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公開番号2025115535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010041
出願日2024-01-26
発明の名称水洗大便器装置
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E03D 1/34 20060101AFI20250731BHJP(上水;下水)
要約【課題】排水弁を開弁させた直後における水洗大便器本体に供給する洗浄水の瞬間流量の低下を抑制する。
【解決手段】本発明は、水洗大便器装置(1)であって、水洗大便器本体(2)と、洗浄水タンク装置(4)と、を有し、洗浄水タンク装置は、洗浄水タンク本体(26)と、排水口(30e)と、この排水口を取り囲むように設けられた環状のシート面(26d)と、このシート面に着座する排水弁(28)と、この排水弁がシート面に着座した状態において、シート面よりも下側の空間と、洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側の空間とを連通させる排気通路(28b)と、洗浄水タンク本体内の洗浄水を排出する際にシート面の周囲から中心に向かう洗浄水の流れが縮合するのを抑制するように、排水弁に設けられた縮合抑制部(28c)と、を有することを特徴としている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水タンク装置に貯留された洗浄水により洗浄を行う水洗大便器装置であって、
ボウル部及びこのボウル部を洗浄するための洗浄水を流入させる流入口を備えた水洗大便器本体と、
上記ボウル部を洗浄するための洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置と、を有し、
上記洗浄水タンク装置は、
洗浄水を貯留する洗浄水タンク本体と、
この洗浄水タンク本体内の洗浄水を排出し、上記水洗大便器本体の上記流入口に流入させる排水口と、
この排水口を取り囲むように設けられた環状のシート面と、
このシート面に着座し、離座することによって、上記洗浄水タンク本体から洗浄水を排出させ、停止させる排水弁と、
この排水弁が上記シート面に着座した状態において、上記シート面よりも下側の空間と、上記洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側の空間とを連通させる排気通路と、
上記洗浄水タンク本体内の洗浄水を排出する際に上記シート面の周囲から中心に向かう洗浄水の流れが縮合するのを抑制するように、上記排水弁に設けられた縮合抑制部と、
を有することを特徴とする水洗大便器装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
上記排水弁は、上記シート面から上方に引き上げられるように構成され、上記排気通路は上記排水弁に設けられ、上記縮合抑制部の下端と、上記洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側の空間とを連通させるように構成されている請求項1記載の水洗大便器装置。
【請求項3】
上記縮合抑制部は、上記排水弁の下端に設けられ、上記排水弁が上記シート面に着座した状態において上記シート面よりも下側へ延びる突出部である請求項2記載の水洗大便器装置。
【請求項4】
上記水洗大便器本体の上記流入口から延びる通水路は、上記水洗大便器本体内に貯留された洗浄水により封水されており、上記シート面と、上記通水路の封水面の間には空気層が形成されている請求項2記載の水洗大便器装置。
【請求項5】
上記排水弁が上記シート面に着座した状態における上記シート面から上記縮合抑制部の下端までの鉛直方向距離は、上記シート面から上記通水路の封水面までの鉛直方向距離の1/3以上である請求項4記載の水洗大便器装置。
【請求項6】
上記縮合抑制部の水平方向の断面積は、上記シート面の内側の面積の1/2以上である請求項2記載の水洗大便器装置。
【請求項7】
上記洗浄水タンク装置は、さらに、上記シート面を取り囲むように、上記シート面の外側に設けられた壁面である流れ誘導部を有する請求項1記載の水洗大便器装置。
【請求項8】
上記水洗大便器本体の上記流入口から延びる通水路は、上記水洗大便器本体内に貯留された洗浄水により封水されており、上記シート面と上記排水口の間には、下方に向けて流路断面積が狭くなった排水通路が形成され、鉛直面内において、上記流れ誘導部の上端を通り、上記排水通路の内壁面に接する直線は、上記水洗大便器本体の上記通水路の封水面よりも下方で交わる請求項7記載の水洗大便器装置。
【請求項9】
洗浄水タンク装置に貯留された洗浄水により洗浄を行う水洗大便器装置であって、
ボウル部及びこのボウル部を洗浄するための洗浄水を流入させる流入口を備えた水洗大便器本体と、
上記ボウル部を洗浄するための洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置と、を有し、
上記洗浄水タンク装置は、
洗浄水を貯留する洗浄水タンク本体と、
この洗浄水タンク本体内の洗浄水を排出し、上記水洗大便器本体の上記流入口に流入させる排水口と、
この排水口を取り囲むように設けられた環状のシート面と、
このシート面に着座し、離座することによって、上記洗浄水タンク本体から洗浄水を排出させ、停止させる排水弁と、
上記シート面よりも下側の空間に開口した下端開口と、上記洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側に開口した上端開口とを連通させるオーバーフロー管と、
を有し、
上記水洗大便器本体の上記流入口から延びる通水路は、上記水洗大便器本体内に貯留された洗浄水により封水されており、
上記排水弁は、一方の端部に設けられた支軸を中心に回動されることにより、上記シート面から離座するように構成され、上記オーバーフロー管の下端開口は、上記支軸の反対側に設けられていることを特徴とする水洗大便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗大便器装置に関し、特に、洗浄水タンク装置に貯留された洗浄水により洗浄を行う水洗大便器装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-133246号公報(特許文献1)には、排水弁装置が記載されている。この排水弁装置においては、貯水タンクの底部に設けた排水弁の弁座から、排水弁の弁体を引き上げることにより、貯水タンク内の洗浄水を排水空間(通路)に流入させ、便器本体に洗浄水を供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-133246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の排水弁装置においては、弁座から弁体が引き上げられると、貯水タンク内の洗浄水が弁座の中心に向かって一気に流れ込む。この結果、弁座の下流側の排水空間内にあった空気が流入した洗浄水の中に巻き込まれてしまい、空気が排出されにくい状態が発生する。これにより、貯水タンク内の洗浄水の排水空間内への流入が一時的に阻害され、便器本体に供給する洗浄水の初期の瞬間流量が低下してしまうという問題がある。
【0005】
従って、本発明は、排水弁を開弁させた直後における水洗大便器本体に供給する洗浄水の瞬間流量の低下を抑制することができる水洗大便器装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、洗浄水タンク装置に貯留された洗浄水により洗浄を行う水洗大便器装置であって、ボウル部及びこのボウル部を洗浄するための洗浄水を流入させる流入口を備えた水洗大便器本体と、ボウル部を洗浄するための洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置と、を有し、洗浄水タンク装置は、洗浄水を貯留する洗浄水タンク本体と、この洗浄水タンク本体内の洗浄水を排出し、水洗大便器本体の流入口に流入させる排水口と、この排水口を取り囲むように設けられた環状のシート面と、このシート面に着座し、離座することによって、洗浄水タンク本体から洗浄水を排出させ、停止させる排水弁と、この排水弁がシート面に着座した状態において、シート面よりも下側の空間と、洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側の空間とを連通させる排気通路と、洗浄水タンク本体内の洗浄水を排出する際にシート面の周囲から中心に向かう洗浄水の流れが縮合するのを抑制するように、排水弁に設けられた縮合抑制部と、を有することを特徴としている。
【0007】
このように構成された本発明によれば、シート面の周囲から中心に向かう洗浄水の流れが縮合するのを抑制する縮合抑制部が排水弁に設けられているので、シート面の周囲から流入した洗浄水による、シート面の下流側にあった空気の巻き込みが抑制される。これにより、シート面の下流側にあった空気は、排気通路を通って速やかに排出され、空気による洗浄水の流れの阻害が抑制され、水洗大便器本体に供給する洗浄水の初期の瞬間流量を高くすることができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、排水弁は、シート面から上方に引き上げられるように構成され、排気通路は排水弁に設けられ、縮合抑制部の下端と、洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側の空間とを連通させるように構成されている。
【0009】
このように構成された本発明によれば、排水弁に設けられた排気通路が、縮合抑制部の下端と洗浄水タンク本体内に貯留された洗浄水の水面よりも上側の空間とを連通させるので、シート面の下流側の空気を洗浄水の水面の上側へ速やかに逃がすことができ、シート面の下流側にあった空気の影響を極めて少なくすることができる。これにより、水洗大便器本体に供給する洗浄水の初期の瞬間流量を高めることができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、縮合抑制部は、排水弁の下端に設けられ、排水弁が上記シート面に着座した状態においてシート面よりも下側へ延びる突出部である。
(【0011】以降は省略されています)

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