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公開番号2025060012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170483
出願日2023-09-29
発明の名称デッキスラブ、及びデッキスラブの施工方法
出願人日鉄建材株式会社,株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 5/40 20060101AFI20250403BHJP(建築物)
要約【課題】階高を低くしつつ、デッキスラブの耐力を向上できるデッキスラブ、及びデッキスラブの施工方法を提供する。
【解決手段】第1のデッキプレート6Aは、端部21に逆エンドクローズ形状22を有するため、第1のデッキプレート6Aの下端を大梁2の上端よりも下に落とし込むことで、階高を低くすることができる。その一方、第1のデッキプレート6Aの他方の端部23は逆エンドクローズ形状22を有していない。更に、第2のデッキプレート6Bは、スパン方向D1の両端部31,32において、通常エンドクローズ形状33、及びオープン形状24の少なくとも一方を有する。そのため、第2のデッキプレートに対応する領域では、逆エンドクローズ形状22を用いていないことにより、コンクリート7の厚みを確保することができる。この場合、一対の大梁2間に逆エンドクローズ形状22を用いる場合に比して、デッキスラブの耐力を向上することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
スパン方向に互いに離間するように配置され、一対の第1の梁にそれぞれ接合される一対の第1のデッキプレートと、
前記スパン方向において、一対の第1のデッキプレート間に配置された第2のデッキプレートと、
前記第1のデッキプレート上、及び前記第2のデッキプレート上に設けられたコンクリートと、を有する、デッキスラブであって、
前記第1のデッキプレートは、前記第1の梁と接合される一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有し、
前記第2のデッキプレートは、前記スパン方向の両端部において、通常エンドクローズ形状、及びオープン形状の少なくとも一方を有するデッキスラブ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第1のデッキプレートの一方の端部と反対側の他方の端部は、第2の梁に接合される、請求項1に記載されたデッキスラブ。
【請求項3】
前記第1の梁は大梁である、請求項1に記載のデッキスラブ。
【請求項4】
前記第2の梁は小梁である、請求項2に記載のデッキスラブ。
【請求項5】
前記コンクリートは、前記第2のデッキプレートに対応する領域に耐火補強筋を有しない、請求項1に記載されたデッキスラブ。
【請求項6】
前記第1のデッキプレートの他方の端部が、単位長さ当たりの重量が9.3kg/m以上、240kg/m以下の前記第2の梁に接合される、請求項2に記載されたデッキスラブ。
【請求項7】
前記デッキスラブを両端ピン支持の単純支持条件で構造計算を行ったときの正曲げモーメントを69.4kN・m以下とした、請求項1に記載のデッキスラブ。
【請求項8】
前記スパン方向における前記デッキスラブの支持スパンを3.4m以下とした、請求項1に記載されたデッキスラブ。
【請求項9】
前記デッキスラブの積載荷重を6.0kN/m

以下とした、請求項1に記載されたデッキスラブ。
【請求項10】
引張側断面係数の値は、50cm

/m以上、550cm

/m以下に設定され、
圧縮側断面係数の値は、1350cm

/m以上、11000cm

/m以下に設定され、
断面二次モーメントの値は、5000cm

/m以上、120000cm

/m以下に設定される、請求項1に記載されたデッキスラブ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デッキスラブ、及びデッキスラブの施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来のデッキスラブとして、特許文献1に記載されたものが知られている。このデッキスラブは、施工の手間を増やすことなく階高を低くするために、逆エンドクローズタイプのデッキプレートを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-40746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、逆エンドクローズタイプのデッキプレートを用いた場合、床の下端を大梁の上端よりも下に落とし込むことで、階高を低くすることができる。しかしながら、逆エンドクローズタイプのデッキプレートを備えるデッキスラブは、大梁の上側のコンクリートの厚みが薄くなる。従って、構造的に薄い部分でせん断破壊等が生じやすく、デッキスラブとしての耐力が小さくなるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、階高を低くしつつ、デッキスラブの耐力を向上できるデッキスラブ、及びデッキスラブの施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るデッキスラブは、(第1のデッキプレートの)スパン方向に互いに離間するように配置され、一対の第1の梁にそれぞれ接合される一対の第1のデッキプレートと、スパン方向において、一対の第1のデッキプレート間に配置された第2のデッキプレートと、第1のデッキプレート上、及び第2のデッキプレート上に設けられたコンクリートと、を有する、デッキスラブであって、第1のデッキプレートは、第1の梁と接合される一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有し、第2のデッキプレートは、スパン方向の両端部において、通常エンドクローズ形状、及びオープン形状の少なくとも一方を有する。
【0007】
本発明に係るデッキスラブにおいて、第1のデッキプレートは、第1の梁と接合される一方の端部のみに逆エンドクローズ形状を有する。従って、第1のデッキプレートは、第1の梁と接合される端部に逆エンドクローズ形状を有するため、デッキプレートの下端を大梁の上端よりも下に落とし込むことで、階高を低くすることができる。その一方、第1のデッキプレートの他方の端部は逆エンドクローズ形状を有していない。更に、第2のデッキプレートは、スパン方向の両端部において、通常エンドクローズ形状、及びオープン形状の少なくとも一方を有する。そのため、第2のデッキプレートに対応する領域では、逆エンドクローズ形状を用いていないことにより、コンクリートの厚みを確保することができる。この場合、一対の第1の梁間全てに逆エンドクローズ形状を用いる場合に比して、デッキスラブの耐力を向上することができる。以上より、階高を低くしつつ、デッキスラブの耐力を向上できる。
【0008】
第1のデッキプレートの一方の端部と反対側の他方の端部は、第2の梁に接合されてよい。この場合、逆エンドクローズ形状の端部とは反対側の端部にて、第1のデッキプレートを支持することができる。
【0009】
具体的に、第1の梁は大梁であってよい。また、第2の梁は小梁であってよい。
【0010】
コンクリートは、第2のデッキプレートに対応する領域に耐火補強筋を有しなくてよい。通常エンドクローズ形状、及びオープン形状の一方を有する第2のデッキプレートは、耐火補強筋を用いずともデッキスラブの耐力を確保することができる。従って、第2のデッキプレートに対応する領域から耐火補強筋を省略することで、コストを低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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