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公開番号2025060155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170707
出願日2023-09-29
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62K 19/38 20060101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ブレーキホースの屈曲がきつくなりすぎることを抑制することができる車両を提供する。
【解決手段】車両は、ヘッドパイプ(24)と、ヘッドパイプ(24)に転舵可能に支持される転舵機構(90)であって、ステアリングシャフト(91)と、車両の動きに伴い転舵する懸架装置(92)と、車輪(3)に装備されるブレーキ装置(66B)と、を有する転舵機構(90)と、ブレーキ装置(66B)にブレーキホース(112)を通して液圧を送る油圧制御装置(4)と、を有する車両において、ブレーキホース(112)を車体フレーム(5)に保持する車体保持部(111)と、ブレーキホース(112)を転舵機構(90)に保持する転舵保持部(113)と、を有し、車体保持部(111)から転舵保持部(113)を繋ぐブレーキホース(112)は、ステアリングシャフト(91)の上方または下方を通って配索される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレーム(5)に固定されるヘッドパイプ(24)と、前記ヘッドパイプ(24)に転舵可能に支持される転舵機構(90)であって、前記ヘッドパイプ(24)に回動可能に支持されるステアリングシャフト(91)と、前記ステアリングシャフト(91)からオフセットをして車輪(3)を支持し、車両の動きに伴い転舵する懸架装置(92)と、前記車輪(3)に装備されるブレーキ装置(66B)と、を有する転舵機構(90)と、前記車体フレーム(5)に固定され前記ブレーキ装置(66B)にブレーキホース(112)を通して液圧を送る油圧制御装置(4)と、を有する車両において、
前記ブレーキホース(112)を前記車体フレーム(5)に保持する車体保持部(111)と、前記ブレーキホース(112)を前記転舵機構(90)に保持する転舵保持部(113)と、を有し、
前記車体保持部(111)から前記転舵保持部(113)を繋ぐ前記ブレーキホース(112)は、前記ステアリングシャフト(91)の上方または下方を通って配索される
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記車体保持部(111)及び前記転舵保持部(113)は、前記転舵機構(90)の車幅方向中心線(L0)上に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記転舵機構(90)の転舵に伴う前記転舵保持部(113)の回転円(C1)内に、前記車体保持部(111)から前記転舵保持部(113)に繋がる前記ブレーキホース(112)の可動範囲が収まる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両。
【請求項4】
前記車体保持部(111)が、前記ステアリングシャフト(91)と上面視で重なる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両。
【請求項5】
前記転舵保持部(113)は、前記ヘッドパイプ(24)の外周側で前記ステアリングシャフト(91)に隣接する転舵機構構成部品に設けられ、前記ステアリングシャフト(91)と共に回動する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両。
【請求項6】
前記転舵機構構成部品は、前記ステアリングシャフト(91)の上下間を延び、前記ステアリングシャフト(91)との間には前記ヘッドパイプ(24)のみがあるステー(99)であり、
前記転舵保持部(113)は、前記ステー(99)に設けられる
ことを特徴とする請求項5に記載の車両。
【請求項7】
前記ステー(99)が車体構成部品(84)に接触した際には、前記転舵機構(90)はそれ以上転舵しない
ことを特徴とする請求項6に記載の車両。
【請求項8】
前記転舵保持部(113)は、前記ステー(99)と前記車体構成部品(84)とが接触する接触部(99E、99F)に対して、車体上下方向で重なる又は上に配置される
ことを特徴とする請求項7に記載の車両。
【請求項9】
前記ステアリングシャフト(91)の回動角を検知する舵角センサ(100)を備え、
前記舵角センサ(100)が、前記ヘッドパイプ(24)の上端と前記ブレーキホース(112)との間に設けられ、
前記舵角センサ(100)に接続されるハーネス(102)は、前記ブレーキホース(112)の可動域外に延びて配索される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、転舵機構にブレーキホースを配索した車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には車両としての自動二輪車が記載されており、ヘッドパイプの前方のABSモジュレータから延びるブレーキホースを、ABSモジュレータの下方に位置するボトムブリッジに設けられた保持部によって保持し、前輪のブレーキ装置に配索している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-14199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、転舵角が大きくなるとブレーキホースが大きく屈曲する為、大きな屈曲スペースを必要とし、周辺部品のレイアウト自由度が下がるという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ブレーキホースの屈曲スペースの確保が必要であり、周辺部品のレイアウト自由度を向上することができることができる車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
車両は、車体フレームに固定されるヘッドパイプと、前記ヘッドパイプに転舵可能に支持される転舵機構であって、前記ヘッドパイプに回動可能に支持されるステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトからオフセットをして車輪を支持し、車両の動きに伴い転舵する懸架装置と、前記車輪に装備されるブレーキ装置と、を有する転舵機構と、前記車体フレームに固定され前記ブレーキ装置にブレーキホースを通して液圧を送る油圧制御装置と、を有する車両において、前記ブレーキホースを前記車体フレームに保持する車体保持部と、前記ブレーキホースを前記転舵機構に保持する転舵保持部と、を有し、前記車体保持部から前記転舵保持部を繋ぐ前記ブレーキホースは、前記ステアリングシャフトの上方または下方を通って配索されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
ブレーキホースの屈曲スペースを小さくし、周辺部品のレイアウト自由度を向上することができる車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態に係る車両の斜視図である。
カバー部材を省略した車両の斜視図である。
リアフォークの周辺を左後方から見た斜視図である。
リアフォークの背面図である。
ステアリングシャフトの上端部周辺を後上方から見た斜視図である。
ABSモジュレータの周辺の上面図である。
後輪ブレーキ配管系を示す車両1の一部の右側面図である。
ステアリングシャフトの上端部周辺の上面図である。
転舵ストッパー部と突き当て部との作用説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、実施の形態に係る車両1の斜視図である。図2は、カバー部材26を省略した車両1の斜視図である。
本実施の形態の説明では、左右一対の構成には、左側の構成を示す符号に「L」、右側の構成を示す符号に「R」を付して区別することがある。また、左右を区別しない場合には、「L」、「R」を外した符号のみで示すこともある。
【0010】
図1及び図2に示すように、本実施の形態における車両1は、車体前部に左右一対の前輪2L、2Rを備えるとともに、車体後部の左右中央に単一の後輪3を備え、乗員Pが着座して移動可能な自動運転車両として構成されている。すなわち、本実施の形態の車両1は、乗員Pが旋回操作やアクセル操作を行うための操作部材を備えておらず、自動運転を司る運転ユニットを備えている。車両1の運転ユニットは、旋回操作と車体の前後進を制御することによって、自動運転を実現する。運転ユニットは、例えば、センサやカメラ等を利用して周囲や現在位置の情報を取得する機能、及び/又は、通信等を利用して車両1外部から自動運転に必要な情報を取得する機能等を有し、自律的または遠隔操作により車両1の自動運転が実現可能に構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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