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公開番号
2025034477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140869
出願日
2023-08-31
発明の名称
吐水装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
主分類
A47K
3/28 20060101AFI20250306BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】 使用者の首(特に首の後方側正面)に対応する部位に到達(着水)する湯の温度を比較的低温にし、且つ、使用者の他の部位に到達(着水)する湯の温度を比較的高温にすることで、日中の休憩において好適なシャワー装置を提供すること。
【解決手段】 本発明は、所定位置にいる使用者の首に対応する第1吐水範囲に向けて湯を吐水する第1吐水部と、前記使用者に対する前記第1吐水範囲よりも下方の第2吐水範囲に向けて湯を吐水する第2吐水部と、を備え、前記第1吐水部から吐水される湯の粒径が、前記第2吐水部から吐水される湯の粒径よりも、小さいことを特徴とする吐水装置である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定位置にいる使用者の首に対応する第1吐水範囲に向けて湯を吐水する第1吐水部と、
前記使用者に対する前記第1吐水範囲よりも下方の第2吐水範囲に向けて湯を吐水する第2吐水部と、
を備え、
前記第1吐水部から吐水される湯の粒径が、前記第2吐水部から吐水される湯の粒径よりも、小さい
ことを特徴とする吐水装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記第1吐水範囲は、前記使用者の身長に合わせて設定変更可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
【請求項3】
前記第1吐水部と前記第2吐水部とは、前記所定位置を間に挟むように、互いに対向するように配置されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
【請求項4】
前記第1吐水部及び前記第2吐水部は、湯が広がるように吐水するようになっている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
【請求項5】
前記第1吐水部による吐水中心方向が鉛直方向に対してなす角は、前記第2吐水部による吐水中心方向が鉛直方向に対してなす角より、大きい
ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
【請求項6】
前記第2吐水部は、前記使用者の前方側と左方側と右方側とに湯を吐水するように構成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
【請求項7】
前記第1吐水部及び/または前記第2吐水部に対する操作入力を行う操作部
を更に備え、
前記第1吐水部と前記操作部とは、前記所定位置を間に挟むように、互いに対向するように配置されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐水装置(例えばシャワー装置)に関する。
続きを表示(約 990 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、単に身体を清浄することだけを目的としない、多機能なシャワー装置が提案されている。
【0003】
人間の身体は、身体部位によって、温度の感じ方が異なる。したがって、同じ温度の水を浴びても、温度の違いを感じてしまうことがある。そこで、湯の粒径を積極的に変化させることで吐水に温度分布をもたせ、体感温度を均一にして快適なミストシャワーを提供するシャワー装置が知られている(特許文献1)。
【0004】
具体的には、使用者の胸部に向けて噴出されるミストシャワーと、使用者の腹部に向けて噴出されるミストシャワーとの間で、積極的に粒径に差をつけて吐水の温度ムラを積極的に作ることによって、使用者の体感温度ムラを解消することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-189606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本件発明者は、日中の休憩に適したシャワー装置の開発に着手している。日中の休憩においては、快適な疲労回復と、心地よい覚醒感と、を提供することが望まれている。
【0007】
疲労回復のためには、血流を良くするような温熱効果の提供が必要である。また、覚醒感の提供のためには、交感神経を刺激するような温熱効果と触覚的刺激とが必要である。
【0008】
一方、均一な湯温のシャワーを全身に浴びる場合、汗をかきやすい部位において発汗が促されてしまい、これは、日中の休憩にとっては不適である。
【0009】
特許文献1においては、胸部への吐水と腹部への吐水との間で温度ムラを形成しているが、本件発明者は、日中の休憩という観点から、使用者のどの身体部位にどういった温度の吐水を行うことが好適であるのか、鋭意の検討及び実験を重ねてきた。
【0010】
そして、使用者の首(特に首の後方側正面)に対応する部位に到達(着水)する湯の温度を比較的低温にして、使用者の他の部位に到達(着水)する湯の温度を比較的高温にすることが、日中の休憩においては好適であることを知見するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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