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公開番号2025060932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024231590,2023130773
出願日2024-12-27,2020-02-24
発明の名称クロマサブブロックのアフィンベースのインター予測のための方法及び装置
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/105 20140101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本発明は、クロマローマットに基づくクロマサブブロックのアフィンベースのインター予測のための動きベクトル導出のための方法及び装置に関する。
【解決手段】クロマフォーマット情報に基づいて水平及び垂直方向のクロマスケーリングファクタを決定し、クロマフォーマット情報は、現在画像ブロックが属する現在ピクチャのクロマフォーマットを示し、クロマスケーリングファクタの値に基づいてルマブロックのルマサブブロックのセット(S)を決定し、ルマサブブロックのセット(S)内の1つ以上のルマサブブロックの動きベクトルに基づいてクロマブロックのクロマサブブロックについての動きベクトルを決定する。
【選択図】図15

特許請求の範囲【請求項1】
ルマブロック及び同一位置のクロマブロックを含む現在画像ブロックのアフィンベースのインター予測において使用されるクロマ動きベクトル導出の方法であって、
クロマフォーマット情報に基づいて水平及び垂直方向のクロマスケーリングファクタを決定するステップであり、前記クロマフォーマット情報は、前記現在画像ブロックが属する現在ピクチャのクロマフォーマットを示す、ステップと、
前記クロマスケーリングファクタの値に基づいて前記ルマブロックのルマサブブロックのセット(S)を決定するステップと、
ルマサブブロックの前記セット(S)内の1つ以上のルマサブブロックの動きベクトルに基づいて前記クロマブロックのクロマサブブロックについての動きベクトルを決定するステップと
を含む方法。
続きを表示(約 3,700 文字)【請求項2】
前記セット(S)内の前記1つ以上のルマサブブロックのそれぞれは、水平方向のサブブロックインデックス及び垂直方向のサブブロックインデックスにより表される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
SubWidthC及びSubHeightCの双方が1に等しいとき、ルマサブブロックの前記セット(S)は、
S
0
=(xSbIdx,ySbIdx)によりインデックス付けされたルマサブブロックを含み、
SubWidthC及びSubHeightCの少なくとも1つが1に等しくないとき、ルマサブブロックの前記セット(S)は、
S
0
=((xSbIdx>>(SubWidthC-1)<<(SubWidthC-1)),(ySbIdx>>(SubHeightC-1)<<(SubHeightC-1)))によりインデックス付けされた第1のルマサブブロック、及び
S
1
=((xSbIdx>>(SubWidthC-1)<<(SubWidthC-1))+(SubWidthC-1),(ySbIdx>>(SubHeightC-1)<<(SubHeightC-1))+(SubHeightC-1))によりインデックス付けされた第2のルマサブブロック
を含み、
SubWidthC及びSubHeightCは、それぞれ水平及び垂直方向の前記クロマスケーリングファクタを表し、
xSbIdx及びySbIdxは、前記セット(S)内のルマサブブロックについて、それぞれ前記水平方向のサブブロックインデックス及び前記垂直方向のサブブロックインデックスを表し、
「<<」は左算術シフトを表し、
「>>」は右算術シフトを表し、
xSbIdx=0..numSbX-1且つySbIdx=0..numSbY-1であり、
numSbXは、前記水平方向に沿った前記ルマブロック内の前記ルマサブブロックの数を示し、
numSbYは、前記垂直方向に沿った前記ルマブロック内の前記ルマサブブロックの数を示す、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記水平方向及び前記垂直方向に沿った前記クロマブロック内の前記クロマサブブロックの数は、それぞれ前記水平及び垂直方向に沿った前記ルマブロック内の前記ルマサブブロックの数と同じである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
SubWidthC及びSubHeightCの双方が1に等しいとき、ルマサブブロックの前記セット(S)は、
S
0
=(xCSbIdx,yCSbIdx)によりインデックス付けされたルマサブブロックを含み、
SubWidthC及びSubHeightCの少なくとも1つが1に等しくないとき、ルマサブブロックの前記セット(S)は、
S
0
=((xCSbIdx>>(SubWidthC-1)<<(SubWidthC-1)),(yCSbIdx>>(SubHeightC-1)<<(SubHeightC-1)))によりインデックス付けされた第1のルマサブブロック、及び
S
1
=(xCSbIdx>>(SubWidthC-1)<<(SubWidthC-1))+(SubWidthC-1),(yCSbIdx>>(SubHeightC-1)<<(SubHeightC-1))+(SubHeightC-1))によりインデックス付けされた第2のルマサブブロック
を含み、
SubWidthC及びSubHeightCは、それぞれ水平及び垂直方向の前記クロマスケーリングファクタを表し、
xCSbIdx及びyCSbIdxは、前記セット(S)内のルマサブブロックについて、それぞれ前記水平方向のサブブロックインデックス及び前記垂直方向のサブブロックインデックスを表し、
xCSbIdx=0..numCSbX-1且つyCSbIdx=0..numCSbY-1であり、numCSbXは、前記水平方向の前記クロマサブブロックの数を示し、numCSbYは、前記垂直方向の前記クロマサブブロックの数を示す、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記クロマサブブロックのそれぞれのサイズは前記ルマサブブロックのそれぞれのサイズと同じである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記水平方向に沿った前記クロマブロック内のクロマサブブロックの数は、前記水平に沿った前記ルマブロック内の前記ルマサブブロックの数及び前記水平方向の前記クロマスケーリングファクタの値に依存し、
前記垂直方向に沿った前記クロマブロック内のクロマサブブロックの数は、前記垂直方向に沿った前記ルマブロック内の前記ルマサブブロックの数及び前記垂直方向の前記クロマスケーリングファクタの値に依存する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記水平方向のサブブロックインデックスxSbIdxL及び前記垂直方向のサブブロックインデックスySbIdxLによりインデックス付けされた前記クロマサブブロックについて、ルマサブブロックの前記セット(S)は、
S
0
=(xSbIdxL,ySbIdxL)、
S
1
=(xSbIdxL,ySbIdxL+(SubHeightC-1))、
S
2
=(xSbIdxL+(SubWidthC-1),ySbIdxL)、又は
S
3
=(xSbIdxL+(SubWidthC-1),ySbIdxL+(SubHeightC-1))
によりインデックス付けされたサブブロックのうち1つ以上を含み、
前記ルマサブブロックインデックスS
0
は、前記水平方向の前記サブブロックインデックスxSbIdxL及び前記垂直方向の前記サブブロックインデックスySbIdxLにより表され、
前記ルマブロックインデックスS
1
は、前記水平方向のサブブロックインデックスxSbIdxL及び前記垂直方向のサブブロックインデックスySbIdxL+(SubHeightC-1)により表され、
前記ルマブロックインデックスS
2
は、前記水平方向のサブブロックインデックスxSbIdxL+(SubWidthC-1)及び前記垂直方向のサブブロックインデックスySbIdxLにより表され、
前記ルマブロックインデックスS
3
は、前記水平方向のサブブロックインデックスxSbIdxL+(SubWidthC-1)及び前記垂直方向のサブブロックインデックスySbIdxL+(SubHeightC-1)により表される、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
ルマサブブロックの前記セット(S)は、
S
0
=(xSbIdxL,ySbIdxL)によりインデックス付けされた第1のルマサブブロックと、
S
1
=(xSbIdxL+(SubWidthC-1),ySbIdxL+(SubHeightC-1))によりインデックス付けされた第2のルマサブブロックと
を含み、
前記ルマブロック位置S
0
は、前記水平方向のサブブロックインデックスxSbIdxL及び前記垂直方向のサブブロックインデックスySbIdxLにより表され、
前記ルマブロック位置S
1
は、前記水平方向のサブブロックインデックスxSbIdxL+(SubWidthC-1)及び前記垂直方向のサブブロックインデックスySbIdxL+(SubHeightC-1)により表される、請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記クロマフォーマットが4:4:4であるとき、前記セット(S)は、前記クロマサブブロックと同一位置にある1つのルマサブブロックを含み、
前記クロマフォーマットが4:2:2であるとき、前記セット(S)は、互いに水平に隣接する2つのルマサブブロックを含み、
前記クロマフォーマットが4:2:0であるとき、前記セット(S)は、対角線にある2つのルマサブブロックを含む、請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本特許出願は、2023年8月10日に出願された日本特許出願第2023-130773号の分割出願であり、当該出願は、2020年2月24日に出願された日本特許出願第2021-549409号の分割出願であり、当該出願は、2019年2月22日に出願された米国仮特許出願第62/809,551号に対する優先権、2019年3月25日に出願された米国仮特許出願第62/823,653号に対する優先権、及び2019年3月26日に出願された米国仮特許出願第62/824,302号に対する優先権を主張する。上記の特許出願の開示を、その全体を参照することにより援用する。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
[技術分野]
本開示の実施形態は、概してピクチャ処理の分野に関し、より詳細にはアフィンベースのインター予測(アフィン動き補償)に関し、特に、クロマフォーマットに基づくクロマサブブロックのアフィンベースのインター予測のための動きベクトル導出のための方法及び装置、並びにクロマサブブロックのアフィンベースのインター予測のための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオコーディング(ビデオ符号化及び/又は復号)は、広範囲のデジタルビデオアプリケーション、例えば、放送デジタルTV、インターネット及び移動ネットワーク上のビデオ送信、ビデオチャットのようなリアルタイム会話アプリケーション、ビデオ会議、DVD及びブルーレイディスク、ビデオコンテンツ取得及び編集システム、並びにセキュリティアプリケーションのカムコーダにおいて使用される。
【0004】
比較的短いビデオですら描写するために必要なビデオデータの量は相当なものになる可能性があり、これは、データがストリーミングされるとき或いは限られた帯域幅容量を有する通信ネットワークを横切って通信されるときに、困難を生じることがある。したがって、ビデオデータは、一般的に、現代の電気通信ネットワークを横切って通信される前に圧縮される。メモリリソースが制限されることがあるので、ビデオが記憶デバイスに記憶されるとき、ビデオのサイズも問題になる可能性がある。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、送信又は記憶の前にビデオデータをコーディングするためにソースにおいてソフトウェア及び/又はハードウェアを使用し、それにより、デジタルビデオ画像を表すために必要なデータの量を減少させる。次いで、圧縮されたデータは、ビデオデータを復号するビデオ解凍デバイスにより宛先で受信される。限られたネットワークリソース及びより高いビデオ品質についての更に高まる要求のため、より高い圧縮比を有し且つピクチャ品質にほとんど或いは全く犠牲を払わない、改善された圧縮及び解凍技術が望ましい。
【0005】
特に、現在のバーサタイルビデオコーディング及びテストモデル(VTM, Versatile Video Coding and Test Model)コーダは、主に入力ピクチャフォーマットとしてクロマフォーマット4:2:0をサポートしている。入力クロマフォーマットが4:4:4になると、VTMコーダのクラッシュが発生する可能性がある。このような問題を回避するために、他のクロマフォーマット(例えば、4:4:4又は4:2:2)をサポートするコーダが非常に望ましく、広範なアプリケーションにとっては必須でさえある。
【発明の概要】
【0006】
上記の課題を考慮して、複数のクロマフォーマットをサポートするためのビデオコーディングプロセスへの修正が、本開示において提案される。特に、本願の実施形態は、コーディング性能を改善するために、複数のサポートされるクロマフォーマットのうち1つでもよいクロマフォーマットに基づくクロマサブブロックのアフィンベースのインター予測のための動きベクトル導出のための装置、エンコーダ、デコーダ及び対応する方法を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の実施形態は、独立請求項の特徴により定義され、実施形態の更に有利な実現方式は、従属請求項の特徴により定義される。
【0008】
特定の実施形態は添付の独立請求項に概説されており、他の実施形態は従属請求項に概説されている。
【0009】
上記及び他の目的は、独立請求項の対象物により達成される。更なる実現方式は、従属請求項、説明及び図面から明らかである。
【0010】
本開示の第1の態様によれば、ルマブロック及び同一位置のクロマブロックを含む現在画像ブロックのアフィンベースのインター予測において使用されるクロマ動きベクトル導出の方法が提供され、当該方法は、
クロマフォーマット情報に基づいて水平及び垂直方向のクロマスケーリングファクタ(すなわち、クロマスケーリングファクタの値)を決定するステップであり、クロマフォーマット情報は、現在画像ブロックが属する現在ピクチャのクロマフォーマットを示す、ステップと、
クロマスケーリングファクタの値に基づいてルマブロックのルマサブブロックのセット(S)を決定するステップと、
ルマサブブロックのセット(S)内の1つ以上のルマサブブロック(例えば、1つ又は2つのルマサブブロック)の動きベクトルに基づいてクロマブロックのクロマサブブロックについての動きベクトルを決定するステップと
を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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