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公開番号2025014697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117465
出願日2023-07-19
発明の名称小便器装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 13/00 20060101AFI20250123BHJP(上水;下水)
要約【課題】排尿すべき位置に尿流を促すことで、小便器外への尿はねや床面への汚垂れを抑制すること。
【解決手段】実施形態に係る小便器装置は、小便器本体と、光照射装置と、制御装置とを備える。小便器本体は、小便を受けるボウル面および当該ボウル面の底部に設けられた排水口を備える。光照射装置は、ボウル面上に光を照射することにより、ターゲット位置を指示する。制御装置は、光照射装置からの光の照射を制御する。また、光照射装置は、ボウル面上に照射される光の位置を変化させる照射位置変動部を有する。制御装置は、使用者の排尿中にターゲット位置を変化させるように照射位置変動部を制御する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
使用者が小便を当てるべきターゲット位置の指示機能を備えた小便器装置であって、
小便を受けるボウル面および当該ボウル面の底部に設けられた排水口を備えた小便器本体と、
前記ボウル面上に光を照射することにより、前記ターゲット位置を指示する光照射装置と、
前記光照射装置からの光の照射を制御する制御装置と、を備え、
前記光照射装置は、前記ボウル面上に照射される光の位置を変化させる照射位置変動部を有し、
前記制御装置は、使用者の排尿中に前記ターゲット位置を変化させるように前記照射位置変動部を制御する小便器装置。
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
使用者の尿流を測定する尿流測定装置を備え、
前記尿流測定装置は、前記ボウル面へ排尿された尿の尿流速を測定する請求項１に記載の小便器装置。
【請求項３】
前記制御装置は、前記尿流測定装置が測定した尿流速が低下している際に、前記ターゲット位置が前記ボウル面の上方へ移動するように前記光照射装置を制御する請求項２に記載の小便器装置。
【請求項４】
前記ボウル面における使用者の着尿位置を検知する着尿位置検知部を備え、
前記制御装置は、前記着尿位置検知部が検知した前記着尿位置と前記ターゲット位置との間の距離が所定距離以上である場合に、適切な位置に着尿されていないことを使用者に報知する請求項１～３のいずれか１つに記載の小便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
開示の実施形態は、小便器装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、スプレッダーに光照射装置を設け、光照射装置からボウル面に対して光ターゲットマークを照射することで小便を当てるべき位置をガイドし、尿はねや汚垂れを抑制させる小便器装置が知られている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６７９６２６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述した従来技術において、尿の勢いが経時で変化するため、使用者は、一定位置に着尿させることが困難である。そのため、尿の勢いの変化が大きいタイミングにおいて、光ターゲットマークの照射位置から着尿位置が大きくずれることで、小便器外への尿はねや床面への汚垂れが生じてしまうという問題があった。
【０００５】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、排尿すべき位置に尿流を促すことで、小便器外への尿はねや床面への汚垂れを抑制することができる小便器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の一態様に係る小便器装置は、使用者が小便を当てるべきターゲット位置の指示機能を備えた小便器装置であって、小便を受けるボウル面および当該ボウル面の底部に設けられた排水口を備えた小便器本体と、前記ボウル面上に光を照射することにより、前記ターゲット位置を指示する光照射装置と、前記光照射装置からの光の照射を制御する制御装置と、を備え、前記光照射装置は、前記ボウル面上に照射される光の位置を変化させる照射位置変動部を有し、前記制御装置は、使用者の排尿中に前記ターゲット位置を変化させるように前記照射位置変動部を制御する。
【０００７】
小便器装置は、使用者の排尿中において、ボウル面上に照射される光の位置を変化させることで、尿流に応じて適切な位置に光ターゲットマークを照射することができる。これにより、小便器装置は、排尿すべき位置に尿流を促すことで、小便器外への尿はねや床面への汚垂れを抑制することができる。かつ、汚垂れの抑制は、後の使用者の近接の妨げとなる床汚れの抑制も果たすことができる。また、飛散抑止に取り組むべきと使用者に自覚させることも将来的な狙いとして想定している。すなわち、使用者に将来的な飛散に注意する意志を定着させることも可能となる。
【０００８】
また、小便器装置は、使用者の尿流を測定する尿流測定装置を備え、前記尿流測定装置は、前記ボウル面へ排尿された尿の尿流速を測定する。
【０００９】
小便器装置は、排尿状態に関する情報として、尿流速を取得することで、リアルタイムな排尿状態を得ることができる。これにより、小便器装置は、より正確に小便器外への尿はね、床面への汚垂れを抑制し得る位置に光ターゲットマークを照射することができる。
【００１０】
また、前記制御装置は、前記尿流測定装置が測定した尿流速が低下している際に、前記ターゲット位置が前記ボウル面の上方へ移動するように前記光照射装置を制御する。
（【００１１】以降は省略されています）

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