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公開番号
2025060158
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170710
出願日
2023-09-29
発明の名称
チェーンスプロケット
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
F16H
55/30 20060101AFI20250403BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】肉抜き孔の外縁の応力集中を低減しながら軽量化にも貢献できるチェーンスプロケットを提供する。
【解決手段】チェーンスプロケットは、車両(10)を駆動する駆動源(12)の駆動力を車輪(15)に伝達するチェーンスプロケットにおいて、チェーンスプロケットには、外縁(81、481)と外縁(81、481)よりも短い内縁(82)と外縁(81、481)の端と内縁(82)の端とを繋ぐ2本の側縁(83、483)とから成る肉抜き孔(74、474)が設けられ、外縁(81、481)は、複数の曲率半径(R1、R2、R401)の円弧(81A、81B、481B)により形成され又は少なくとも一つの曲率半径(R1、R2、R401)の一対の円弧(81A、81B、481B)と一対の円弧(81A、81B、481B)を繋ぐ線(481A)とから形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両(10)を駆動する駆動源(12)の駆動力を車輪(15)に伝達するチェーンスプロケットにおいて、
前記チェーンスプロケットには、外縁(81、481)と、前記外縁(81、481)よりも短い内縁(82)と、前記外縁(81、481)の端と前記内縁(82)の端とを繋ぐ2本の側縁(83、483)と、から成る肉抜き孔(74、474)が設けられ、
前記外縁(81、481)は、複数の曲率半径(R1、R2、R401)の円弧(81A、81B、481B)により形成され、又は、少なくとも一つの曲率半径(R1、R2、R401)の一対の円弧(81A、81B、481B)と前記一対の円弧(81A、81B、481B)を繋ぐ線(481A)とから形成される
ことを特徴とするチェーンスプロケット。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記外縁(81)が、二つの曲率半径(R1、R2)の円弧(81A、81B)で形成されるとき、前記二つの曲率半径(R1、R2)のうち、小さい方の曲率半径(R2)は大きい方の曲率半径(R1)の1/2よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載のチェーンスプロケット。
【請求項3】
前記外縁(81)が、二つの曲率半径(R1、R2)の円弧(81A、81B)で形成されるとき、前記二つの曲率半径(R1、R2)のうち、小さい方の曲率半径(R2)は大きい方の曲率半径(R1)の1/2よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載のチェーンスプロケット。
【請求項4】
前記外縁(81)が、二つの曲率半径(R1、R2)の円弧(81A、81B)で形成されるとき、前記二つの曲率半径(R1、R2)のうち、小さい方の曲率半径(R2)は大きい方の曲率半径(R1)の1/2である
ことを特徴とする請求項1に記載のチェーンスプロケット。
【請求項5】
前記チェーンスプロケットには、前記肉抜き孔(74、474)とは異なる第二の孔(75)が設けられ、
前記第二の孔(75)は、前記外縁(81、481)よりも径方向内側に設けられ、
前記第二の孔(75)の中心が径方向で占める位置は、前記肉抜き孔(74、474)が径方向で占める位置と重なる
ことを特徴とする請求項1から4に記載のチェーンスプロケット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チェーンスプロケットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、チェーンスプロケットに関して、軽量化を図る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、肉抜き孔が周方向に複数形成されたカムシャフトスプロケットにおいて、各歯の裏側を略歯形に沿って肉抜きして軽量化を図っている。特許文献1のカムシャフトスプロケットでは、肉抜き孔の外縁は、単一の曲率半径の円弧により形成されていると認められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平1-58856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では応力集中に関して改善の余地がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、肉抜き孔の外縁の応力集中を低減しながら軽量化にも貢献できるチェーンスプロケットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
チェーンスプロケットは、車両を駆動する駆動源の駆動力を車輪に伝達するチェーンスプロケットにおいて、前記チェーンスプロケットには、外縁と、前記外縁よりも短い内縁と、前記外縁の端と前記内縁の端とを繋ぐ2本の側縁と、から成る肉抜き孔が設けられ、前記外縁は、複数の曲率半径の円弧により形成され、又は、少なくとも一つの曲率半径の一対の円弧と前記一対の円弧を繋ぐ線とから形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
肉抜き孔の外縁の応力集中を低減しながら軽量化にも貢献できるチェーンスプロケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
スイングアームを左後方側から見た斜視図である。
第1の実施の形態に係るドリブンスプロケットを示す図である。
従来形状のドリブンスプロケットを示す図である。
第1の実施の形態に係るドリブンスプロケットの応力の分布に関する解析結果を示す図である。
第1の比較例に係るドリブンスプロケットの応力の分布に関する解析結果を示す図である。
第2の比較例に係るドリブンスプロケットの応力の分布に関する解析結果を示す図である。
第2の実施の形態に係るドリブンスプロケットを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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