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公開番号2025033459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139184
出願日2023-08-29
発明の名称便器装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類E03D 11/02 20060101AFI20250306BHJP(上水;下水)
要約【課題】利用者の着座状態を正しく検出できる便器装置を提供する。
【解決手段】便器装置において、制御部は、電波センサによって検出される利用者までの検出距離及び信号強度に基づいて、利用者が便座に座ろうとしている又は利用者が便座に座っている着座状態(C1、D1)であるか否かを判断する。制御部は、検出距離が着座距離L1でありかつ信号強度が着座閾値X1以上であると、着座状態(C1、D1)であると判断する。制御部は、着座状態(C1、D1)であると判断した後、検出距離が着座距離L1でありかつ信号強度が人感閾値Y1以上であると、着座状態(C1、D1)であるという判断を維持する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
便器本体と、
前記便器本体の上に置かれる便座と、
検出される信号強度について、着座閾値と、前記着座閾値より低い人感閾値と、が設定されている、電波センサと、
前記電波センサによって検出される利用者までの検出距離及び前記信号強度に基づいて、前記利用者が前記便座に座ろうとしている又は座っている着座状態であるか否かを判断する判断部と、を備え、
前記判断部は、
前記検出距離が着座距離でありかつ前記信号強度が前記着座閾値以上であると、前記着座状態であると判断し、
前記着座状態であると判断した後、前記検出距離が前記着座距離でありかつ前記信号強度が前記人感閾値以上であると、前記着座状態であるという判断を維持する、
便器装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記判断部は、
前記利用者が着座していないが便器装置空間内にいる離座状態であるか否かを判断でき、
前記着座状態であると判断した後に前記信号強度が前記人感閾値未満になると、前記信号強度の前記人感閾値未満であった時間を測定し、測定時間が所定の時間未満であれば前記着座状態であるという判断を維持し、前記測定時間が所定の時間以上であれば前記離座状態であると判断する、
請求項1に記載の便器装置。
【請求項3】
前記判断部は、前記検出距離が前記着座距離を超えておりかつ前記信号強度が前記人感閾値以上であると、前記離座状態であると判断する、
請求項2に記載の便器装置。
【請求項4】
前記判断部は、
前記利用者が前記便器装置空間内にいない無人状態であるか否かを判断でき、
前記離座状態の場合に前記信号強度が前記人感閾値未満になると、前記無人状態であると判断する、
請求項2又は3に記載の便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、便器装置に関し、より詳細には入室、着座等の人体検出を行う便器装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、無線信号を用いた人検出器を設けて、トイレ室への入退室等の使用者の動作を検出し、洗浄水の吐水制御等を行う便器装置がある(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
人検出器は、ドップラセンサ(電波センサ)と、信号処理部と、を有する。ドップラセンサは、所定周波数の電波を検出範囲に向けて送信し、検出範囲内で動いている物体から反射された電波を受信し、送信した電波と受信した電波との周波数の差分に相当するドップラ周波数のセンサ信号を出力する。信号処理部は、センサ信号を閾値と比較することによって、使用者の動作を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6176336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の人検出器は、ドップラセンサを利用して利用者との距離を検出し、利用者と便器装置の距離が短くなると、着座であると判断している。
【0006】
一方、信号強度に基づいて、利用者の状態(離座状態、着座状態など)を判断している電波センサもある。しかし、その場合、利用者が着座後にしばらく静止状態でいると、電波の信号強度が弱くなる。そのため、利用者が着座しているにもかかわらず、は非検知であると判断されてしまう(つまり、離座状態であるとの誤検出が生じる)ことがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、利用者の着座状態を正しく検出できる便器装置を提供することにある。
【0008】
本開示の一態様に係る便器装置は、便器本体と、便座と、電波センサと、判断部と、を備える。前記便座は、前記便器本体の上に置かれる。前記電波センサは、検出される信号強度について、着座閾値と、前記着座閾値より低い人感閾値とが設定されている。前記判断部は、前記電波センサによって検出される利用者までの検出距離及び前記信号強度に基づいて、前記利用者が前記便座に座ろうとしている又は座っている着座状態であるか否かを判断する。前記判断部は、前記検出距離が着座距離でありかつ前記信号強度が前記着座閾値以上であると、前記着座状態であると判断する。前記判断部は、前記着座状態であると判断した後、前記検出距離が前記着座距離でありかつ前記信号強度が前記人感閾値以上であると、前記着座状態であるという判断を維持する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の便器装置によれば、利用者の着座状態を正しく検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の第1実施形態に係る便器装置の外観を示す斜視図である。
図2は、前記便器装置の制御構成を示すブロック図である。
図3は、前記便器装置の電波センサの構成を示すブロック図である。
図4は、前記便器装置の制御部の判断制御動作を示すフローチャートである。
図5は、利用者が着座してから離座するまでの動作の第1例における時間経過に対して、信号強度と検出距離の変化を示すグラフである。
図6は、利用者が、離座状態(便器装置空間内において便器から離れた位置にいる)であることを示す模式図である。
図7は、利用者が、離座状態から着座状態に移行する動作を行っていることを示す模式図である。
図8は、利用者が着座状態であることを示す模式図である。
図9は、利用者が着座してから離座するまでの動作の第2例における時間経過に対して、信号強度の変化を示すグラフである。
図10は、利用者が離座状態であることを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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