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公開番号2025063096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2024231602,2023133172
出願日2024-12-27,2020-01-03
発明の名称ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ、及び対応する方法
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/107 20140101AFI20250408BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 ビデオデコーダによって実施されるコーディングしたビデオビットストリームを復号化する方法が提供される。
【解決手段】 この方法は、ビデオデコーダの受信機が、第1のサブピクチャ及び第2のサブピクチャを含む混合イントラ・ランダムアクセスポイント(IRAP)ピクチャを受信するステップであって、第1のサブピクチャはIRAPピクチャであり、第2のサブピクチャは非IRAPサブピクチャである、受信するステップと;受信機が、混合IRAPピクチャの参照ピクチャリスト(RPL)を受信するステップと;ビデオデコーダのプロセッサが、RPLを使用して第2のサブピクチャを復号化するステップと;プロセッサが、復号化した第2のサブピクチャに基づいて画像を生成するステップと;を含む。対応する符号化方法も提供される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ビットストリームを送信するための方法であって、当該方法は、
少なくとも1つのビデオビットストリームを少なくとも1つの記憶装置に格納するステップであって、前記少なくとも1つのビデオビットストリームの符号化したビデオビットストリーム(600)には、
第1のサブピクチャ(502)及び第2のサブピクチャ(504)を含む混合ピクチャ(500)の符号化データであって、前記第1のサブピクチャ(502)はイントラ・ランダムアクセスポイント(IRAP)サブピクチャであり、前記第2のサブピクチャ(504)は非IRAPサブピクチャであり、前記第1のサブピクチャは、瞬時デコードリフレッシュ(IDR)ネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットタイプ又はクリーンランダムアクセス(CRA)NALユニットタイプを有する第1のネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットのセット内に含まれる前記IRAPサブピクチャであり、前記第2のサブピクチャは、トレイリング(trailing)NALユニットタイプを有する第2のNALユニットのセット内に含まれる前記非IRAPサブピクチャである、前記符号化データと、
前記第2のサブピクチャの参照ピクチャリスト(RPL)の符号化データと、が含まれる、ステップと、
前記少なくとも1つの記憶装置から1つ又は複数のビットストリームを取得するステップと、
該1つ又は複数のビットストリームを宛先装置に送信するステップと、を含む、
方法。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
ビデオビットストリームを配信するための方法であって、当該方法は、
ビデオストリーミング装置が、記憶媒体から前記ビデオビットストリームを取得するステップであって、前記ビデオビットストリームは、前記記憶媒体に格納され、且つ
第1のサブピクチャ(502)及び第2のサブピクチャ(504)を含む混合ピクチャ(500)の符号化データであって、前記第1のサブピクチャ(502)は、イントラ・ランダムアクセスポイント(IRAP)サブピクチャであり、前記第2のサブピクチャ(504)は非IRAPサブピクチャであり、前記第1のサブピクチャは、瞬時デコードリフレッシュ(IDR)ネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットタイプ又はクリーンランダムアクセス(CRA)NALユニットタイプを有する第1のネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットのセット内に含まれる前記IRAPサブピクチャであり、前記第2のサブピクチャは、トレイリングNALユニットタイプを有する第2のNALユニットのセット内に含まれる前記非IRAPサブピクチャである、前記符号化データと、
前記第2のサブピクチャの参照ピクチャリスト(RPL)の符号化データと、を含む、ステップと、
前記ビデオストリーミング装置が、前記ビットストリームを端末装置に送信するステップと、を含み、前記ビデオストリーミング装置は、コンテンツサービスサーバ又はコンテンツ配信サーバを含む、
方法。
【請求項3】
前記混合ピクチャの前記符号化データは、第1のサブビットストリーム(602)及び第2のサブビットストリーム(604)を含む分割ビットストリームで搬送される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のサブピクチャは第1のサブビットストリームに配置され、前記第2のサブピクチャは第2のサブビットストリームに配置される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記IRAPサブピクチャはIDRピクチャである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
フラグが前記ビットストリーム内にあり、前記フラグは前記ビットストリームに混合ピクチャが含まれているかどうかを示す、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記フラグは、前記ビットストリームのピクチャパラメータセット(PPS)内にある、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記IRAPサブピクチャはCRAピクチャである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ビットストリームを送信するための装置であって、当該装置は、
少なくとも1つのビットストリームを格納するように構成された少なくとも1つの記憶装置と、
該少なくとも1つの記憶装置の1つからターゲットビットストリームを取得し、該ターゲットビットストリームを宛先装置に送信するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも1つのビットストリームのビットストリームには、
第1のサブピクチャ及び第2のサブピクチャを含む混合ピクチャの符号化データであって、前記第1のサブピクチャはイントラ・ランダムアクセスポイント(IRAP)サブピクチャであり、前記第2のサブピクチャは非IRAPサブピクチャであり、前記第1のサブピクチャは、瞬時デコードリフレッシュ(IDR)ネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットタイプ又はクリーンランダムアクセス(CRA)NALユニットタイプを有する第1のネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットのセット内に含まれる前記IRAPサブピクチャであり、前記第2のサブピクチャは、トレイリングNALユニットタイプを有する第2のNALユニットのセット内に含まれる非IRAPサブピクチャである、前記符号化データと、
前記第2のサブピクチャの参照ピクチャリスト(RPL)の符号化データと、が含まれる、
装置。
【請求項10】
ビデオストリーミング装置であって、当該ビデオストリーミング装置は、
少なくとも1つのビットストリームを格納するように構成された記憶媒体であって、前記少なくとも1つのビットストリームのビットストリームには、
第1のサブピクチャ及び第2のサブピクチャを含む混合ピクチャの符号化データであって、前記第1のサブピクチャはイントラ・ランダムアクセスポイント(IRAP)サブピクチャであり、前記第2のサブピクチャは非IRAPサブピクチャであり、前記第1のサブピクチャは、瞬時デコードリフレッシュ(IDR)ネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットタイプ又はクリーンランダムアクセス(CRA)NALユニットタイプを有する第1のネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニットのセット内に含まれる前記IRAPサブピクチャであり、前記第2のサブピクチャは、トレイリングNALユニットタイプを有する第2のNALユニットのセット内に含まれる前記非IRAPサブピクチャである、前記符号化データと、
前記第2のサブピクチャの参照ピクチャリスト(RPL)の符号化データと、が含まれる、前記記憶媒体と、
該記憶媒体から前記ビットストリームを取得し、該ビットストリームを端末装置に送信するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含む、
ビデオストリーミング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
概して、本開示は、ビデオコーディングにおけるサブピクチャベースのランダムアクセスをサポートするための技術を説明する。より具体的には、本開示は、ピクチャが、イントラ・ランダムアクセスポイントとして識別される1つ又は複数の領域と、同時に、非イントラ・ランダムアクセスポイントとして識別される残りの領域とを含むことを可能にするための技術を説明する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
比較的短いビデオでさえ描写するのに必要なビデオデータの量はかなりの量になる可能性があり、これは、帯域幅容量が限られた状況の通信ネットワークを介してデータをストリーミング又は他に通信するときに困難性を生じさせる可能性がある。こうして、ビデオデータは、現代の電気通信ネットワークを介して通信される前に通常圧縮される。ビデオを記憶装置に格納する場合に、メモリリソースが制限され得るため、ビデオのサイズも問題になる可能性がある。ビデオ圧縮装置は、大抵の場合、送信又は格納の前にビデオデータをコーディングするために送信元(source:ソース)でソフトウェア及び/又はハードウェアを使用し、それによりデジタルビデオ画像を表すために必要なデータの量を減らす。次に、圧縮したデータは、宛先(destination:送信先)でビデオデータを復号化するビデオ解凍装置によって受信される。ネットワークリソースが限られており、より高いビデオ品質に対する要求が益々高まっているため、画質を殆ど又は全く犠牲にすることなく圧縮率を高める改善した圧縮及び解凍技術が望まれている。
【発明の概要】
【0003】
第1の態様は、ビデオデコーダによって実施されるコーディングしたビデオビットストリームを復号化する方法に関する。この方法は、ビデオデコーダの受信機が、第1のサブピクチャ(sub-picture)及び第2のサブピクチャを含む混合イントラ・ランダムアクセスポイント(IRAP)ピクチャを受信するステップであって、第1のサブピクチャはIRAPピクチャであり、第2のサブピクチャは非IRAPサブピクチャである、受信するステップと;受信機が、混合IRAPピクチャの参照ピクチャリスト(RPL)を受信するステップと;ビデオデコーダのプロセッサが、RPLを使用して第2のサブピクチャを復号化するステップと;プロセッサが、復号化した第2のサブピクチャに基づいて画像(image)を生成するステップと;を含む。
【0004】
従来のコーディング技術は、IRAPピクチャがRPLを参照及び利用するのを許容しないが、本明細書で開示する技術は、IRAPピクチャ、特に混合IRAPピクチャがRPLを参照及び利用するのを許容する。従って、混合IRAPピクチャがIRAPサブピクチャを含む場合でも、コーデックは、RPLを参照及び利用して、非IRAPサブピクチャをコーディングすることが許容される。これは、VRコーディングアプリケーションで特に有益である。そのため、ビデオコーディングのコーダ/デコーダ(別名「コーデック」)は、現在のコーデックに比べて改善される。実際には、改善したビデオコーディングプロセスは、ビデオを送信、受信、及び/又は表示するときにより良いユーザ体験をユーザに提供する。
【0005】
第1の態様自体による方法の第1の実施態様では、混合IRAPピクチャは、第1のサブビットストリーム及び第2のサブビットストリームを含む分割ビットストリームで受信される。
【0006】
第1の態様自体による方法の第2の実施態様、又は第1の態様の任意の先行する実施態様では、第1のサブピクチャは、第1のサブビットストリームに配置され、第2のサブピクチャは、第2のサブビットストリームに配置される。
【0007】
第1の態様自体による方法の第3の実施態様、又は第1の態様の任意の先行する実施態様では、IRAPピクチャは、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャである。
【0008】
第1の態様自体による方法の第4の実施態様、又は第1の態様の任意の先行する実施態様では、第1のサブピクチャは、第1のネットワーク抽象化レイヤ(NAL)ユニット内に含まれるIRAPピクチャであり、第2のサブピクチャは、第2のNALユニット内に含まれる非IRAPサブピクチャである。
【0009】
第1の態様自体による方法の第5の実施態様、又は第1の態様の任意の先行する実施態様では、方法は、ビットストリーム内のフラグを受信するステップをさらに含み、フラグは、ビットストリームに任意の混合IRAPピクチャが含まれるかどうかを示す。
【0010】
第1の態様自体による方法の第6の実施態様、又は第1の態様の任意の先行する実施態様では、フラグは、ビットストリームのシーケンスパラメータセット(SPS)内にある。
(【0011】以降は省略されています)

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