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公開番号2025059649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169877
出願日2023-09-29
発明の名称出力音異常検出装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08B 23/00 20060101AFI20250403BHJP(信号)
要約【課題】出力音の内容を含む出力系統の異常を検出することができる出力音異常検出装置を提供すること。
【解決手段】車載装置100は、出力対象となるLチャンネルの警告音と、この警告音と同じ内容を有するRチャンネルの音を生成する警告音生成部24と、これらの音を増幅して出力する増幅器30と、増幅器30から出力される2つの音のそれぞれの信号レベルを比較する比較器40と、比較器40による比較結果に基づいて、警告音と増幅器30の異常の有無を判定する警告音異常判定部28とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
出力対象となる第1の音と、この第1の音と同じ内容を有する第2の音を生成する出力音生成手段と、
前記第1および第2の音を増幅して出力する増幅手段と、
前記増幅手段から出力される前記第1および第2の音のそれぞれの信号レベルを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記出力音生成手段によって生成された前記第1の音と前記増幅手段の異常の有無を判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする出力音異常検出装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記異常判定手段は、比較対象となる前記第1の音と前記第2の音のそれぞれの信号レベルが異なることを示す比較結果が前記比較手段によって得られたときに、前記増幅手段および/または前記出力音生成手段において異常が発生している旨の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の出力音異常検出装置。
【請求項3】
前記第1および第2の音のそれぞれは、I
2
S(Inter-IC Sound)規格に従ったデータフォーマットの左右チャンネルを用いて、前記出力音生成手段と前記増幅手段との間で伝送されることを特徴とする請求項1に記載の出力音異常検出装置。
【請求項4】
前記第1の音は、利用者に向けて出力される警告音であることを特徴とする請求項1に記載の出力音異常検出装置。
【請求項5】
前記第2の音は、前記警告音をコピーして作成されることを特徴とする請求項4に記載の出力音異常検出装置。
【請求項6】
前記第2の音には、所定周期で前記第1の音と相関のない信号レベルの音が含まれることを特徴とする請求項1に記載の出力音異常検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、警告音等の出力の異常を検出する出力音異常検出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、オーディオアンプに用いられている電力増幅回路の動作異常を検出するようにしたオーディオアンプが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このオーディオアンプでは、電力増幅回路の出力信号が異常であるか否かを、前段のプリアンプからオーディオ信号が入力されている状態において判別手段によって行っている。具体的には、判別手段は、出力信号判別手段と時間計測手段と比較手段を含んで構成されている。出力信号判別手段は、例えば差動増幅器を用いたコンパレータであり、電力増幅回路の出力信号の電圧が、予め定めた上方閾値V2を超えるか、あるいは、予め定めた下方閾値V1よりさらに低くなるとHレベル信号を出力し、それ以外ではLレベル信号を出力する。時間計測手段は、出力信号判別手段からHが出力された場合に、連続してHが出力された時間をタイマを用いて計測し、その値Tscを比較手段に与える。比較手段は、この時間Tscと予め定めた所定の時間超Tthを比較し、TscがTthより大きい場合には、オーディオアンプの動作が異常であると判別する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-304123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、最近では、車室内に向けて出力される各種の警告音のように確実かつ正確に出力されることが期待されている音がある。ところが、上述した特許文献1に開示されたオーディオアンプの異常検出動作では、電力増幅回路が正常に動作していない場合にその動作異常を検出することはできるが、電力増幅回路に入力される音の内容の異常までは検出できないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、出力音の内容を含む出力系統の異常を検出することができる出力音異常検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の出力音異常検出装置は、出力対象となる第1の音と、この第1の音と同じ内容を有する第2の音を生成する出力音生成手段と、第1および第2の音を増幅して出力する増幅手段と、増幅手段から出力される第1および第2の音のそれぞれの信号レベルを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて、出力音生成手段によって生成された第1の音と増幅手段の異常の有無を判定する異常判定手段とを備えている。
【0007】
また、上述した異常判定手段は、比較対象となる第1の音と第2の音のそれぞれの信号レベルが異なることを示す比較結果が比較手段によって得られたときに、増幅手段および/または出力音生成手段において異常が発生している旨の判定を行うことが望ましい。
【0008】
出力対象の第1の音に対して、同じ内容の第2の音を用いてこれらを比較しており、第1の音の内容や増幅手段の動作に異常がない場合には、第1および第2の音が同じである旨の比較結果が得られるはずであるため、この比較結果に基づいて、出力音の内容を含む出力系統の異常を検出することが可能となる。
【0009】
また、上述した第1および第2の音のそれぞれは、I
2
S(Inter-IC Sound)規格に従ったデータフォーマットの左右チャンネルを用いて、出力音生成手段と増幅手段との間で伝送されることが望ましい。これにより、第1の音と第2の音の同期をとることが容易となり、比較手段による比較動作を行う際に、第1および第2の音の入力タイミングのずれに伴う検出誤差をなくすることが可能となる。
【0010】
また、上述した第1の音は、利用者に向けて出力される警告音であることが望ましい。これにより、重要度が高い警告音が正常に出力されているか否かを容易に知ることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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