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公開番号2025060292
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170953
出願日2023-09-29
発明の名称電動車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62J 43/16 20200101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】メインフレームが前輪および後輪の上端以下で前後に延出するメインフレームであっても、電動車両の機能部品を効率的に配置することができる電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両は、ヘッドパイプ(20)を支持するメインフレーム(21)とメインフレーム(21)から延出する上下フレーム(23)を備える車体フレーム(11)と、ヘッドパイプ(20)にフロントフォーク(14)を介して支持される前輪(13)と、上下フレーム(23)にスイングアーム(16)を介して支持される後輪(15)と、電動車両の機能部品を備える電動車両において、メインフレーム(21)は、左右一対で構成され、前輪(13)および後輪(15)の上端以下で前後に延出し、バッテリ(41)は、長辺を左右に指向し、左右両端(41L、41R)はメインフレーム(21)の外側面(21O)よりも車幅方向外に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドパイプ(20)を支持するメインフレーム(21)と、前記メインフレーム(21)の後端から下方に延出する上下フレーム(23)と、を備える車体フレーム(11)と、前記ヘッドパイプ(20)にフロントフォーク(14)を介して操舵可能に支持される前輪(13)と、前記上下フレーム(23)にスイングアーム(16)を介して揺動可能に支持される後輪(15)と、前記メインフレーム(21)の上端よりも下方に配置される電動車両の機能部品(12、41、42)と、を備える電動車両において、
前記メインフレーム(21)は、左右一対で構成され、前記前輪(13)および前記後輪(15)の上端と同等もしくは前記前輪(13)および前記後輪(15)の上端よりも下方で前後に延出し、
前記電動車両の機能部品であるバッテリ(41)は直方体をなし、
前記バッテリ(41)は、長辺を左右方向に指向して搭載され、前記バッテリ(41)の左右両端(41L、41R)は前記メインフレーム(21)の外側面(21O)よりも車幅方向外側に位置することを特徴とする電動車両。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記バッテリ(41)は、前記左右一対のメインフレーム(21)に支持されることを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記左右一対のメインフレーム(21)の間であって、かつ、前記バッテリ(41)の後面(41B)と前記上下フレーム(23)の後端(23B)との間に、電動モータ(12)が配置されることを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記バッテリ(41)と同形状の第二バッテリ(42)を有し、
前記第二バッテリ(42)は、長辺を前後に指向して前記電動モータ(12)と前記バッテリ(41)の下方に配置され、
前記第二バッテリ(42)の左右両端(42L、42R)は、車両正面視において、前記前輪(13)が路面(R)に設置するタイヤ設置面(R0)と前記バッテリ(41)の左右端(41L、41R)の下端を結ぶ線(L11、L12)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項3に記載の電動車両。
【請求項5】
前記上下フレーム(23)の下端から前方に延出するロアフレーム(24)を備え、
前記ロアフレーム(24)は、前記電動モータ(12)よりも下方に位置し、
前記ロアフレーム(24)は、左右一対で構成され、車両側面視で前記第二バッテリ(42)の側面と重複しており、
前記第二バッテリ(42)は、少なくとも前記ロアフレーム(24)に支持されることを特徴とする請求項4に記載の電動車両。
【請求項6】
前記左右一対のメインフレーム(21)は、上方に延出する上方延出部(22)を介して前記ヘッドパイプ(20)を支持することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電動車両。
【請求項7】
前記バッテリ(41)の左右両端(41L、41R)のそれぞれを通過する鉛直線(L1、L2)は、車両正面視で、ハンドル(31)のグリップ(31a)と重複することを特徴とすることを特徴とする請求項6に記載の電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヘッドパイプから後方に延出するメインフレームと、メインフレームの後端を下方に屈曲して垂下する上下フレームと、を有する車体フレームを備える電動車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、メインフレームは前輪および後輪の上端よりも上方で前後に延出しており、車体フレームが形成する空間を広くして、車体フレームで区画するスペースに電動車両の機能部品としてのバッテリや電動モータを配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-096594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、クルーザー系の二輪車両を構成する場合には、シートポジションを低くする必要があり、メインフレームが通常のスポーツモーターサイクル型車両よりも低い位置で前後に延出することになる。このため、クルーザー系の二輪車両の車体フレームで区画されるスペースでは、バッテリと電動モータを配置するスペースが小さくなり易い。よって、大容量のバッテリを搭載し難く、車体フレームの形状や、バッテリおよび電動モータの配置を考慮する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、メインフレームが前輪および後輪の上端以下で前後に延出するメインフレームであっても、電動車両の機能部品を効率的に配置することができる電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電動車両は、ヘッドパイプを支持するメインフレームと、前記メインフレームの後端から下方に延出する上下フレームと、を備える車体フレームと、前記ヘッドパイプにフロントフォークを介して操舵可能に支持される前輪と、前記上下フレームにスイングアームを介して揺動可能に支持される後輪と、前記メインフレームの上端よりも下方に配置される電動車両の機能部品と、を備える電動車両において、前記メインフレームは、左右一対で構成され、前記前輪および前記後輪の上端と同等もしくは前記前輪および前記後輪の上端よりも下方で前後に延出し、前記電動車両の機能部品であるバッテリは直方体をなし、前記バッテリは、長辺を左右方向に指向して搭載され、前記バッテリの左右両端は前記メインフレームの外側面よりも車幅方向外側に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
メインフレームが前輪および後輪の上端以下で前後に延出するメインフレームであっても、電動車両の機能部品を効率的に配置することができる電動車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態に係る電動二輪車の右側面図である。
第1の実施の形態に係る電動二輪車の正面図である。
第1の実施の形態に係る電動二輪車の背面図である。
第1の実施の形態に係る電動二輪車の平面図である。
第2の実施の形態に係る電動二輪車の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る電動二輪車10の右側面図である。図2は、第1の実施の形態に係る電動二輪車10の正面図である。図3は、第1の実施の形態に係る電動二輪車10の背面図である。図4は、第1の実施の形態に係る電動二輪車10の平面図である。
電動二輪車(電動車両)10は、車体フレーム11にバッテリ駆動式の電動モータ12が支持され、車体フレーム11の前端に前輪13を支持するフロントフォーク14が操舵可能に支持され、車体フレーム11の後部に後輪15を支持するスイングアーム16が揺動可能に支持され、車体フレーム11の後部上方に乗員が跨るようにして着座するシート17が支持された鞍乗り型車両である。
【0010】
車体フレーム11は、前端部にヘッドパイプ20を備える。車体フレーム11は、ヘッドパイプ20を支持するメインフレーム21を備える。メインフレーム21は、前後方向に延びる。メインフレーム21は、左右一対で構成される。メインフレーム21は、前輪13および後輪15の上端の高さH1と同等もしくは前輪13および後輪15の上端の高さH1よりも下方で前後に延出する。本実施の形態では、メインフレーム21は、前輪13および後輪15の上端の高さH1よりも下方で前後に延出する。
(【0011】以降は省略されています)

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