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公開番号2025043287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2024147018
出願日2024-08-28
発明の名称設備
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A47K 1/04 20060101AFI20250321BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】水はね等の不具合を抑えつつ、汚れを良好に洗い流すことが可能な設備の提供。
【解決手段】表面に、特定のベタイン構造を含む、摺動耐久性を有する表面層を備えた部材と、前記表面に水をかけることが可能な吐水部とを備え、前記吐水部から吐出された水の前記表面での着水圧が、60Pa未満であることを特徴とする、屋内用設備。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
表面に下記式(A1):
TIFF
2025043287000040.tif
28
170
で表される構造を含む、摺動耐久性を有する表面層を備える部材と、
前記表面に水をかけることが可能な吐水部と
を備える屋内用設備であって、
前記吐水部から吐出された水の前記表面での着水圧が、60Pa未満であり、
式(A1)において、


は、-COO-、-CONH-、-(CH



-(mは自然数である)のいずれか1つを含み、


は、HまたはCH

であり、


は、下記式(B1)または下記式(B2)で表される官能基であり、
TIFF
2025043287000041.tif
12
170
TIFF
2025043287000042.tif
25
170
式(B1)において、


およびR

は、それぞれ独立して、-(CH



-(lは1~10の自然数である)で表される炭化水素基であり、


およびR

は、それぞれ独立して、必須成分としてCおよびHを、任意成分としてOを含み、かつ、NおよびSを含まない基であり、
式(B2)において、


およびR

は、それぞれ独立して、-(CH



-(lは1~10の自然数である)で表される炭化水素基であり、


、R
10
、R
11
は、それぞれ独立して、必須成分としてCおよびHを、任意成分としてOを含み、かつ、NおよびSを含まない基である
ことを特徴とする、設備。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記表面層の表面をX線光電子分光法(XPS)測定することによって得られる


に帰属されるN原子の濃度が0.3%以上2.8%以下であり、
S原子の濃度、P原子の濃度、またはS原子の濃度とP原子の濃度の合計が0.3%以上であり、かつ
Si原子の濃度が1.0%以下であり、
前記表面層の表面から深さ1μmの地点までの領域をX線光電子分光法(XPS)測定することにより得られるSi原子濃度が1.0%以下である、請求項1に記載の設備。
【請求項3】
前記表面層の表面に対する水の静的接触角が35°以下である、請求項2に記載の設備。
【請求項4】
前記水が水道から供給される、請求項1~3のいずれか一項に記載の設備。
【請求項5】
浴室、洗面所、キッチンまたはトイレにて用いられる、請求項4に記載の設備

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設備に関する。具体的には、水はね等の不具合を抑えつつ、汚れを良好に洗い流すことが可能な設備に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
浴室やトイレ、洗面台、キッチンなどの水を用いる設備において、該設備を構成する部材の表面には、使用の際に、様々な汚れを含んだ水がかかることにより、皮脂、石鹸カス、タンパク質、ケイ酸イオン(水垢)、カルシウムイオンなど様々な汚染物質が付着する。このような汚れの清掃性を向上させるための表面改質技術や洗浄技術が提案されている。
【0003】
特開2023-20482号公報(特許文献1)によれば、水まわり部材の表面にアニオン性親水基を付与することで表面の水はけ性や乾燥性が向上され、残水による水垢等の汚れの付着を抑制し、さらに油分の付着を抑制することができるとされている。
【0004】
特開2019-092841号公報(特許文献2)によれば、浴室洗い場床の水平方向に対して、洗浄ノズルの吐出角度を0°以上16°以下にすることで、より効果的に皮脂汚れを浮かせることが可能であるとされている。
【0005】
特開2001-181601号公報(特許文献3)によれば、硬表面用洗浄剤組成物に両性高分子電解質を含有することによって、洗浄剤を硬表面に吸着させた後、水と接触させて水膜を形成させることで、皮脂やスカム、浴槽のざらつき等の汚れを防汚処理できるとされている。
【0006】
パナソニック株式会社2023年6月発行の、浴室「BEVAS」カタログ(非特許文献1)によれば、吐水切り替えの一つとして、パワフルなビーム水流で汚れを洗い流すお掃除モードで汚れを洗い流すことができるハンドシャワーが市販されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-20482号公報
特開2019-092841号公報
特開2001-181601号公報
【非特許文献】
【0008】
パナソニック株式会社発行 2023年6月浴室「BEVAS」カタログ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明者らは、浴室やトイレ、洗面台、キッチンなどの水を用いる設備を構成する部材の表面に、当該設備の使用により様々な成分(皮脂、石鹸カス、タンパク質、ケイ酸イオン(水垢)、カルシウムイオン)が付着することに着眼した。このような付着した汚れを除去するためには、スポンジやブラシ等を用いて表面を擦り、および/または表面を水で洗い流すことが行われ、また必要に応じて洗剤を用いることで汚れの除去を容易にすることができる。この際、表面に強い着水圧で水をかけると、部材の形状や水をかける角度によっては、水や汚れが周辺に飛散したり、跳ね返ることで洗浄作業者自身にかかったりするなど、副次的な汚染が生じることがある。たとえば、便器のボウル面や洗面ボウル、キッチンシンクなどの立面部に強い着水圧で水をかけると、該ボウル面、ボウル、シンクの上端を超えて水が広がり、周辺に汚水が飛び散る場合があり、非常に不快であるとともに、壁や床と部材の隙間に汚水が入ってしまうことで、カビや腐食の原因となるおそれがある。また、浴室においては、壁や天井など、特に目線より上の部位に強い着水圧で水をかけると、跳ね返った水が顔や目にかかるおそれがあり、あるいは、浴室ドア周りに強い着水圧で水をかけると、通気口などの開口部から浴室外に水が漏出することがある。このような副次的な汚染を抑制するためには、弱い着水圧で水をかけることによって汚れを除去することが望ましい。
【0010】
しかしながら、一旦表面に付着した汚れを除去するためには、汚れと表面との間に働く吸着力より強い力をかける必要があり、そのために、前述の通りスポンジやブラシを用いて擦る、非特許文献1に開示されるように水を強い着水圧でかけて流すなどといった物理的除去や、洗剤を用いて汚れと表面との吸着力を弱める化学的除去が行われている。
本発明者らは、かかる汚れと表面との吸着力に着目し、弱い着水圧でも汚れを除去可能とするために、汚れと表面との吸着力を弱くすることを見出し、試みた。
(【0011】以降は省略されています)

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