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公開番号
2025060011
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170481
出願日
2023-09-29
発明の名称
デッキプレート、及びデッキプレート敷設構造
出願人
日鉄建材株式会社
,
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04B
5/40 20060101AFI20250403BHJP(建築物)
要約
【課題】階高を低くしつつ、コストを低減できるデッキプレート、及びデッキプレート敷設構造を提供する。
【解決手段】第1のデッキプレート6Aは、逆エンドクローズ形状22を有する端部21を大梁2に接合させることで、第1のデッキプレート6Aの下端を大梁2の上端よりも下に落とし込むことで、階高を低くすることができる。第1のデッキプレート6Aは、スパン方向D1における一方の端部21のみに逆エンドクローズ形状22を有する。そのため共通の金型60A,70Aを用いて、二つの第1のデッキプレート6A
1
,6A
2
を成形し、一つ目の第1のデッキプレート6A
1
を一方の大梁2
1
に接合し、二つ目の第1のデッキプレート6A
2
を他方の大梁2
2
に接合することが可能となる。この場合、逆エンドクローズ形状22を成形するための金型製作費用を抑制し、デッキプレート製造時の金型の組替作業の固定費を抑制することができる。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
幅方向の一方の端部に設けられた第1の嵌合部と、
前記幅方向の他方の端部に設けられ、前記第1の嵌合部と異なる形状を有する第2の嵌合部と、を有するデッキプレートであって、
前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部の一方の嵌合部を、前記幅方向に隣合う他のデッキプレートの他方の嵌合部に嵌め合わせることで、前記デッキプレートを前記他のデッキプレートに連結可能であり、
スパン方向における一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有する、デッキプレート。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記スパン方向に対向する一対の梁と、
前記一対の梁間に配置された複数のデッキプレートと、を備えるデッキプレート敷設構造であって、
前記複数のデッキプレートのうち、前記梁に接合されるデッキプレートとして、請求項1に記載されたデッキプレートが用いられ、前記逆エンドクローズ形状を有する前記端部が前記梁と接合される、デッキプレート敷設構造。
【請求項3】
前記スパン方向に対向する一対の梁と、
前記一対の梁間に配置された2枚のデッキプレートと、を備えるデッキプレート敷設構造であって、
前記2枚のデッキプレートとして、請求項1に記載されたデッキプレートが用いられ、前記逆エンドクローズ形状を有する前記端部が、前記梁と接合される、デッキプレート敷設構造。
【請求項4】
前記梁は、大梁である、請求項2又は3に記載されたデッキプレート敷設構造。
【請求項5】
前記逆エンドクローズ形状を有する前記端部とは反対側の端部は、小梁と接合される、請求項2又は3に記載されたデッキプレート敷設構造。
【請求項6】
前記梁は、大梁であり、
前記大梁と前記小梁の上フランジの鉛直方向の高さの差が「a-b」である、請求項5記載のデッキプレート敷設構造。
ただし、
a=前記デッキプレートの高さ
前記デッキプレートの板厚≦b≦10mm
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デッキプレート、及びデッキプレート敷設構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のデッキスラブとして、特許文献1に記載されたものが知られている。このデッキスラブは、施工の手間を増やすことなく階高を低くするために、逆エンドクローズタイプのデッキプレートを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-40746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、逆エンドクローズタイプのデッキプレートを用いた場合、床の下端を大梁の上端よりも下に落とし込むことで、階高を低くすることができる。ここで、デッキプレートは一般的に幅方向の端部に設けられた嵌合部を嵌合させながら敷き並べるため、図7に示すように、嵌合部はオス側とメス側で形状が異なり、左右非対称な構造となる。よって、デッキプレートの端部に逆エンドクローズ形状を成形する金型から見て、一方の端部側のオス・メスの嵌合部と、他方の端部側のオス・メスの嵌合部とでは、位置関係が同一とならない。そのため、デッキプレートの一端側の逆エンドクローズ形状専用の金型と、他端側の逆エンドクローズ形状専用の金型と、をそれぞれ用意する必要がある。そのため、金型製作費用が二倍かかり、デッキプレート製造時に金型の組替作業が固定費としてかかる、という問題が生じる。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、階高を低くしつつ、コストを低減することができるデッキプレート、及びデッキプレート敷設構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るデッキプレートは、幅方向の一方の端部に設けられた第1の嵌合部と、幅方向の他方の端部に設けられ、第1の嵌合部と異なる形状を有する第2の嵌合部と、を有するデッキプレートであって、第1の嵌合部及び第2の嵌合部の一方の嵌合部を、幅方向に隣合う他のデッキプレートの他方の嵌合部に嵌め合わせることで、デッキプレートを隣合うデッキプレートに連結可能であり、スパン方向における一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有する。
【0007】
本発明に係るデッキプレートは、端部に逆エンドクローズ形状を有する。従って、デッキプレートは、逆エンドクローズ形状を有する端部を梁に接合させることで、デッキプレートの下端を梁の上端よりも下に落とし込むことで、階高を低くすることができる。ここで、デッキプレートは、幅方向の一方の端部に設けられた第1の嵌合部と、幅方向の他方の端部に設けられ、第1の嵌合部と異なる形状を有する第2の嵌合部と、を有する。仮に、デッキプレートがスパン方向における両端部に逆エンドクローズ形状を有している場合、上述のように、デッキプレートの一端側の逆エンドクローズ形状専用の金型と、他端側の逆エンドクローズ形状専用の金型と、をそれぞれ用意する必要が生じる。これに対し、本発明に係るデッキプレートは、スパン方向における一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有する。そのため共通の金型を用いて、二つのデッキプレートを成形し、一つ目のデッキプレートを一方の梁に接合し、二つ目のデッキプレートを他方の梁に接合することが可能となる。この場合、逆エンドクローズ形状を成形するための金型製作費用を抑制し、デッキプレート製造時の金型の組替作業の固定費を抑制することができる。以上より、階高を低くしつつ、コストを低減することができる。
【0008】
本発明に係るデッキプレート敷設構造は、スパン方向に対向する一対の梁と、一対の梁間に配置された複数のデッキプレートと、を備えるデッキプレート敷設構造であって、複数のデッキプレートのうち、梁に接合されるデッキプレートとして、上述のデッキプレートが用いられ、逆エンドクローズ形状を有する端部が梁と接合される。
【0009】
また、本発明に係るデッキプレート敷設構造は、スパン方向に対向する一対の梁と、一対の梁間に配置された2枚のデッキプレートと、を備えるデッキプレート敷設構造であって、2枚のデッキプレートとして、上述のデッキプレートが用いられ、逆エンドクローズ形状を有する端部が、梁と接合される。
【0010】
本発明に係るデッキプレート敷設構造によれば、逆エンドクローズ形状を有する端部を梁と接合することにより、階高を低くすることができる。また、デッキプレートは、スパン方向における一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有する。よって、共通の金型を用いて複数のデッキプレートを成形し、複数の梁に対してそれぞれ接合することができる。従って、階高を低くしつつ、コストを低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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