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公開番号
2025056885
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166397
出願日
2023-09-27
発明の名称
レベルシフタ
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H03K
19/0185 20060101AFI20250401BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】入力段回路に供給される電源電圧のレベルが低下した場合でも適切な出力信号を得る。
【解決手段】レベルシフタは、相対的に低いレベルの入力信号が入力される入力段回路と、前記入力信号を、相対的に高いレベルの信号に変換して出力する出力段回路と、を含む。出力段回路は、入力信号に応じて生成される相補的な信号がそれぞれ入力される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、主経路が第1のトランジスタに接続され、第2のトランジスタがオン状態となることによりオン状態となり、第2のトランジスタがオフ状態となることによりオフ状態となる第1のスイッチ回路と、主経路が第2のトランジスタに接続され、第1のトランジスタがオン状態となることによりオン状態となり、第1のトランジスタがオフ状態となることによりオフ状態となる第2のスイッチ回路と、を含み。第1のスイッチ回路のオン抵抗は第1のトランジスタのオン抵抗よりも大きく、第2のスイッチ回路のオン抵抗は第2のトランジスタのオン抵抗よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
相対的に低いレベルの入力信号が入力される入力段回路と、前記入力信号を、相対的に高いレベルの信号に変換して出力する出力段回路と、を含むレベルシフタであって、
前記出力段回路は、前記入力信号に応じて生成される相補的な信号がそれぞれ入力される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
主経路が前記第1のトランジスタに接続され、前記第2のトランジスタがオン状態となることによりオン状態となり、前記第2のトランジスタがオフ状態となることによりオフ状態となる第1のスイッチ回路と、
主経路が前記第2のトランジスタに接続され、前記第1のトランジスタがオン状態となることによりオン状態となり、前記第1のトランジスタがオフ状態となることによりオフ状態となる第2のスイッチ回路と、
を含み、
前記第1のスイッチ回路のオン抵抗は前記第1のトランジスタのオン抵抗よりも大きく、前記第2のスイッチ回路のオン抵抗は前記第2のトランジスタのオン抵抗よりも大きい
レベルシフタ。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記第1のスイッチ回路は、カスケード接続された第3のトランジスタ及び第4のトランジスタを含み、
前記第2のスイッチ回路は、カスケード接続された第5のトランジスタ及び第6のトランジスタを含む
請求項1に記載のレベルシフタ。
【請求項3】
前記第3のトランジスタ及び前記第4のトランジスタのゲートが前記第2のトランジスタのドレインに接続されており、
前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタのゲートが前記第1のトランジスタのドレインに接続されている
請求項2に記載のレベルシフタ。
【請求項4】
前記第3のトランジスタのゲートが前記第2のトランジスタのドレインに接続され、
前記第4のトランジスタのゲートが前記第1のトランジスタのドレインに接続され、
前記第5のトランジスタのゲートが前記第1のトランジスタのドレインに接続され、
前記第6のトランジスタのゲートが前記第2のトランジスタのドレインに接続されている
請求項2に記載のレベルシフタ。
【請求項5】
前記入力段回路は、相対的に低いレベルの電源電圧によって駆動されるカスケード接続された第1のインバータ及び第2のインバータを含み、
前記入力信号が、前記第1のインバータに入力され、
前記第1のインバータの出力信号が前記第2のインバータ及び前記第1のトランジスタに入力され、
前記第2のインバータの出力信号が前記第2のトランジスタに入力され、
前記出力段回路は、相対的に高いレベルの電源電圧によって駆動される第3のインバータを含み、
前記第2のトランジスタと前記第2のスイッチ回路との接続点に生じる信号が前記第3のインバータに入力される
請求項1に記載のレベルシフタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、レベルシフタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
レベルシフタに関する技術として、以下の技術が知られている。特許文献1には、第1電源ラインから供給された第1電源電圧より低く、第1電源電圧に対応した駆動電圧を生成し、この駆動電圧を用いて入力信号に対応する相補信号を生成し、出力する第1電圧変換回路と、第2電源ラインから供給された第2電源電圧を用いて、第1電圧変換回路が出力した相補信号の電圧に対応する信号を生成し、出力する第2電圧変換回路と、第2電圧変換回路が出力した信号の電圧に応じて保持する出力ラッチ回路とを備えたレベルシフタ回路が記載されている。
【0003】
特許文献2には、第1の導電型の第1から第4のトランジスタを備えた電圧レベルシフタが記載されている。第1および第2のトランジスタが第1および第2の電源入力の間に直列に接続される。第2のトランジスタの制御電極が直接入力信号を受け取るための第1の入力に接続される。第3および第4のトランジスタが第1および第2の電源入力の間に直列に接続される。第4のトランジスタの制御電極が相補入力信号を受け取るための第2の入力に接続される。第1のトランジスタの制御電極が第3のトランジスタの出力電極および第4のトランジスタのコモン電極に接続される。第3のトランジスタの制御電極が第1のトランジスタの出力電極および第2のトランジスタのコモン電極に接続される。
【0004】
特許文献3には、低電圧の信号を高電圧の信号に変換するレベルシフタを備えるレベルシフト回路が記載されている。レベルシフタは、低電圧の信号が入力される入力用のトランジスタを備え、この入力用のトランジスタのオン/オフの状態に応じて当該レベルシフタの出力信号を発生する。レベルシフト回路は、低電圧の電源よりも先に高電圧の電源が投入された場合に、レベルシフタの入力用のトランジスタへの入力信号を確定する手段を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-131457号公報
特開2001-24502号公報
特開2003-17996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
相対的に低いレベルの入力信号が入力される入力段回路と、入力信号を、相対的に高いレベルの信号に変換して出力する出力段回路と、を含むレベルシフタにおいては、入力段回路に供給される電源電圧のレベルが、出力段回路を構成するトランジスタの閾値電圧のレベル程度にまで低下した場合に、適切な出力信号が得られない場合がある。
【0007】
開示の技術は、相対的に低いレベルの入力信号が入力される入力段回路と、入力信号を、相対的に高いレベルの信号に変換して出力する出力段回路と、を含むレベルシフタにおいて、入力段回路に供給される電源電圧のレベルが低下した場合でも適切な出力信号を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示の技術に係るレベルシフタは、相対的に低いレベルの入力信号が入力される入力段回路と、前記入力信号を、相対的に高いレベルの信号に変換して出力する出力段回路と、を含むレベルシフタであって、前記出力段回路は、前記入力信号に応じて生成される相補的な信号がそれぞれ入力される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、主経路が前記第1のトランジスタに接続され、前記第2のトランジスタがオン状態となることによりオン状態となり、前記第2のトランジスタがオフ状態となることによりオフ状態となる第1のスイッチ回路と、主経路が前記第2のトランジスタに接続され、前記第1のトランジスタがオン状態となることによりオン状態となり、前記第1のトランジスタがオフ状態となることによりオフ状態となる第2のスイッチ回路と、を含む。前記第1のスイッチ回路のオン抵抗は前記第1のトランジスタのオン抵抗よりも大きく、前記第2のスイッチ回路のオン抵抗は前記第2のトランジスタのオン抵抗よりも大きい。
【発明の効果】
【0009】
開示の技術によれば、相対的に低いレベルの入力信号が入力される入力段回路と、入力信号を、相対的に高いレベルの信号に変換して出力する出力段回路と、を含むレベルシフタにおいて、入力段回路に供給される電源電圧のレベルが低下した場合でも適切な出力信号を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
開示の技術の実施形態に係るレベルシフタの構成の一例を示す回路図である。
比較例に係るレベルシフタの構成の一例を示す回路図である。
開示の技術の他の実施形態に係るレベルシフタの構成の一例を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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