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公開番号2025060718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024221340,2023188632
出願日2024-12-18,2020-03-11
発明の名称エンコーダ、デコーダ及び対応する方法
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオコーディングメカニズムが開示される。
【解決手段】メカニズムは、スライスを含むサブピクチャを含むビットストリームを受信することを含む。スライスアドレスが取得される。スライスアドレスは、スライスが長方形スライスであるとき、スライスのサブピクチャレベルのスライスインデックスを含む。サブピクチャのスライスは、スライスアドレスに基づいて復号される。スライスは、復号ビデオシーケンスの一部として表示するために転送される。
【選択図】図5B
特許請求の範囲【請求項1】
復号方法であって、
タイルグループを含むサブピクチャのコーディングされたデータを含むビットストリームを受信するステップであり、前記ビットストリームは、前記タイルグループに関連するタイルグループヘッダを更に含む、ステップと、
タイルグループアドレスを取得するステップであり、前記タイルグループアドレスは、前記タイルグループが長方形タイルグループであるとき、前記タイルグループのサブピクチャレベルのタイルグループインデックスとしてシグナリングされる、ステップと、
前記タイルグループを含む前記サブピクチャのサブピクチャ識別子(ID)を取得するステップであり、前記タイルグループアドレス及びサブピクチャIDは、前記タイルグループヘッダから取得される、ステップと、
前記タイルグループアドレス及びサブピクチャIDに基づいて、前記サブピクチャの前記タイルグループを復号するステップと
を含む方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
ピクチャパラメータセット(PPS)内のrect_tile_group_flagが1に等しいとき、前記タイルグループは長方形タイルグループである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タイルグループアドレスは、tile_group_address変数から取得され、前記サブピクチャIDは、tile_group_subpic_id変数から取得される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ビットストリームはシーケンスパラメータセット(SPS)を更に含み、前記SPSは前記サブピクチャの記述を含み、前記サブピクチャIDは前記サブピクチャの前記記述を参照する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記サブピクチャの前記記述は、コーディングツリーブロック(CTB)の単位の前記サブピクチャの幅と、CTBの単位の前記サブピクチャの高さと、前記サブピクチャの左上コーディングツリーユニット(CTU)の垂直位置及び前記サブピクチャの前記左上CTUの水平位置として指定された前記サブピクチャのオフセットとを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
符号化方法であって、
サブピクチャをタイルグループに区分するステップと、
タイルグループアドレスを決定するステップであり、前記タイルグループアドレスは、前記タイルグループが長方形タイルグループであるとき、前記タイルグループのサブピクチャレベルのタイルグループインデックスを含む、ステップと、
前記タイルグループを含む前記サブピクチャのサブピクチャ識別子(ID)を決定するステップと、
前記タイルグループアドレス及び前記サブピクチャIDをビットストリームに符号化するステップと、
前記サブピクチャの前記タイルグループを前記ビットストリームに符号化するステップと
を含み、
前記ビットストリームは、前記タイルグループに関連するタイルグループヘッダを更に含み、前記タイルグループアドレス及び前記サブピクチャIDは、前記タイルグループヘッダに符号化される、方法。
【請求項7】
ピクチャパラメータセット(PPS)内のrect_tile_group_flagが1に等しいとき、前記タイルグループは長方形タイルグループである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記タイルグループアドレスは、tile_group_address変数に符号化され、前記サブピクチャIDは、tile_group_subpic_id変数に符号化される、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
シーケンスパラメータセット(SPS)を前記ビットストリームに符号化するステップを更に含み、前記SPSは前記サブピクチャの記述を含み、前記サブピクチャIDは前記サブピクチャの前記記述を参照する、請求項6乃至8のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記サブピクチャの前記記述は、コーディングツリーブロック(CTB)の単位の前記サブピクチャの幅と、CTBの単位の前記サブピクチャの高さと、前記サブピクチャの左上コーディングツリーユニット(CTU)の垂直位置及び前記サブピクチャの前記左上CTUの水平位置として指定された前記サブピクチャのオフセットとを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[技術分野]
本開示は、一般的にビデオコーディングに関し、具体的にはビデオコーディングにおいてピクチャのサブピクチャをコーディングすることに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
比較的短いビデオですら描写するために必要とされるビデオデータの量は相当になる可能性があり、これは、データがストリーミングされるとき、或いは制限された帯域幅容量を有する通信ネットワークを横切って通信されるとき、困難を生じることがある。したがって、ビデオデータは、一般的に、現代の電気通信ネットワークを横切って通信される前に圧縮される。メモリリソースが制限されることがあるので、ビデオが記憶デバイスに記憶されるとき、ビデオのサイズも問題になる可能性がある。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、伝送又は記憶の前にビデオデータをコーディングするために送信元においてソフトウェア及び/又はハードウェアを使用し、それにより、デジタルビデオ画像を表すのに必要とされるデータの量を減少させる。次いで、圧縮されたデータは、ビデオデータを復号するビデオ解凍デバイスにより宛先において受信される。制限されたネットワークリソース及びより高いビデオ品質の絶えず増加する要求のため、画像品質にほとんど或いは全く犠牲を払わずに圧縮比を改善する改善された圧縮及び解凍技術が望ましい。
【発明の概要】
【0003】
実施形態では、本開示は、デコーダにおいて実現される方法を含み、当該方法は、デコーダの受信機により、スライスを含むサブピクチャを含むビットストリームを受信するステップと、プロセッサにより、スライスが長方形スライスであるとき、スライスのサブピクチャレベルのスライスインデックスを含むスライスアドレスを取得するステップと、プロセッサにより、スライスアドレスに基づいて、サブピクチャのスライスを復号するステップとを含む。ピクチャは、符号化のために複数のスライスに区分できる。いくつかのビデオコーディングシステムでは、スライスは、ピクチャに対するこれらの位置に基づいてアドレス指定される。更に他のビデオコーディングシステムは、サブピクチャの概念を使用する。サブピクチャは、コーディングの観点から、他のサブピクチャと異なって扱われることができる。例えば、サブピクチャは、他のサブピクチャと独立して抽出されて表示できる。このような場合、ピクチャ位置に基づいて生成されるスライスアドレスは、相当の数の想定スライスアドレスが省略されるので、適切に動作しなくなることがある。いくつかのビデオコーディングシステムは、サブピクチャ抽出をサポートするためにスライスアドレスを変更するための要求によってスライスヘッダを動的に書き換えることにより、この問題に対処する。このようなプロセスは、リソース集約的になる可能性がある。この理由は、ユーザがサブピクチャを見ることを要求する毎にこのプロセスが発生し得るからである。本開示は、スライスを含むサブピクチャに対してアドレス指定されるスライスを含む。例えば、スライスヘッダは、サブピクチャ識別子(identifier, ID)と、サブピクチャに含まれる各スライスのアドレスとを含んでもよい。さらに、シーケンスパラメータセット(sequence parameter set, SPS)は、サブピクチャIDにより参照され得るサブピクチャの寸法を含んでもよい。したがって、サブピクチャの別々の抽出が要求されるとき、スライスヘッダは書き換えられる必要がない。スライスヘッダ及びSPSは、表示のためにサブピクチャ内のスライスを位置決めすることをサポートするのに十分な情報を含む。したがって、本例は、コーディング効率を増加させ、及び/又はスライスヘッダの冗長な書き換えを回避し、したがって、エンコーダ及び/又はデコーダにおけるプロセッサ、メモリ及び/又はネットワークリソースの使用を低減する。
【0004】
任意選択で、上記の態様のいずれかにおいて、当該態様の他の実現方式は、プロセッサにより、スライスを含むサブピクチャのサブピクチャ識別子(identifier, ID)を取得するステップと、プロセッサにより、スライスアドレス及びサブピクチャIDに基づいて、サブピクチャ内のスライスを位置決めするステップとを更に含むことを提供する。
【0005】
任意選択で、上記の態様のいずれかにおいて、当該態様の他の実現方式は、ビットストリームが、スライスに関連するスライスヘッダを更に含み、スライスアドレス及びサブピクチャIDが、スライスヘッダから取得されることを提供する。
【0006】
任意選択で、上記の態様のいずれかにおいて、当該態様の他の実現方式は、rect_slice_flagが1に等しいとき、スライスが長方形スライスであることを提供する。
【0007】
任意選択で、上記の態様のいずれかにおいて、当該態様の他の実現方式は、スライスアドレスが、slice_address変数から取得され、サブピクチャIDが、slice_subpic_id変数から取得されることを提供する。
【0008】
任意選択で、上記の態様のいずれかにおいて、当該態様の他の実現方式は、ビットストリームがシーケンスパラメータセット(sequence parameter set, SPS)を更に含み、SPSがサブピクチャの記述を含み、サブピクチャIDがサブピクチャの記述を参照することを提供する。
【0009】
任意選択で、上記の態様のいずれかにおいて、当該態様の他の実現方式が、サブピクチャの記述は、コーディングツリーブロック(coding tree block, CTB)の単位のサブピクチャの幅と、CTBの単位のサブピクチャの高さと、サブピクチャの左上コーディングツリーユニット(coding tree unit, CTU)の垂直位置及びサブピクチャの左上CTUの水平位置として指定されたサブピクチャのオフセットとを含むことを提供する。
【0010】
実施形態では、本開示は、エンコーダにおいて実現される方法を含み、当該方法は、エンコーダのプロセッサにより、サブピクチャをスライスに区分するステップと、プロセッサにより、スライスが長方形スライスであるとき、スライスのサブピクチャレベルのスライスインデックスを含むスライスアドレスを決定するステップと、プロセッサにより、スライスアドレスをビットストリームに符号化するステップと、プロセッサにより、サブピクチャのスライスをビットストリームに符号化するステップと、プロセッサに結合されたメモリにより、デコーダに向けて通信するためにビットストリームを記憶するステップとを含む。ピクチャは、符号化のために複数のスライスに区分できる。いくつかのビデオコーディングシステムでは、スライスは、ピクチャに対するこれらの位置に基づいてアドレス指定される。更に他のビデオコーディングシステムは、サブピクチャの概念を使用する。サブピクチャは、コーディングの観点から、他のサブピクチャと異なって扱われることができる。例えば、サブピクチャは、他のサブピクチャと独立して抽出されて表示できる。このような場合、ピクチャ位置に基づいて生成されるスライスアドレスは、相当の数の想定スライスアドレスが省略されるので、適切に動作しなくなることがある。いくつかのビデオコーディングシステムは、サブピクチャ抽出をサポートするためにスライスアドレスを変更するための要求によってスライスヘッダを動的に書き換えることにより、この問題に対処する。このようなプロセスは、リソース集約的になる可能性がある。この理由は、ユーザがサブピクチャを見ることを要求する毎にこのプロセスが発生し得るからである。本開示は、スライスを含むサブピクチャに対してアドレス指定されるスライスを含む。例えば、スライスヘッダは、サブピクチャ識別子(identifier, ID)と、サブピクチャに含まれる各スライスのアドレスとを含んでもよい。さらに、シーケンスパラメータセット(sequence parameter set, SPS)は、サブピクチャIDにより参照され得るサブピクチャの寸法を含んでもよい。したがって、サブピクチャの別々の抽出が要求されるとき、スライスヘッダは書き換えられる必要がない。スライスヘッダ及びSPSは、表示のためにサブピクチャ内のスライスを位置決めすることをサポートするのに十分な情報を含む。したがって、本例は、コーディング効率を増加させ、及び/又はスライスヘッダの冗長な書き換えを回避し、したがって、エンコーダ及び/又はデコーダにおけるプロセッサ、メモリ及び/又はネットワークリソースの使用を低減する。
(【0011】以降は省略されています)

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