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公開番号2025060230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170827
出願日2023-09-29
発明の名称運転支援装置、方法およびプログラム。
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G08G 1/09 20060101AFI20250403BHJP(信号)
要約【課題】運転支援に活用可能な予防安全技術の一層の向上に有利な技術を提供する。
【解決手段】本発明に係る運転支援装置は、他車両と通信可能な車両に搭載される運転支援装置であって、前記他車両との通信結果に基づいて前記他車両の走行経路を算出する算出手段と、前記算出された走行経路を走行する前記他車両に自車両が干渉するか否かを判定し、前記自車両が前記他車両に干渉するものと判定された場合にそのことを通知するための通知信号を生成する演算手段と、を備え、前記自車両と前記他車両との間に前記自車両と同方向に進行する先行車が存在する場合には前記演算手段は非活性化される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
他車両と通信可能な車両に搭載される運転支援装置であって、
前記他車両との通信結果に基づいて前記他車両の走行経路を算出する算出手段と、
前記算出された走行経路を走行する前記他車両に自車両が干渉するか否かを判定し、前記自車両が前記他車両に干渉するものと判定された場合にそのことを通知するための通知信号を生成する演算手段と、
を備え、
前記自車両と同方向に進行する先行車が前記自車両から所定距離の範囲内に存在する場合には前記演算手段は非活性化される
ことを特徴とする運転支援装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記自車両と前記他車両との間に前記先行車が存在する場合、前記演算手段は前記通知信号の生成を抑制する
ことを特徴とする請求項１記載の運転支援装置。
【請求項３】
前記通知信号は、
前記他車両の位置情報を音源装置により通知するための音源信号と、
前記他車両の位置情報を表示装置により通知するための画像信号と、
を含み、
前記自車両と前記他車両との間に前記先行車が存在する場合、前記演算手段は、前記音源信号の生成を抑制し且つ前記画像信号を生成する
ことを特徴とする請求項２記載の運転支援装置。
【請求項４】
前記算出手段は、前記自車両の位置、車速および操舵角を示す情報に基づいて前記自車両の走行経路を更に算出し、
前記先行車が前記自車両の走行経路から基準以上に離れて位置する場合には前記演算手段は前記判定を行い、その結果に基づいて前記通知信号を生成する
ことを特徴とする請求項１記載の運転支援装置。
【請求項５】
前記算出手段は、前記先行車との通信結果に基づいて前記先行車の走行経路を更に算出すると共に、前記自車両の位置、車速および操舵角を示す情報に基づいて前記自車両の走行経路を更に算出し、
前記先行車の走行経路が前記自車両の走行経路と異なる場合には前記演算手段は前記判定を行い、その結果に基づいて前記通知信号を生成する
ことを特徴とする請求項１記載の運転支援装置。
【請求項６】
他車両と通信可能な車両についての運転支援の方法であって、
前記他車両との通信結果に基づいて前記他車両の走行経路を算出するステップと、
前記算出された走行経路を走行する前記他車両に自車両が干渉するか否かを判定し、前記自車両が前記他車両に干渉するものと判定された場合にそのことを通知するための通知信号を生成するステップと、
を含み、
前記自車両と前記他車両との間に前記自車両と同方向に進行する先行車が前記自車両から所定距離の範囲内に存在する場合には、前記判定を行って前記通知信号を生成するステップを非活性化する
ことを特徴とする方法。
【請求項７】
コンピュータに、他車両と通信可能な車両について運転支援を実行させるためのプログラムであって、
前記他車両との通信結果に基づいて前記他車両の走行経路を算出することと、
前記算出された走行経路を走行する前記他車両に自車両が干渉するか否かを判定し、前記自車両が前記他車両に干渉するものと判定された場合にそのことを通知するための通知信号を生成することと、
を実行させ、
前記自車両と前記他車両との間に前記自車両と同方向に進行する先行車が前記自車両から所定距離の範囲内に存在する場合には、前記判定を行って前記通知信号を生成することを非活性化する
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、主に車載用運転支援装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
昨今、交通参加者のなかでも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取組みが盛んになっており、その実現に向けて、交通の安全性や利便性を一層改善するべく予防安全技術に関する研究開発が広く行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－６１４８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
車両のなかには、他車両との間で通信を行う車車間通信を行うことにより運転支援を実現するものもあり（特許文献１参照）、運転支援に活用可能な予防安全技術の一層の向上が一般に求められうる。
【０００５】
本発明は、運転支援に活用可能な予防安全技術の一層の向上に有利な技術を提供することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一つの側面は運転支援装置に係り、前記運転支援装置は、
他車両と通信可能な車両に搭載される運転支援装置であって、
前記他車両との通信結果に基づいて前記他車両の走行経路を算出する算出手段と、
前記算出された走行経路を走行する前記他車両に自車両が干渉するか否かを判定し、前記自車両が前記他車両に干渉するものと判定された場合にそのことを通知するための通知信号を生成する演算手段と、
を備え、
前記自車両と前記他車両との間に前記自車両と同方向に進行する先行車が存在する場合には前記演算手段は非活性化される
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、運転支援に活用可能な予防安全技術を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係る車両のシステム構成例を示す図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援の一態様を説明するための図である。
運転支援装置の制御内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
（車両のシステム構成例）
図１は、実施形態に係る車両１を示す。車両１は、２つの前輪および２つの後輪を車輪１１として備える四輪車とするが、車輪１１の数量は本例に限られるものではなく、例えば二輪車や三輪車であってもよい。また、車両１は、本実施形態では搭乗型車両とするが、他の実施形態として鞍乗型車両であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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