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公開番号
2025008399
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110553
出願日
2023-07-05
発明の名称
堆積物回収システム
出願人
株式会社鶴見製作所
代理人
個人
主分類
E03F
7/10 20060101AFI20250109BHJP(上水;下水)
要約
【課題】堆積物タンクに貯留された堆積物を容易に除去して堆積物の回収を継続することが可能な堆積物回収システムを提供する。
【解決手段】この堆積物回収システム100は、堆積物Dを吸い込む吸引力を発生させる真空ポンプ3と、真空ポンプ3により吸い込まれた堆積物Dを貯留するように構成され、貯留された堆積物Dを排出するための開閉可能な排出口40を含む堆積物タンク4と、堆積物タンク4の下方側に配置され、排出口40から排出された堆積物Dを回収する土のう袋Hが着脱可能に取り付けられる袋体取付部材5と、堆積物タンク4および袋体取付部材5に対して共通に設けられ、堆積物タンク4および袋体取付部材5が設置される車載構造体102と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
堆積物を吸い込む吸引力を発生させる吸込装置と、
前記吸込装置により吸い込まれた前記堆積物を貯留するように構成され、貯留された前記堆積物を排出するための開閉可能な排出口を含む堆積物タンクと、
前記堆積物タンクの下方側に配置され、前記排出口から排出された前記堆積物を回収する袋体が着脱可能に取り付けられる袋体取付部材と、
前記堆積物タンクおよび前記袋体取付部材に対して共通に設けられ、前記堆積物タンクおよび前記袋体取付部材が設置される設置部材と、を備える、堆積物回収システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記袋体は、透水性を有し、前記堆積物を回収する土のう袋を含む、請求項1に記載の堆積物回収システム。
【請求項3】
前記設置部材は、車両に搭載される車載構造体であり、
前記車載構造体は、前記堆積物タンクおよび前記袋体取付部材に加えて、前記吸込装置が設置されるように構成され、前記車両により移動されるように構成されている、請求項1に記載の堆積物回収システム。
【請求項4】
前記袋体取付部材は、前記車載構造体の内側の前記排出口の直下の堆積物排出位置と、前記車載構造体の外側の前記堆積物を回収した前記袋体を搬出する袋体搬出位置との間で、前記袋体をスライド移動させることが可能なスライド機構を含む、請求項3に記載の堆積物回収システム。
【請求項5】
前記スライド機構は、
前記袋体が係合により取り付けられる突起部を有するスライド部材と、
前記堆積物排出位置と前記袋体搬出位置との間で、前記スライド部材の移動をガイドするガイドレールとを含む、請求項4に記載の堆積物回収システム。
【請求項6】
前記スライド部材には、前記スライド部材を前記ガイドレールに沿って移動させる際に、ユーザに把持される把持部が設けられている、請求項5に記載の堆積物回収システム。
【請求項7】
前記袋体は、透水性を有しており、
前記排出口および前記袋体取付部材の直下で前記設置部材に設置され、前記堆積物を回収した前記袋体から漏れ出る液体を貯留する液体収容部をさらに備え、
前記液体収容部には、前記液体収容部に貯留された液体を排水する排水ポンプが設けられている、請求項1に記載の堆積物回収システム。
【請求項8】
前記堆積物タンクは、前記設置部材に複数設けられ、
複数の前記堆積物タンクの各々には、前記袋体により前記堆積物を回収する際に、前記堆積物タンクへの前記堆積物の流入を止めるバルブが設けられており、
一の前記堆積物タンクで前記バルブを閉じて前記堆積物を回収するのと同時に、他の前記堆積物タンクで前記バルブを開いて前記堆積物を貯留することが可能なように構成されている、請求項1に記載の堆積物回収システム。
【請求項9】
前記堆積物タンクは、前記堆積物が流入する堆積物流入口と、前記堆積物流入口の上方に設けられた気体が流出する気体流出口とを含み、
前記堆積物流入口に接続され、前記堆積物を吸い込むホースをさらに備え、
前記吸込装置は、前記気体流出口に接続され、前記ホースおよび前記堆積物タンクを介して前記気体のみをポンプ本体の内部に引き込むことにより、前記ホースから前記堆積物タンクに向けて前記気体とともに前記堆積物を吸い込む吸引力を発生させる真空ポンプであり、
前記堆積物タンク内の前記堆積物流入口と前記気体流出口との間には、第1開口部を有する第1板部材と、平面視で前記第1開口部からずれた位置に配置された第2開口部を有する第2板部材と、が設けられ、
前記堆積物タンクは、前記第1開口部を通過した前記気体を前記第2板部材に衝突させて、前記気体から前記気体中に含まれる微粒子を分離するように構成されている、請求項1に記載の堆積物回収システム。
【請求項10】
前記堆積物タンクの前記気体流出口は、前記第2開口部の直上に配置されている、請求項9に記載の堆積物回収システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、堆積物の吸込装置と、吸込装置により吸い込まれた堆積物を貯留する堆積物タンクとを備える堆積物回収システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、堆積物の吸込装置と、吸込装置により吸い込まれた堆積物を貯留する堆積物タンクとを備える堆積物回収システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、真空発生装置およびタンクを有するバキュームカーと、堆積物排出管によりバキュームカーのタンクに接続された側溝掃除機とが開示されている。上記バキュームカーの真空発生装置は、吸引力を発生させて、側溝掃除機を介して堆積物を吸い込むように構成されている。上記バキュームカーのタンクには、真空発生装置により吸い込まれた堆積物が貯留される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-250167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載のバキュームカーおよび側溝掃除機では、タンクが堆積物により満たされた場合には、一旦、所定の回収所などに移動してタンクから堆積物を除去しなければ、堆積物の回収を継続することができないという不都合がある。このため、タンクに貯留された堆積物を容易に除去して堆積物の回収を継続することが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、堆積物タンクに貯留された堆積物を容易に除去して堆積物の回収を継続することが可能な堆積物回収システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における堆積物回収システムは、堆積物を吸い込む吸引力を発生させる吸込装置と、吸込装置により吸い込まれた堆積物を貯留するように構成され、貯留された堆積物を排出するための開閉可能な排出口を含む堆積物タンクと、堆積物タンクの下方側に配置され、排出口から排出された堆積物を回収する袋体が着脱可能に取り付けられる袋体取付部材と、堆積物タンクおよび袋体取付部材に対して共通に設けられ、堆積物タンクおよび袋体取付部材が設置される設置部材と、を備える。
【0008】
この発明の一の局面による堆積物回収システムでは、上記のように、共通の設置部材に設置された堆積物タンクおよび袋体取付部材を設け、堆積物タンクは、貯留された堆積物を排出するための開閉可能な排出口を含むように構成され、袋体取付部材は、堆積物タンクの下方側に配置され、排出口から排出された堆積物を回収する袋体が着脱可能に取り付けられる。これによって、堆積物タンクが堆積物により満たされた場合に、堆積物の回収現場で堆積物タンクの下方側に配置された袋体取付部材に袋体を取り付けて、袋体により堆積物タンクに貯留された堆積物を回収することができる。すなわち、堆積物タンクが堆積物により満たされた場合に、袋体取付部材に取り付けられた袋体を利用して、その場で即座に堆積物タンクから堆積物を除去することができる。したがって、堆積物タンクに貯留された堆積物を容易に除去して堆積物の回収を継続することができる。
【0009】
上記一の局面による堆積物回収システムにおいて、好ましくは、袋体は、透水性を有し、堆積物を回収する土のう袋を含む。このように構成すれば、透水性(透液性)を有する土のう袋により、回収した堆積物から液体を取り除いて軽量化することができる。その結果、袋体の搬出作業を容易に行うことができる。すなわち、作業者の負担を軽減することができる。また、床下浸水および床上浸水などの災害時においては、堆積した泥などを土のう袋により容易に回収することができる。そして、泥などを回収した土のう袋は、積み上げることにより、さらなる浸水を防ぐための壁として活用することができる。
【0010】
上記一の局面による堆積物回収システムにおいて、好ましくは、設置部材は、車両に搭載される車載構造体であり、車載構造体は、堆積物タンクおよび袋体取付部材に加えて、吸込装置が設置されるように構成され、車両により移動されるように構成されている。このように構成すれば、車載構造体を介して車両に設置された堆積物タンク、袋体取付部材および吸込装置のユニットを車両により容易に移動させることができる。このため、堆積物の回収現場が互いに離れた複数箇所にあったとしても、堆積物タンク、袋体取付部材および吸込装置のユニットを容易に運ぶことができる。災害時においては、複数の浸水した複数の家屋などから泥などを迅速に回収することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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