的に隣接するコード化ブロックの動き情報または現在ブロックの時間的に隣接するコード化ブロックの動き情報のうちの少なくとも1つを含む。候補動き情報リストの中のすべての候補動き情報は、現在ブロックの空間的または時間的に隣接するコード化ブロックの動き情報であってよい。代替として、候補動き情報のうちのいくつかは、現在ブロックの空間的または時間的に隣接するコード化ブロックの動き情報であってよく、候補動き情報のうちのいくつかは、別の方式で取得される動き情報であってよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

華為技術有限公司
マルチリンク再構成方法および装置
12日前
華為技術有限公司
マルチリンク確立方法および通信装置
17日前
華為技術有限公司
短距離通信方法、装置、及びシステム
17日前
華為技術有限公司
エンコーダ、デコーダ及び対応する方法
17日前
華為技術有限公司
動きベクトル予測方法及び関連する装置
17日前
華為技術有限公司
通信方法、通信装置および通信システム
17日前
華為技術有限公司
エンコーダ、デコーダ、及び対応する方法
12日前
華為技術有限公司
スケーラブルな符号化及び復号方法及び装置
4日前
華為技術有限公司
表示画面、表示画面保護膜、および電子デバイス
17日前
華為技術有限公司
信号トランシーバー装置、給電構造、及びアンテナ
12日前
華為技術有限公司
時間リソース割り当て及び受信方法、並びに関連装置
12日前
華為技術有限公司
電子デバイスに適用される制御方法及び電子デバイス
17日前
華為技術有限公司
ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ、及び対応する方法
12日前
華為技術有限公司
動きベクトル予測方法および装置、エンコーダ、ならびにデコーダ
17日前
華為技術有限公司
無線フレーム送信方法及び装置並びに無線フレーム受信方法及び装置
12日前
華為技術有限公司
データ伝送方法、通信装置、コンピュータ可読記憶媒体、およびチップ
17日前
華為技術有限公司
ワイヤレス通信ネットワーク内のセンシングシステム、方法、および装置
1か月前
華為技術有限公司
指定されたレイヤのためのスケーラブル・ネスティングSEIメッセージ
17日前
華為技術有限公司
巡回シフトダイバーシティシーケンスを選択するための方法及び関連装置
17日前
華為技術有限公司
クロマサブブロックのアフィンベースのインター予測のための方法及び装置
17日前
華為技術有限公司
クロマ量子化パラメータのマッピング関数のシグナリングのための方法及び装置
12日前
華為技術有限公司
マルチリンク通信方法、トラフィックからリンクへのマッピング方法、及びデバイス
1か月前
華為技術有限公司
物理層プロトコル・データ・ユニットの送信におけるピーク対平均電力比を低減する方法及び装置
1か月前
個人
防犯AIプラグイン
23日前
個人
テレビ会議拡張システム
18日前
日本放送協会
無線通信装置
23日前
TOA株式会社
音響システム
19日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
13日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
24日前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
20日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
10日前
株式会社ユピテル
撮像装置等
18日前
株式会社ニコン
カメラボディ
10日前
理想科学工業株式会社
連絡システム
18日前
株式会社ニコン
撮像装置
18日前
続きを見る