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公開番号2025059207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169135
出願日2023-09-29
発明の名称鞍乗型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B62J 17/10 20200101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】外観性の低下を抑制しつつ操安性を向上させ且つ排風の効率を向上させる。
【解決手段】自動二輪車は、ヘッドパイプの前方に配置され車体前部を覆うフロントカウル40と、フロントカウル40の後方に配置されるメータパネル50と、を備える。フロントカウル40は、走行風を導く流路60を形成する段差部61を備える。メータパネル50の上縁53は、フロントカウル40の後部と当接又は近接している。メータパネル50の縁部52の一部に、切欠き54が形成される。切欠き54の少なくとも一部は、流路60に通じる開口部55を含む。フロントカウル40は、車両前方から見て、メータパネル50を覆うようにメータパネル50と重なる。開口部55の少なくとも一部は、フロントカウル40とメータパネル50とが重なる位置に形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドパイプ(11)の前方に配置され車体前部を覆うフロントカウル(40)と、
前記フロントカウル(40)の後方に配置されるメータパネル(50)と、を備え、
前記フロントカウル(40)は、走行風を導く流路(60)を形成する段差部(61)を備え、
前記メータパネル(50)の上縁(53)は、前記フロントカウル(40)の後部と当接又は近接しており、
前記メータパネル(50)の縁部(52)の一部に、切欠き(54)が形成され、
前記切欠き(54)の少なくとも一部は、前記流路(60)に通じる開口部(55)を含み、
前記フロントカウル(40)は、車両前方から見て、前記メータパネル(50)を覆うように前記メータパネル(50)と重なり、
前記開口部(55)の少なくとも一部は、前記フロントカウル(40)と前記メータパネル(50)とが重なる位置に形成される、
鞍乗型車両。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記フロントカウル(40)は、
車両前方に臨むとともに車幅方向中央に配置される車幅中央面(40a)と、
車両前後方向に対して斜め外方に傾斜するとともに前記車幅中央面(40a)よりも車幅方向外方に配置される車幅外側面(40b)と、を備え、
前記段差部(61)は、前記車幅中央面(40a)と前記車幅外側面(40b)との接続部(40c)に形成される、
請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記メータパネル(50)の縁部(52)は、前記段差部(61)を通り且つ車両上下方向及び車両前後方向を含む断面視で、延長線が前記フロントカウル(40)に対して交差するように延びる第1延在部(52a)と、前記第1延在部(52a)の先端部から屈曲して前記フロントカウル(40)と当接又は近接する位置まで延びる第2延在部(52b)と、を備え、
前記切欠き(54)の少なくとも一部は、前記第2延在部(52b)の外面に臨む位置に形成される、
請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
ヘッドライト(70)を更に備え、
前記フロントカウル(40)の下縁と前記ヘッドライト(70)の上縁(53)との間に、隙間(71)が形成され、
前記隙間(71)の少なくとも一部は、車両前後方向から見て、前記開口部(55)の車幅方向の範囲内に形成される、
請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記フロントカウル(40)の後方に 前記隙間(71)と前記開口部(55)とを通じさせる空間(72)が形成される、
請求項4に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
車両前後方向から見て、前記開口部(55)の車幅方向の長さ(W1)は、前記流路(60)の車幅方向の長さ(W2)と略同じである、
請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、走行時に車両前方から受ける走行風をフロントカウル内部に取り込み、メータパネルに設けられた開口から排出する技術がある。特にフロントカウルが大きい車両はより多くの走行風を排出する必要があり、メータパネルに設けられる開口の面積を大きくする必要がある。この場合、開口からフロントカウル内部の配線が露出して意匠性が低下したり、ヘッドライトの光漏れが発生したりする課題がある。そのため、フロントカウル内部に流入した走行風を効率的に排出するとともに、開口を設けることによって起因する課題を改善することが要求される。例えば、特許文献1には、走行風を後上方へ流す上面部を備えたフロントカウルと、運転者に向けて車両情報を表示するメータパネルと、メータパネルの前上方を覆うウインドスクリーンと、を備えた鞍乗型車両が開示されている。フロントカウルの上面部は、ウインドスクリーンに覆われる位置に、裏面まで貫通する連通口が形成されている。連通口は、メータパネルの下方に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5913277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、フロントカウルの上面部においてウインドスクリーンに覆われる位置に連通口が形成される場合、車両前方からは連通口が見えやすいため、外観性が低下するという課題がある。そのため、外観性の低下を抑制しつつ操安性を向上させ且つ排風の効率を向上させることができることが望まれている。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、外観性の低下を抑制しつつ操安性を向上させ且つ排風の効率を向上させることを目的としたものである。そして、ひいては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗型車両(1)は、ヘッドパイプ(11)の前方に配置され車体前部を覆うフロントカウル(40)と、前記フロントカウル(40)の後方に配置されるメータパネル(50)と、を備え、前記フロントカウル(40)は、走行風を導く流路(60)を形成する段差部(61)を備え、前記メータパネル(50)の上縁(53)は、前記フロントカウル(40)の後部と当接又は近接しており、前記メータパネル(50)の縁部(52)の一部に、切欠き(54)が形成され、前記切欠き(54)の少なくとも一部は、前記流路(60)に通じる開口部(55)を含み、前記フロントカウル(40)は、車両前方から見て、前記メータパネル(50)を覆うように前記メータパネル(50)と重なり、前記開口部(55)の少なくとも一部は、前記フロントカウル(40)と前記メータパネル(50)とが重なる位置に形成される。
【0007】
(2)上記(1)に記載の鞍乗型車両(1)では、前記フロントカウル(40)は、車両前方に臨むとともに車幅方向中央に配置される車幅中央面(40a)と、車両前後方向に対して斜め外方に傾斜するとともに前記車幅中央面(40a)よりも車幅方向外方に配置される車幅外側面(40b)と、を備え、前記段差部(61)は、前記車幅中央面(40a)と前記車幅外側面(40b)との接続部(40c)に形成されてもよい。
【0008】
(3)上記(2)に記載の鞍乗型車両(1)では、前記メータパネル(50)の縁部(52)は、前記段差部(61)を通り且つ車両上下方向及び車両前後方向を含む断面視で、延長線が前記フロントカウル(40)に対して交差するように延びる第1延在部(52a)と、前記第1延在部(52a)の先端部から屈曲して前記フロントカウル(40)と当接又は近接する位置まで延びる第2延在部(52b)と、を備え、前記切欠き(54)の少なくとも一部は、前記第2延在部(52b)の外面に臨む位置に形成されてもよい。
【0009】
(4)上記(1)から(3)の何れかに記載の鞍乗型車両(1)では、ヘッドライト(70)を更に備え、前記フロントカウル(40)の下縁と前記ヘッドライト(70)の上縁(53)との間に、隙間(71)が形成され、前記隙間(71)の少なくとも一部は、車両前後方向から見て、前記開口部(55)の車幅方向の範囲内に形成されてもよい。
【0010】
(5)上記(4)に記載の鞍乗型車両(1)では、前記フロントカウル(40)の後方に 前記隙間(71)と前記開口部(55)とを通じさせる空間(72)が形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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