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公開番号2025016296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119491
出願日2023-07-21
発明の名称フック装置
出願人中央化成品株式会社
代理人弁理士法人IPシーガル
主分類E03C 1/06 20060101AFI20250124BHJP(上水;下水)
要約【課題】支柱などの相手部材がやや反りや曲がりを有するものであっても、ガタツキやスティックスリップ現象を発生させることなく、この相手部材に沿ってスムーズに移動を行うことができるフック装置を提供する。
【解決手段】この発明のフック装置は、相手部材Pに沿って移動可能で、被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着する係止部、及び前記相手部材Pを貫通させる貫通孔を有する中空の装置本体2と、前記装置本体2の内部に前記相手部材Pの軸方向に対して所定の角度で傾斜させて配設された傾斜面41aと、前記傾斜面41aと当接して、これに沿って摺動する摺動面31aを有する摺動部材3を備えるもので、前記貫通孔の内周面2bは、一又は複数の回動体11a、11b、11c、11dを備え、前記回動体は、少なくとも前記フック装置の移動方向に平行する方向に回動可能に構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
相手部材に沿って移動可能なフック装置であって、
被係止物ないし被係止部を脱着可能に係着する係止部、および前記相手部材を貫通させる貫通孔を有する中空の装置本体と、
前記装置本体の内部に前記相手部材の軸方向に対して所定の角度で傾斜させて配設された傾斜面と、
前記傾斜面と当接する摺動面を有する摺動部材を備え、
前記摺動部材は、前記傾斜面と前記相手部材との間に設けられ、かつ前記傾斜面に沿って摺動し、
前記貫通孔の内周面は、一又は複数の回動体を備え、
前記回動体は、少なくとも前記フック装置が移動する方向に平行する方向に回動可能に構成されていること
を特徴とするフック装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記傾斜面は、
前記装置本体の内部又は外部に移動可能に配設される操作部材に設けられ、
前記装置本体は、
前記操作部材に対して、弾性付勢力を作用させるように前記装置本体内に配設される弾性部材を備え、
前記操作部材を操作することによって、前記摺動部材が前記相手部材から離れて、前記相手部材との間の摩擦力が減少するか、又はなくなる方向に摺動するよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。
【請求項3】
前記回動体は、
前記相手部材を挟むように少なくとも一対、対向配置されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。
【請求項4】
前記回動体は、
前記貫通孔の軸線方向の両端部のそれぞれに、前記相手部材を挟むように少なくとも一対ずつ、対向配置されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。
【請求項5】
前記回動体のうち少なくとも一対は、
前記貫通孔の軸線方向の両端部のそれぞれに、前記相手部材を挟むように、前記貫通孔から前記係止部に向かう方向に沿って対向配置されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。
【請求項6】
前記貫通孔の外縁は、前記回動体が配置されている位置の少なくとも一つにおいて、外向きに拡径されていること
を特徴とする請求項3に記載のフック装置。
【請求項7】
前記回動体は、
前記貫通孔の軸線方向の両端部のそれぞれに、前記相手部材を挟むように、前記貫通孔から前記係止部に向かう方向に沿って一対ずつ対向配置され、
前記貫通孔は、
その外縁が、前記係止部側の回動体が配置されている位置において、外向きに拡径されるように形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。
【請求項8】
前記係止部側の回動体に対向する回動体は、
前記貫通孔から前記係止部に向かう方向に沿って移動可能に構成されることにより、相手部材と離接可能に構成されていること
を特徴とする請求項7に記載のフック装置。
【請求項9】
前記弾性部材は、
圧縮コイルばねであること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。
【請求項10】
前記相手部材は、
支柱であり、
前記被係着物は、
シャワーヘッドであること
を特徴とする請求項1に記載のフック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、フック装置に関するものである。
より詳しくは、被係止物ないし被係止部、特に浴室などで使用されるシャワーヘッドを、係止ないし支持するためのフック装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
浴室などにおいては、一般的にシャワー装置を構成するシャワーヘッドの頭部を、着脱可能に支持するためのシャワー用フック装置が設けられている。
このようなフック装置の一例が、特許文献1~6に開示されている。
【0003】
特開2002-106523号公報(特許文献1)においては、スライドのロックを確実に行うことができると共に、スライド操作を円滑に行うことができ、さらには、安定した性能を保持することができるスライドロック装置が提案されている。
【0004】
このスライドロック装置は、図1に示されるように、その全体が相手部材(支柱)の長手方向に沿って移動可能に装着され、弾性部材によって付勢されたストッパが、相手部材との間で摩擦力を発生してスライドをロックするものである。
【0005】
特開2005-180491号公報(特許文献2)においては、一方向には、適度な抵抗で移動させることができ、反対方向には、軽快に移動させることができる、操作フィーリングが向上したスライドロック装置が提案されている。
【0006】
このスライドロック装置は、軸状の相手部材とベースとの間に、ロック駒が圧接状態で挟まれることにより、相手部材とベースとの相対移動が、ロック駒の摩擦力によってロックされ、相手部材の一方向への相対移動によって、前記摩擦力が増大してロック駒が回転し、反対方向への相対移動によって、摩擦力低減方向にロック駒が移動可能としたものである。
【0007】
特開2013-19152号公報(特許文献3)においては、スライドバーとして安価な丸パイプを用いることができるシャワーノズル受け装置が提案されている。
【0008】
特許第3858180号公報(特許文献4)においては、ロック状態を解除するとき、従来のようにボルトを弛める等の作業を必要とせず、手で動かすことができる軸スライドロック装置が提案されている。
【0009】
特許第4678622号公報(特許文献5)においては、ロック力を大きくすることに起因して操作力が大きくなったり、ロック力を大きくするために、ばね力を大きくする必要がなく、確実にロックを行うことができ、しかも、高さ調整を簡単に行うことができるのに加えて、突出量が大きくなることがなく良好なデザイン性を有したスライドロック装置が提案されている。
【0010】
特許第4884250号公報(特許文献6)においては、ロック状態の下で、スライドシャワーフックに保持されているシャワーヘッドを取り出す際、シャワーヘッドの上向きの移動に連れて、スライドシャワーフックが、スライドバーに沿って上向きに移動してしまうことがなく、使い勝手が良好なスライドシャワーフック装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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