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公開番号
2025066270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175732
出願日
2023-10-11
発明の名称
防音壁の頂部構造および防音壁
出願人
日鉄建材株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E01F
8/00 20060101AFI20250416BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】従来の騒音低減効果を維持しながら、飛来物や積雪による不具合を低減する。
【解決手段】騒音源からの騒音を減音する防音壁の頂部構造であって、支柱間に取り付けられて上下方向に延びる遮音パネルと、遮音パネルから騒音源側に斜め上方に延びる分岐パネルと、を備え、遮音パネルと分岐パネルの遮音パネル側の端部との間には隙間が形成されている、防音壁の頂部構造を提供する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
騒音源からの騒音を減音する防音壁の頂部構造であって、
支柱間に取り付けられて上下方向に延びる遮音パネルと、前記遮音パネルから騒音源側に斜め上方に延びる分岐パネルと、を備え、
前記遮音パネルと前記分岐パネルの前記遮音パネル側の端部との間には隙間が形成されている、防音壁の頂部構造。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記遮音パネルには、前記隙間を挟んで前記分岐パネルの端部と対向する位置よりも上に、前記騒音源側に突出する音返し板が設けられている、請求項1に記載の防音壁の頂部構造。
【請求項3】
前記音返し板の先端近傍には、下方に突出する折り返し片が設けられている、請求項2に記載の防音壁の頂部構造。
【請求項4】
前記分岐パネルの前記騒音源側の面には、吸音部材が取り付けられている、請求項1に記載の防音壁の頂部構造。
【請求項5】
前記隙間は、前記防音壁の延在方向について80%以上の区間に形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造。
【請求項6】
前記隙間の幅は、20mm以上150mm以下である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造。
【請求項7】
前記分岐パネルの前記騒音源側の面から斜め下方に延びる再分岐パネルを有する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造。
【請求項8】
騒音源からの騒音の伝播を防止する防音壁であって、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造を備える、防音壁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、騒音源からの騒音を減音する防音壁の頂部構造および防音壁に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
高速道路などの道路沿いや軌道沿いに設置されて騒音源からの騒音の伝播を防止するために防音壁が設置されている。このような防音壁には、高さを上げることなく騒音を低減できることが求められている。このため、近年、防音壁の頂部構造を改良して、騒音源からの直接音と回折音や反射音を干渉させて騒音を減音する防音壁の頂部構造が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、支柱間に取り付けられて上下方向に延びる遮音パネルと、遮音パネルから騒音源側に斜め上方に延びる分岐パネルとを有する防音壁の頂部構造が開示されている。この頂部構造は、多重回折や干渉による減音効果が期待できることから、防音壁の高さを上げることなく騒音を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-161610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の防音壁の頂部構造では、遮音パネルと分岐パネルとの間の上方が開放され、下方が閉鎖された空間に落ち葉や砂などの飛来物が溜まるため、定期的な清掃や除去作業が必要となるという課題がある。また、降雪地域では遮音パネルと分岐パネルとの間に雪が溜まりやすいため、積雪荷重を考慮した構造にする必要があるという課題がある。
【0006】
そこで、本発明は、従来の騒音低減効果を維持しながら、飛来物や積雪による不具合を低減することができる防音壁の頂部構造および防音壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]騒音源からの騒音を減音する防音壁の頂部構造であって、支柱間に取り付けられて上下方向に延びる遮音パネルと、前記遮音パネルから騒音源側に斜め上方に延びる分岐パネルと、を備え、前記遮音パネルと前記分岐パネルの前記遮音パネル側の端部との間には隙間が形成されている、防音壁の頂部構造。
[2]前記遮音パネルには、前記隙間を挟んで前記分岐パネルの端部と対向する位置よりも上に、前記騒音源側に突出する音返し板が設けられている、[1]に記載の防音壁の頂部構造。
[3]前記音返し板の先端近傍には、下方に突出する折り返し片が設けられている、[2]に記載の防音壁の頂部構造。
[4]前記分岐パネルの前記騒音源側の面には、吸音部材が取り付けられている、[1]に記載の防音壁の頂部構造。
[5]前記隙間は、前記防音壁の延在方向について80%以上の区間に形成されている、[1]から[4]のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造。
[6]前記隙間の幅は、20mm以上150mm以下である、[1]から[4]のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造。
[7]前記分岐パネルの前記騒音源側の面から斜め下方に延びる再分岐パネルを有する、[1]から[4]のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造。
[8]騒音源からの騒音の伝播を防止する防音壁であって、[1]から[4]のいずれか一項に記載の防音壁の頂部構造を備える、防音壁。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成によれば、遮音パネルと分岐パネルとを有する防音壁の頂部構造において、遮音パネルと分岐パネルとの間に隙間が形成されていることによって、従来の騒音低減効果を維持しながら、飛来物や積雪による不具合を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る防音壁を騒音源側から見た状態で示す正面図である。
本発明の第1実施形態に係る防音壁を示す図であり、図1のII-II線に沿った断面図である。
本発明の第1実施形態に係る防音壁の吸音パネルを示す断面図である。
支柱への吸音パネルの固定方法を示す拡大断面図である。
本発明の第1実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す断面図であり、図2のV部拡大図である。
本発明の第1実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す斜視図である。
本発明の第1実施形態に係る分岐パネルの支持部材の別の例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る分岐パネルの支持部材の別の例を示す図である。
本発明の第1実施形態の頂部構造の効果を説明する図である。
本発明の第2実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す断面図である。
本発明の第2実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す斜視図である。
本発明の第2実施形態の頂部構造の効果を説明する図である。
本発明の第3実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す断面図である。
本発明の第3実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す斜視図である。
本発明の第4実施形態に係る防音壁の頂部構造を示す断面図である。
防音壁の騒音測定試験の試験条件を説明する概略図である。
本発明の実施例および比較例の頂部構造の仕様を説明する比較図である。
本発明の実施例1、比較例1および比較例2を比較するグラフである。
本発明の実施例1、実施例2および比較例2を比較するグラフである。
本発明の実施例1、実施例3および比較例2を比較するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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