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公開番号
2025060015
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170491
出願日
2023-09-29
発明の名称
配光可変型前照灯
出願人
市光工業株式会社
代理人
IAT弁理士法人
主分類
F21S
41/663 20180101AFI20250403BHJP(照明)
要約
【課題】配光可変型前照灯のレンズから前方へ出射された光束および配光効率を向上させる。
【解決手段】配光可変型前照灯10は、車両の横方向に配列して光を出射する複数の光源9と、光源9からの光線を集光して車両の前方へ向けて反射する光源9ごとに設けられる複数のリフレクタ40と、すべてのリフレクタ40から投射される反射光を車両の前方へ照射するレンズ61とを備える。リフレクタ40は、回転楕円面から構成される面を含み、回転楕円面の第1焦点f1が光源またはその近傍に位置し、リフレクタ40において反射した光源9の中心からの光線が、レンズ61における車両の後方側である裏面61aの中心領域を通過するように第2焦点f2の位置が設定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の横方向に配列して光を出射する複数の光源と、
前記光源からの光線を集光して前記車両の前方へ向けて反射する前記光源ごとに設けられる複数のリフレクタと、
すべての前記リフレクタから投射される反射光を前記車両の前方へ照射するレンズと
を備え、
前記リフレクタは、回転楕円面から構成される面を含み、前記回転楕円面の第1焦点が前記光源またはその近傍に位置し、
前記リフレクタにおいて反射した前記光源の中心からの光線が、前記レンズにおける前記車両の後方側である裏面の中心領域を通過するように前記回転楕円面の第2焦点の位置が設定される
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の配光可変型前照灯であって、
前記リフレクタが3つ以上ある場合に、前記第2焦点の位置が互いに異なる前記リフレクタが2つ以上ある
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
【請求項3】
請求項1に記載の配光可変型前照灯であって、
前記第2焦点は、前記レンズの前方に位置し、
前記レンズの中心領域を通る前記車両の前後方向に沿った中心線より前記車両の右方へ離れた位置にある前記リフレクタの前記第2焦点を前記車両の左方へ変位させる
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
【請求項4】
請求項1に記載の配光可変型前照灯であって、
前記第2焦点は、前記レンズの前方に位置し、
前記レンズの中心領域を通る前記車両の前後方向に沿った中心線より前記車両の左方へ離れた位置にある前記リフレクタの前記第2焦点を前記車両の右方へ変位させる
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
【請求項5】
請求項1に記載の配光可変型前照灯であって、
前記レンズの中心領域を通る前記車両の前後方向に沿った中心線より前記車両の左右方向へ離れた位置にある前記リフレクタの前記第2焦点を前記レンズに近づけるように前記車両の後方へ変位させる
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
【請求項6】
請求項1に記載の配光可変型前照灯であって、
前記第2焦点は、前記レンズの後方に位置し、
前記レンズの中心領域を通る前記車両の前後方向に沿った中心線より前記車両の右方へ離れた位置にある前記リフレクタの前記第2焦点を前記車両の右方へ変位させる
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
【請求項7】
請求項1に記載の配光可変型前照灯であって、
前記第2焦点は、前記レンズの後方に位置し、
前記レンズの中心領域を通る前記車両の前後方向に沿った中心線より前記車両の左方へ離れた位置にある前記リフレクタの前記第2焦点を前記車両の左方へ変位させる
ことを特徴とする配光可変型前照灯。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配光可変型前照灯に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ハイビームの配光パターンを、対向車および先行車のエリアだけ減光または消灯させて、対向車および先行車のドライバの眩惑を防止することが可能な配光可変型前照灯(ADB機能付き前照灯)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-533537号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、各LED光源からの光線をそれぞれのリフレクタによって集光して反射させ、各リフレクタから投射される反射光をレンズを介して前方へ照射するタイプの車両用前照灯が開示されている。
【0005】
このような車両用前照灯を配光可変型前照灯として構成すると、リフレクタは長径が車両の前後方向に沿う回転楕円面を基準とした形状である。このため、リフレクタの焦点が前後に2つあり、リフレクタの形状および配置次第で第1焦点f1を光源付近とし、第2焦点をレンズ付近に配置することができる。
【0006】
上記のような配光可変型前照灯は、様々な配光パターンに対応させるため、複数のリフレクタを有し、各リフレクタの第2焦点が一致するようにリフレクタを配置している。しかし、一つのレンズに対応したすべてのリフレクタの第2焦点の位置が同一であると、レンズの中心線から車両の左右方向に離れたリフレクタからの反射光の一部がレンズに入射せず、その分だけレンズから前方へ出射された光束が低下して配光効率が低下する可能性がある。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、配光可変型前照灯のレンズから前方へ出射された光束および配光効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面の配光可変型前照灯は、車両の横方向に配列して光を出射する複数の光源と、光源からの光線を集光して車両の前方へ向けて反射する光源ごとに設けられる複数のリフレクタと、すべてのリフレクタから投射される反射光を車両の前方へ照射するレンズとを備え、リフレクタは、回転楕円面から構成される面を含み、回転楕円面の第1焦点が光源またはその近傍に位置し、リフレクタにおいて反射した光源の中心からの光線が、レンズにおける車両の後方側である裏面の中心領域を通過するように前記回転楕円面の第2焦点の位置が設定される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、配光可変型前照灯のレンズから前方へ出射された光束および配光効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る配光可変型前照灯の一部を示す斜視図である。
図2は、図1における配光可変型前照灯をII-II線に沿って切断して矢印の方向から見た断面図である。
図3は、図1における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、光源からの光線のうち中心付近の経路を示している。
図4Aは、図1における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、リフレクタからの光線を示している。
図4Bは、図1における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、リフレクタからの光線を示している。
図5は、第1変形例における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、光源からの光線のうち中心付近の経路を示している。
図6は、第2変形例における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、光源からの光線のうち中心付近の経路を示している。
図7は、本実施形態に係る配光可変型前照灯における、第6光源のリフレクタの反射光から形成される配光エリアを、スクリーン上に示した模式図である。
図8は、比較例における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、光源からの光線のうち中心付近の経路を示している。
図9Aは、比較例における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、リフレクタからの光線を示している。
図9Bは、比較例における配光可変型前照灯を上方から見た上面図であり、リフレクタからの光線を示している。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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