TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025060333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023171009
出願日
2023-09-30
発明の名称
弾性波デバイスおよびその弾性波デバイスを用いたモジュール
出願人
三安ジャパンテクノロジー株式会社
代理人
個人
主分類
H03H
9/25 20060101AFI20250403BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】温度特性が良好で、かつ、よりスプリアスが抑制された弾性波デバイスおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】支持基板と、前記支持基板上に形成された媒質層と、前記媒質層上に形成された窒化ケイ素層と、前記窒化ケイ素層上に形成された圧電基板と、前記圧電基板上に形成されたIDT電極を含む共振器とを備え、前記媒質層は、長手方向と短手方向を有するストライプ状の第1音響インピーダンス領域と、前記第1音響インピーダンス領域と交互に配置された長手方向と短手方向を有するストライプ状の前記第1音響インピーダンス領域とは異なる音響インピーダンスを有する第2音響インピーダンス領域を有し、前記窒化ケイ素層および前記圧電基板の合計の厚みは前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、1.0λ以下の厚みである弾性波デバイス。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
支持基板と、
前記支持基板上に形成された媒質層と、
前記媒質層上に形成された窒化ケイ素層と、
前記窒化ケイ素層上に形成された圧電基板と、
前記圧電基板上に形成されたIDT電極を含む共振器と
を備え、
前記媒質層は、
長手方向と短手方向を有するストライプ状の第1音響インピーダンス領域と、
前記第1音響インピーダンス領域と交互に配置された長手方向と短手方向を有するストライプ状の前記第1音響インピーダンス領域とは異なる音響インピーダンスを有する第2音響インピーダンス領域を有し、
前記窒化ケイ素層および前記圧電基板の合計の厚みは前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、1.0λ以下の厚みである弾性波デバイス。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記媒質層、前記窒化ケイ素層および前記圧電基板の合計の厚みは、前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、1.0λ以下の厚みである請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項3】
前記窒化ケイ素層の厚みは、前記圧電基板の厚みよりも厚い請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項4】
前記窒化ケイ素層および前記圧電基板の合計の厚みは、前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、0.7λ以下の厚みである請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項5】
前記窒化ケイ素層と前記圧電基板の間に半導体層をさらに備える請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項6】
前記第1音響インピーダンス領域および前記第2音響インピーダンス領域の長手方向は、前記IDT電極の電極指の長手方向と同じ方向に配置されている請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項7】
前記第1音響インピーダンス領域および前記第2音響インピーダンス領域は、前記IDT電極の電極ピッチとは異なるピッチで配置される請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項8】
前記圧電基板の厚みは、前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、0.1λ以上0.3λ以下である請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項9】
前記媒質層の厚みは、前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、0.1λ以上0.5λ以下である請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項10】
前記第1音響インピーダンス領域は、二酸化ケイ素からなる請求項1に記載の弾性波デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、弾性波デバイスおよびその弾性波デバイスを用いたモジュールに関する。詳しくはSH波を用いる弾性表面波デバイス、例えば、フィルタ、デュプレクサまたはマルチプレクサに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートフォンを代表とする移動通信端末の高周波通信用システムにおいて、通信に使用する周波数帯以外の不要な信号を除去するために、高周波フィルタ等が用いられている。
【0003】
高周波フィルタ等には、弾性表面波(SAW:Surface acoustic wave)素子等を有する弾性波デバイスが用いられている。SAW素子は、圧電基板上に一対の櫛型電極を有するIDT(Interdigital Transducer)を形成した素子である。
【0004】
例えば、弾性表面波デバイスは、以下のように製造される。まず、弾性波を伝搬させる圧電基板とこの圧電基板よりも小さな熱膨張係数を持つ支持基板とを接合した多層膜基板を作成する。次に、その多層膜基板にフォトリソグラフィ技術を用いて多数のIDT電極を形成し、その後、ダイシングにより所定のサイズに切り出して弾性表面波デバイスとする。この製造方法では、多層膜基板を利用することにより、温度が変化したときの圧電基板の大きさの変化が支持基板により抑制されるため、弾性波デバイスとしての周波数特性が安定化する。
【0005】
例えば、特許文献1などにより、弾性波デバイスの温度特性を改善するため、圧電基板にヤング率が高く線膨張係数が小さいサファイア基板などの支持基板を貼り合わせて、温度変化による伸縮を抑制することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-278610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示のように、弾性波デバイスの温度特性を改善するため、圧電基板にヤング率が高く線膨張係数が小さいサファイア基板などの支持基板を貼り合わせて、温度変化による伸縮を抑制することが知られている。しかしながら、このような支持基板を用いた共振器には、特に高周波側にスプリアスが生じ、フィルタ特性に劣る。
【0008】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、温度特性が良好で、かつ、よりスプリアスが抑制された弾性波デバイスおよびその弾性波デバイスを用いたモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示にかかる弾性波デバイスは、
支持基板と、
前記支持基板上に形成された媒質層と、
前記媒質層上に形成された窒化ケイ素層と、
前記窒化ケイ素層上に形成された圧電基板と、
前記圧電基板上に形成されたIDT電極を含む共振器と
を備え、
前記媒質層は、
長手方向と短手方向を有するストライプ状の第1音響インピーダンス領域と、
前記第1音響インピーダンス領域と交互に配置された長手方向と短手方向を有するストライプ状の前記第1音響インピーダンス領域とは異なる音響インピーダンスを有する第2音響インピーダンス領域を有し、
前記窒化ケイ素層および前記圧電基板の合計の厚みは前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、1.0λ以下の厚みであるとした。
【0010】
前記媒質層、前記窒化ケイ素層および前記圧電基板の合計の厚みは、前記IDT電極の電極ピッチで定まる弾性波の波長をλとした場合、1.0λ以下の厚みであることが、本開示の一形態とされる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
電子回路
23日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
6日前
株式会社大真空
恒温槽型圧電発振器
1か月前
インターチップ株式会社
電子回路
1か月前
ミツミ電機株式会社
比較回路
1か月前
三栄ハイテックス株式会社
発振回路
1か月前
TDK株式会社
電子部品
23日前
住友理工株式会社
接触検知装置
12日前
TDK株式会社
電子部品
26日前
株式会社村田製作所
弾性波装置
1か月前
三栄ハイテックス株式会社
バッファ回路
2か月前
西部電機株式会社
入力回路及び切替方法
13日前
ミツミ電機株式会社
弾性波フィルタ
1か月前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
23日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
11日前
オプテックス株式会社
物体検知装置
10日前
オプテックス株式会社
物体検知装置
10日前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
1か月前
ローム株式会社
リニア電源回路
26日前
ローム株式会社
演算増幅器および半導体装置
1か月前
ローム株式会社
発振回路
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
17日前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
1か月前
株式会社フジクラ
波形歪評価装置
1か月前
カーネルチップ株式会社
低電圧信号レベルシフタ回路
18日前
株式会社京三製作所
スイッチング増幅器
17日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
アズビル株式会社
信号出力装置、及び、その生産方法
6日前
富士電機株式会社
駆動回路
23日前
ローム株式会社
DA変換装置
26日前
ローム株式会社
バッファ回路、半導体集積回路
2か月前
ローム株式会社
スイッチ回路
2か月前
ローム株式会社
D級増幅回路
10日前
ローム株式会社
レベルシフタ
11日前
続きを見る
他の特許を見る