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公開番号2025059051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024167144
出願日2024-09-26
発明の名称便器ボウル部洗浄装置およびそれを用いた便器ボウル部洗浄方法
出願人コーラー ノビタ リミテッド
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類E03D 11/13 20060101AFI20250401BHJP(上水;下水)
要約【課題】便器のボウル部の表面をブラインド領域なしに効果的に洗浄できる便器ボウル部洗浄装置およびそれを用いた便器ボウル部洗浄方法を提供する。
【解決手段】シーケンス動作モードで制御された洗浄ノズル部から洗浄用水または消毒水を上下に揺動させながら噴射することにより、上下に揺動している洗浄用水または消毒水により便器のボウル部の表面に物理的な衝撃を与えて便器のボウル部の表面からの異物除去効率を向上させるだけでなく、便器のボウル部の表面における洗浄範囲および/または消毒範囲を拡大させ、洗浄ブラインド領域を最大限で減らし、便器の衛生性を改善することもでき、なお、便器ボウル部洗浄装置の構造を最適化することで、製品のコストを節約することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
便器ボウル部洗浄装置であって、
便器に結合されたビデ本体の底面側に形成され、伸長および水平回転を行い、一端には給水部、他端には出水部がそれぞれ形成される洗浄ノズル部と、
前記洗浄ノズル部の前記出水部側に形成され、噴射孔から洗浄用水または消毒水を前記便器のボウル部の表面に噴射するノズルヘッドと、を備え、
前記ノズルヘッドには、前記洗浄用水または前記消毒水の排出流れをジグザグにガイドする噴射ガイド部が形成されており、それにより前記噴射孔から前記洗浄用水または前記消毒水を上下に揺動させながら噴射するようになる、ことを特徴とする便器ボウル部洗浄装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記洗浄ノズル部は、
前記ビデ本体内の洗浄用水供給管路に連結された前記給水部が形成され、且つ第1内部流路を有する第1円筒部と、
前記出水部を形成するためのものであり、且つ前記第1内部流路と連通する第2内部流路を有する第2円筒部と、
前記第2円筒部の一端から突出して、前記第1円筒部の挿入・結合をガイドするためのものであり、且つ前記第1内部流路および前記第2内部流路と連通する第3内部流路を有する連結部と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の便器ボウル部洗浄装置。
【請求項3】
前記第1円筒部の外周面には開放口が形成され、前記連結部の外周面にはキー溝が形成され、前記開放口および前記キー溝中には前記第1円筒部および前記連結部を固定するためのキーが配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の便器ボウル部洗浄装置。
【請求項4】
前記開放口はC字型の孔構造物、前記キーは前記開放口を介して前記連結部に配置されたC字型のリング構造物である、ことを特徴とする請求項3に記載の便器ボウル部洗浄装置。
【請求項5】
前記連結部の外周面にはガスケット溝が形成され、前記ガスケット溝中には前記第1円筒部の内周面に密着したガスケットが配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載の便器ボウル部洗浄装置。
【請求項6】
前記出水部は、スロット構造物で、前記第2円筒部の前記第2内部流路と連通し、洗浄用水または消毒水が流入する取付け空間として機能し、前記ノズルヘッドが挿入されるように収納されるものであり、
前記ノズルヘッドには前記取付け空間と連通する給水孔が形成され、
前記給水孔と前記噴射孔との間には前記噴射ガイド部が形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の便器ボウル部洗浄装置。
【請求項7】
前記噴射ガイド部は、リブ状のブロック体であり、
前記給水孔と連通して前記噴射孔から前記洗浄用水または前記消毒水を上下に揺動させながら噴射し、且つ前記洗浄用水または前記消毒水の排出流れをジグザグにガイドする排水室が形成されている、ことを特徴とする請求項6に記載の便器ボウル部洗浄装置。
【請求項8】
請求項1に記載の便器ボウル部洗浄装置によってボウル部洗浄を行う便器ボウル部洗浄方法であって、
洗浄ボタンの入力信号に基づいて、ビデ本体内の給水弁を開弁させて洗浄用水の供給を実現するステップaと、
前記ステップaにおいて前記ビデ本体内へと洗浄用水が供給された場合、前記ビデ本体内の温水ヒータを起動して前記洗浄用水を加熱するステップbと、
前記ステップbにおいて温水ヒータにより加熱された洗浄用水が目標水温に達したら、請求項1に記載の洗浄ノズル部に消毒水が導入されたか、空気が混入されたかを判断し、且つ前記洗浄ノズル部の伸長距離および水平回転角度を変更させるための複数のシーケンス動作モードを制御することにより、洗浄用水または消毒水を上下に揺動させながら前記ボウル部の表面に噴射し、便器のボウル部の表面に物理的な衝撃を与え、その洗浄または消毒を実現するステップcと、を含む、ことを特徴とする便器ボウル部洗浄方法。
【請求項9】
前記ステップcにおける前記複数のシーケンス動作モードは、順次実行される浸漬モード、洗浄モード、深洗浄モード、フラッシングモード、消毒モードを含む、ことを特徴とする請求項8に記載の便器ボウル部洗浄方法。
【請求項10】
前記ステップcにおける前記浸漬モードは、前記便器のボウル部の表面に付着した汚染源を浸漬するためのモードであり、
前記浸漬モードは、
前記ビデ本体の底面側に収納された前記洗浄ノズル部を伸長させる第1ステップと、
前記第1ステップにおいて伸長した前記洗浄ノズル部を初期回転角度から最大回転角度まで往復させて水平回転させると同時に、前記ノズルヘッド内の噴射ガイド部によって排出流れをジグザグにガイドすることにより、噴射孔から加熱済みの洗浄用水を上下に揺動させながら前記ボウル部の表面に繰り返し噴射する第2ステップと、
前記第2ステップにおいて前記洗浄ノズル部の往復水平回転によって加熱済みの洗浄用水を上下に揺動させながら前記ボウル部の表面に繰り返し噴射したと、前記洗浄ノズル部の水平回転を停止させてから、前記洗浄ノズル部を初期回転角度に戻す第3ステップと、を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の便器ボウル部洗浄方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、便器のボウル部(bowl)を洗浄するための技術に関し、詳しくは、シーケンス(sequence)動作モードで制御された洗浄ノズル部から洗浄用水または消毒水を上下に揺動させながら噴射して、便器のボウル部の表面に物理的な衝撃を与えることにより、便器のボウル部の表面をブラインド領域なしに効果的に洗浄できる便器ボウル部洗浄装置およびそれを用いた便器ボウル部洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的には、ビデとは、排便後にノズル装置から洗浄用水を使用者の肛門および/またはその局所領域、並びにその周辺に噴射する装置を指す。ビデは、便器に設けられたものであり、シートクッションとシートカバーが結合されたビデ本体、操作部、および洗浄用水を使用者の肛門および/またはその局所領域、並びにその周辺に噴射する洗浄ノズル部などを含む。
【0003】
一方、前記ビデが設けられた便器(または便座)はセラミック構造物であり、フラッシングがされても前記便器のボウル部の表面に異物が残っているため、水垢などを発生させる汚染源が存在し、ひいては細菌が繁殖する可能性もあり、細菌の繁殖により臭気が起こし、排便時に臭気が上昇していき、使用者に快適な環境を提供することができない。
【0004】
この点では、既存の公開特許公報第10-2017-0133053号には、ハウジングに設けられ且つ噴射孔を有するボウル部洗浄用の洗浄ノズル部を備えた便器洗浄装置が開示されており、かかる装置は、前記洗浄ノズル部の伸長および水平回転を行うための昇降手段および回転手段を含む。
【0005】
ところで、前記既存の公開特許公報による便器洗浄装置では、昇降手段により洗浄ノズル部を伸長させ、且つ回転手段によりそれを水平回転させても、前記洗浄ノズル部の噴射孔からの洗浄用水の噴射方式がダイレクト噴射であるため、前記洗浄ノズル部の噴射孔から噴射された洗浄用水により便器のボウル部の表面を洗浄することには限界があり、しかも便器のボウル部の表面には洗浄不能なブラインド領域が存在することが避けられない。
【0006】
即ち、前記ノズル部をビデ本体の先端から伸長させてから水平方向において回転させ、噴射孔から洗浄用水をダイレクト噴射方式で噴射する場合、ダイレクト噴射方式で噴射した前記洗浄用水によると、便器のボウル部の表面に物理的な衝撃を与えることができないため、前記便器のボウル部の表面に固化した異物および/または水垢などの汚染源を十分に洗浄することができない。
【0007】
また、前記洗浄ノズル部が単に洗浄用水を便器のボウル部の表面に噴射しただけであり、便器のボウル部の表面を全体洗浄領域または部分洗浄領域に分割し、これらの領域を順次洗浄するシーケンス動作モードが実現されていないため、便器のボウル部の表面からの汚染源除去効率が低下することが避けられない。それ故、従来、使用者がみずから便器のボウル部の表面を洗浄ブラシで再洗浄しなければならないという不便がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
公開特許公報第10-2017-0133053号(公開日:2017.12.05.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする技術的課題は、シーケンス動作モードで制御された洗浄ノズル部から洗浄用水または消毒水を上下に揺動させながら噴射することにより、上下に揺動している洗浄用水または消毒水により便器のボウル部の表面に物理的な衝撃を与えて便器のボウル部の表面からの異物除去効率を向上させるだけでなく、便器のボウル部の表面における洗浄範囲および/または消毒範囲を拡大させ、洗浄ブラインド領域を最大限で減らし、便器の衛生性を改善することもできる便器ボウル部洗浄装置およびそれを用いた便器ボウル部洗浄方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の技術的課題を解決するための手段として、便器ボウル部洗浄装置は、便器に結合されたビデ本体の底面側に形成され、伸長および水平回転を行い、一端には給水部、他端には出水部がそれぞれ形成される洗浄ノズル部と、前記洗浄ノズル部の前記出水部側に形成され、噴射孔から洗浄用水または消毒水を前記便器のボウル部の表面に噴射するノズルヘッドと、を備え、前記ノズルヘッドには、前記洗浄用水または前記消毒水の排出流れをジグザグにガイドする噴射ガイド部が形成されており、それにより前記噴射孔から前記洗浄用水または前記消毒水を上下に揺動させながら噴射するようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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