TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025064489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174308
出願日2023-10-06
発明の名称流体監視装置及びそれを用いた水中ポンプ
出願人株式会社鶴見製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F04B 49/025 20060101AFI20250410BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】水中ポンプ内部における流体を監視することにより、オイル室や流体貯留部に関する詳細な情報を提供可能な流体監視装置及びそれを用いた水中ポンプを提供することである。
【解決手段】流体監視装置100は、流体貯留室17に浸入した流体の量に応じて移動するように当該流体貯留室17に配置されるフロート120と、フロート120の位置を検出するセンサ110と、センサ110によって検出されたフロート120の位置に応じて、流体貯留室17の状態を判定する状態判定部153と、状態判定部153による判定結果に基づく情報を出力する出力部154と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モータ室とオイル室との間に流体貯留室を有する水中ポンプにおける流体を監視する流体監視装置であって、
前記流体貯留室に浸入した流体の量に応じて移動するように当該流体貯留室に配置されるフロートと、
前記フロートの位置を検出するセンサと、
前記センサによって検出された前記フロートの位置に応じて、前記流体貯留室の状態を判定する状態判定部と、
前記状態判定部による判定結果に基づく情報を出力する出力部と、を備える、
流体監視装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記センサは、当該センサから鉛直方向に前記フロートの上面までの距離を計測するための、前記流体貯留室のうち上部に配置される測距センサであり、
前記状態判定部は、前記計測された距離に基づいて前記流体貯留室の状態を判定する、
請求項1に記載の流体監視装置。
【請求項3】
前記状態判定部は、前記計測された距離が所定の閾値以下である場合、前記流体貯留室に所定量以上の流体が浸入したと判定する、
請求項2に記載の流体監視装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記状態判定部によって前記流体貯留室に所定量以上の流体が浸入したと判定された場合、前記水中ポンプに異常が発生している、又は前記水中ポンプに異常が発生する兆候があることを示す情報を出力する、
請求項3に記載の流体監視装置。
【請求項5】
前記流体貯留室を撮影可能なように当該流体貯留室に配置されるカメラを、さらに備え、
前記状態判定部によって前記流体貯留室に所定量以上の流体が浸入したと判定された場合、前記カメラによって前記流体貯留室が撮影され、
前記出力部は、前記情報を出力するとともに、前記カメラによる撮影画像を出力する、
請求項4に記載の流体監視装置。
【請求項6】
前記オイル室に貯留されている流体の量に応じて移動するように当該オイル室に配置される第2フロートと、
前記第2フロートの位置を検出する第2センサと、
前記第2センサによって検出された前記第2フロートの位置に応じて、前記オイル室の状態を判定する第2状態判定部と、
前記第2状態判定部による判定結果に基づく情報を出力する第2出力部と、をさらに備える、
請求項1に記載の流体監視装置。
【請求項7】
水中ポンプにおけるオイル室の流体を監視する流体監視装置であって、
前記オイル室に貯留されている流体の量に応じて移動するように当該オイル室に配置されるフロートと、
前記フロートの位置を検出するセンサと、
前記センサによって検出された前記フロートの位置に応じて、当該フロートの位置が所定位置よりも上昇した場合は浸水があると判定し、当該フロートの位置が前記所定位置よりも下降した場合はオイル漏れがあると判定する状態判定部と、
前記状態判定部による判定結果に基づく情報を出力する出力部と、を備える、
流体監視装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の流体監視装置と、
モータと、
前記モータを駆動させることにより回転する回転軸と、
前記回転軸の回転に伴ってポンプ室において回転することにより、吸込口から液体を引き込み、吐出し口に向けた流れを発生させる羽根車と、を備える、
水中ポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体監視装置及びそれを用いた水中ポンプに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、汚水用や排水用など様々な用途で用いられる水中ポンプがある。水中ポンプは、モータによって主軸を回転させることによって水を吸い上げて排水などを行うが、モータ内への水の浸入を防ぐために主軸にはメカニカルシール(軸封装置)が取り付けられている。さらに、当該主軸の近傍には、オイルが封入されたオイル室が備えられ、当該オイルは、メカニカルシールに供給されて、その摺動面を潤滑にし、水中ポンプの品質や信頼性に貢献している。
【0003】
一般的には、上述したメカニカルシールなどにより、モータ内への水の浸入及びオイル漏れなどを防止しているが、このモータ内への水の浸入及びオイル漏れなどが発生すれば、水中ポンプの不具合に繋がるため、さらに様々な施策が望まれている。
【0004】
例えば、特許文献1では、水中電動ポンプは、モータ室とオイル室との間に流体貯留部を備え、オイル室には、浸入した水を検知する浸水検知部を配置し、流体貯留部には、浸入した流体を検知する流体検知部を配置することが開示されている。これにより、特許文献1に開示されている水中電動ポンプでは、メンテナンスを実施する望ましいタイミングを知ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-9455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている水中電動ポンプでは、フロートスイッチが作用するタイミングによって、水中電動ポンプのメンテナンスを実施することが望ましいタイミングを知らせている。ユーザに対して、さらに、オイル室や流体貯留部に関する詳細な情報を提供できれば、例えば、水中電動ポンプのメンテナンスを実施するタイミングを事前に予測できるようになる。
【0007】
そこで、本発明は、水中ポンプ内部における流体を監視することにより、オイル室や流体貯留部に関する詳細な情報を提供可能な流体監視装置及びそれを用いた水中ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るオイル室監視装置は、モータ室とオイル室との間に流体貯留室を有する水中ポンプにおける流体を監視する流体監視装置であって、流体貯留室に浸入した流体の量に応じて移動するように当該流体貯留室に配置されるフロートと、フロートの位置を検出するセンサと、センサによって検出されたフロートの位置に応じて、流体貯留室の状態を判定する状態判定部と、状態判定部による判定結果に基づく情報を出力する出力部と、を備える。
【0009】
上記態様において、センサは、当該センサから鉛直方向にフロートの上面までの距離を計測するための、流体貯留室のうち上部に配置される測距センサであり、状態判定部は、計測された距離に基づいて流体貯留室の状態を判定してもよい。
【0010】
上記態様において、状態判定部は、計測された距離が所定の閾値以下である場合、流体貯留室に所定量以上の流体が浸入したと判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社鶴見製作所
流体監視装置及びそれを用いた水中ポンプ
10日前
株式会社遠藤照明
筒型送風機
2か月前
個人
扇風機取り付け風力分散機
27日前
個人
流体を送れるし送れないファン
2か月前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
5日前
株式会社フクハラ
ドレン排出装置
1か月前
シャープ株式会社
送風装置
3日前
シャープ株式会社
送風装置
3日前
株式会社電業社機械製作所
ポンプ
18日前
シャープ株式会社
送風装置
5日前
リンナイ株式会社
羽根車
17日前
株式会社村田製作所
圧電ポンプ
3日前
株式会社酉島製作所
横軸ポンプ
1か月前
株式会社ANBEC
横軸円筒型ポンプ
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ吸液槽
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社酉島製作所
渦巻きポンプ
1か月前
株式会社ON-LIFE
衣服用送風装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
17日前
シャープ株式会社
送風装置及び団扇
3日前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
26日前
有光工業株式会社
ポンプ及び弁装置
2か月前
ミネベアミツミ株式会社
軸流ファン
1か月前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
1か月前
サンデン株式会社
圧縮機
24日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
25日前
サンデン株式会社
圧縮機
24日前
サンデン株式会社
圧縮機
24日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
25日前
兵神装備株式会社
容積式ポンプ
2か月前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
25日前
株式会社ミクニ
ベーンポンプ
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
24日前
株式会社酉島製作所
回転機械の軸受装置
26日前
続きを見る