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公開番号2025060443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024161396
出願日2024-09-18
発明の名称圧着装置
出願人芝浦メカトロニクス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B29C 65/02 20060101AFI20250403BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】本発明は、シャフト幅よりも狭い幅のシートを巻き付けたパイプを装着したシャフトを使用した場合において、シャフトの撓みを防ぐことが可能となる圧着装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の圧着装置40は、圧着部50と第2のワーク2との間にパイプ62に巻き付けられたシートBが設けられ、第1のワーク1に第2のワーク2を圧着部50によってシートBを介して圧着する第2のワーク2の圧着装置40であって、パイプ62の両端に固定されるフランジ64と、パイプ62及びフランジ64が固定され、シートBを回転させるシャフト65と、シャフト65を支持する回転可能な支持部材である受け具と、シートB、フランジ64、シャフト65の何れかを回転可能に支持し、シャフト65の撓みを抑制するローラ部68と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
圧着部と電子部品との間にパイプに巻き付けられたシートが設けられ、基板に前記電子部品を圧着ヘッドによって前記シートを介して圧着する電子部品の圧着装置であって、
前記パイプの両端に固定されるフランジと、
前記パイプ及びフランジが固定され、前記シートを回転させるシャフトと、
前記シャフトを支持する回転可能な支持部材である受け具と、
前記シート、前記フランジ、前記シャフトの何れかを回転可能に支持し、前記シャフトの撓みを抑制する支持部と、
を備えることを特徴とする圧着装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記シャフトには、前記シートの幅に合わせて異なる長さの前記パイプが取り付け可能であり、
前記支持部は、前記シートの幅に合わせて前記シートの幅方向に位置を変えることを特徴とする請求項1に記載の圧着装置。
【請求項3】
前記支持部は、少なくとも2つ有り、前記シートと接触しない位置において前記シートを挟むように前記フランジ又は前記シャフトを回転可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の圧着装置。
【請求項4】
前記シャフトと平行に延びるローラシャフトを更に備え、
前記支持部は、前記ローラシャフト上を移動可能に設けられたプレートと、
前記プレートに設けられ、前記シート、前記フランジ、前記シャフトの何れかを回転可能に支持するローラと、
を有する請求項1に記載の圧着装置。
【請求項5】
前記フランジの外周は丸く、周囲が円周面であり、前記ローラは、この円周面に接触して前記フランジを回転可能に支持することを特徴とする請求項4に記載の圧着装置。
【請求項6】
前記フランジの一方は、前記ローラの厚みよりも厚いことを特徴とする請求項5に記載の圧着装置。
【請求項7】
前記プレートの前記ローラの下側に、ゴミ受け部が更に設けられたことを特徴する請求項4に記載の圧着装置。
【請求項8】
前記プレートは、前記ローラが設けられる凹部と、
前記凹部と共に前記ゴミ受け部を形成するゴミ受けプレートとを、
有することを特徴とする請求項7に記載の圧着装置。
【請求項9】
前記圧着装置に対して着脱可能であり、前記シャフトが回転可能に固定されると共に前記支持部が固定されるカセットを、
有することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の圧着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧着装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置は、一対のガラス板を貼り合せて形成されるパネル状の基板を備え、この基板の表示領域の外側に形成された回路及び信号線(以下、リード線またはリードと呼ぶ)に駆動用のドライバIC等を取り付けて製造されている。
【0003】
基板に対するドライバICの実装方法として、従来から、ドライバICを搭載したフレキシブルなフィルム状の電子部品(COF:Chip On Film)が用いられている。このCOFを基板に接続するには、基板の表示領域の周囲から露出して形成されたリード線に対して、COFのリード線を圧着して接続する方法が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
このような基板と電子部品等の圧着による接続は、表示装置に限らず各種の電子機器において広く知られており、以下、このような基板と電子部品等の圧着対象をワークと呼ぶ。また、ワークの電極、端子等の互いに電気的に接続されるべき導電性を有する部分をリードと呼ぶ。
【0005】
ワーク同士の接続には、加熱圧着により、それぞれのワークのリード間の導電性を確保する異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)が用いられている。異方性導電フィルムは、基材となる樹脂の中に、小さな導電粒子が多数入ったシート状の部材である。基材の樹脂としては、熱硬化性樹脂が用いられている。
【0006】
一対のワークのリード間にACFを挟み、加熱しながら加圧すると、互いのリードの部分がワークの表面よりも出っ張っているので、その部分の導電粒子が押し潰されることによりリード同士が電気的に接続される。他の部分の導電粒子は押し潰されずに厚みが維持されるので、導電性が生じることがなく、絶縁性が確保される。熱硬化性樹脂の基材は、加熱により硬化するので、ワーク同士が機械的に接続される。
【0007】
ワークを圧着する場合、ACFを加熱して溶融硬化させるために、圧着ヘッドは高温度に加熱されている。そのため、ワークが圧着ヘッドによって加圧加熱されるとACFが溶融し、その一部がワークからはみ出して圧着ヘッドに付着することがある。
【0008】
圧着ヘッドにACFが付着すると、圧着ヘッドによってワークを均一に加圧することができなくなる加圧不良を招いたり、圧着ヘッドに付着していたACFがワークに転移して汚れの原因になったりするため、好ましくない。
【0009】
そこで、ワークを圧着する場合、ワークと圧着ヘッドとの間にシリコーン樹脂製やフッ素樹脂製の耐熱性を有するシートBを介在させる。それによって、ワークを加圧加熱した際、溶融したACFが圧着ヘッドに付着するのを防止するようにしている。
【0010】
このようなシートBは、例えば、図21に示すような供給側Suと巻取側Wiに各々2つのシャフト65を備えたカセット61内に装着されている。ここでは、カセット61が供給側Suと巻取側Wiのそれぞれに2つのシャフト65を備えるものとして説明するが、カセット61が供給側Suに1つ、巻取側Wiに1つのシャフト65を備える場合でも同様である。シートBは、供給側Suのシャフト65の各々に巻装される。供給側Suの2つのシャフト65に巻装されたシートBは、巻取側Wiの2つのシャフト65に各々巻き取られる。各々のシートBは、ワークと圧着ヘッドとの間に重なった状態で配置される。すなわち、シートBの供給側Suと巻取側Wiは、それぞれカセット61内の供給側Suと巻取側Wiのシャフト65に装着され、供給側Suのシャフト65と巻取側Wiのシャフト65との間の展開部分がワークと圧着ヘッドの間に配置される。圧着ヘッドによるワークの圧着動作が行われる都度、供給側Suのシャフト65からシートBが所定間隔で繰り出され、ワークの圧着後に巻取側Wiのシャフト65に巻き取られる。
(【0011】以降は省略されています)

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