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公開番号2025088005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202390
出願日2023-11-30
発明の名称トイレシステム、トイレ装置用電波装置、及びトイレシステムの状態検知方法
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 9/00 20060101AFI20250604BHJP(上水;下水)
要約【課題】トイレで発生する状態変化を適切に検知すること。
【解決手段】実施形態に係るトイレシステムは、排泄物を受けるボウル部と、前記ボウル部の底側に封水を形成するトラップ部と、前記排泄物の前記封水への落下により、前記トラップ部側の封水で発生する状態変化を検知する電波センサと、前記電波センサの検知結果に基づいて、前記排泄物に関する尿または便の情報を推定する推定手段と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
排泄物を受けるボウル部と、
前記ボウル部の底側に封水を形成するトラップ部と、
前記排泄物の前記封水への落下により、前記トラップ部側の封水で発生する状態変化を検知する電波センサと、
前記電波センサの検知結果に基づいて、前記排泄物に関する尿または便の情報を推定する推定手段と、
を備えたことを特徴とするトイレシステム。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記電波センサの検知範囲は、前記トラップ部の頂点部を含む領域に設定される
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項3】
前記電波センサは、前記トラップ部の頂点部からの溢水に基づいて前記封水の状態変化を検知する
ことを特徴とする請求項2に記載のトイレシステム。
【請求項4】
前記推定手段は、前記封水の状態変化に基づいて、尿流量または便量を推定する
ことを特徴とする請求項3に記載のトイレシステム。
【請求項5】
前記推定手段は、前記電波センサから出力される定在波の情報に基づいて、尿流量を推定する
ことを特徴とする請求項3に記載のトイレシステム。
【請求項6】
前記電波センサは、ミリ波センサ又はマイクロ波センサである
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項7】
前記電波センサと前記トラップ部の頂点部との間には、前記ボウル部からの排水路が通過し、
前記電波センサは、前記トラップ部の頂点部からの溢水に基づいて前記封水の状態変化を検知する
ことを特徴とする請求項2に記載のトイレシステム。
【請求項8】
前記ボウル部を有するトイレ本体の上部に設置される便座装置、
をさらに備え、
前記電波センサは、前記便座装置に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項9】
前記電波センサが有するアンテナ部は、前記便座装置の底部側に配置される
ことを特徴とする請求項8に記載のトイレシステム。
【請求項10】
前記電波センサが有するアンテナ部は、前記トラップ部を有する排管の外壁に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、トイレシステム、トイレ装置用電波装置、及びトイレシステムの状態検知方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トイレを使用する使用者について様々な情報を取得する技術が提供されている。封水部から溢れ出る水(「溢水」ともいう)を撮像するために便器排水路内に配置された撮像部(カメラ)が撮像した画像情報に基づいて尿量を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-109285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術には、改善の余地がある。例えば、上述した従来技術では、溢水を撮像するためにカメラを便器排水路、すなわち排水管(単に「排管」ともいう)内に配置する必要があり、センサの配置態様に制約がある。また、上述した従来技術では、カメラに溢水がかからないようにすること等も求められ、カメラを排管内に配置するために排管を水平方向に長くする必要があり排管の構造にも制約が生じる。このように、上述した従来技術には、トイレで発生する状態変化を適切に検知するための制約が多く、改善の余地がある。
【0005】
開示の実施形態は、トイレで発生する状態変化を適切に検知することができるトイレシステム、トイレ装置用電波装置、及びトイレシステムの状態検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係るトイレシステムは、排泄物を受けるボウル部と、前記ボウル部の底側に封水を形成するトラップ部と、前記排泄物の前記封水への落下により、前記トラップ部側の封水で発生する状態変化を検知する電波センサと、前記電波センサの検知結果に基づいて、前記排泄物に関する尿または便の情報を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、排泄物の封水への落下により、トラップ部側の封水で発生する状態変化を検知する電波センサを用いることで、トイレで発生する状態変化を適切に検知することができる。例えば、トイレシステムは、トラップ側の封水の揺れ等の封水の状態変化に付随する溢水の挙動を含めてマイクロ波センサまたはミリ波センサ等の電波センサで検知することにより、ボウル側で封水に落下した落下物(便、尿)により封水の揺れ等の封水の状態変化をトラップ部側で検知することにより、排管内にセンサを配置することなく、簡便に尿または便の情報を取得することができる。また、トイレシステムは、トラップ部側で生じる封水の状態変化を電波センサにより検知することで、排泄物に関する尿または便の情報を推定できる。
【0008】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記電波センサの検知範囲は、前記トラップ部の頂点部を含む領域に設定されることを特徴とする。
【0009】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、電波センサの検知範囲をトラップ部の頂点部を含む領域に設定することで、トラップ部の上を通って溢れ出る水(溢水)を検知でき、トイレで発生する状態変化を適切に検知することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記電波センサは、前記トラップ部の頂点部からの溢水に基づいて前記封水の状態変化を検知することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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