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公開番号2025088703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024128058
出願日2024-08-02
発明の名称夜間頻尿推定装置、頻尿推定装置、トイレシステム、及びトイレシステムの制御方法
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 9/00 20060101AFI20250604BHJP(上水;下水)
要約【課題】頻尿を適切に推定すること。
【解決手段】実施形態に係る夜間頻尿推定装置は、トイレ装置に対するトイレ使用者の排尿に基づいて取得される排尿データを記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段により記憶された前記排尿データに基づいて、トイレ使用者の夜間頻尿を推定する頻尿推定手段と、を備え、前記排尿データは、前記トイレ装置が有するボウル部内の状態変化に基づいて取得される尿量又は尿流量に関する排尿情報を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
トイレ装置に対するトイレ使用者の排尿に基づいて取得される排尿データを記憶するデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段により記憶された前記排尿データに基づいて、トイレ使用者の夜間頻尿を推定する頻尿推定手段と、
を備え、
前記排尿データは、前記トイレ装置が有するボウル部内の状態変化に基づいて取得される尿量又は尿流量に関する排尿情報を含む
ことを特徴とする夜間頻尿推定装置。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記排尿データは、排尿時刻、排尿回数又は排尿頻度の少なくとも１つの情報を有する他の排尿情報を含む
ことを特徴とする請求項１に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項３】
前記ボウル部内の状態変化は、前記ボウル部の底側に形成される封水の上方における前記ボウル部の内部空間の状態変化、または前記封水の状態変化を含む
ことを特徴とする請求項１に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項４】
前記排尿情報は、前記ボウル部側の封水の状態変化に基づいて得られる情報を含む
ことを特徴とする請求項３に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項５】
前記トイレ装置は、前記ボウル部の底側に封水を形成するトラップ部を有し、
前記排尿情報は、前記トラップ部側の封水の状態変化に基づいて得られる情報を含む
ことを特徴とする請求項３に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項６】
前記排尿情報は、電波センサによって前記トラップ部側の封水の状態変化を検知して得られる情報であり、
前記電波センサの検知範囲は、前記トラップ部の頂点部を含む領域に設定され、前記電波センサは前記トラップ部の頂点部からの溢水に基づいて前記封水の状態変化を検知する
ことを特徴とする請求項５に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項７】
前記排尿情報は、電波センサ又は光学センサによって前記ボウル部側の底側に形成される封水の状態変化を検知して得られる情報を含む
ことを特徴とする請求項３に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項８】
前記排尿情報は、音センサの検知により得られる情報を含む
ことを特徴とする請求項１に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項９】
前記ボウル部内の状態変化は、排尿に伴う湿度変化、温度変化、ガスの成分変化のうち少なくとも１つの状態変化を含む
ことを特徴とする請求項１に記載の夜間頻尿推定装置。
【請求項１０】
前記排尿情報は、排便に起因する封水の状態変化を除外した、排尿に起因する封水の状態変化に基づいて得られる情報を含む
ことを特徴とする請求項１に記載の夜間頻尿推定装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
開示の実施形態は、夜間頻尿推定装置、頻尿推定装置、トイレシステム、及びトイレシステムの制御方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、ユーザの健康に関する情報を管理したり、ユーザに提供したりする技術が提供されている。例えば、個々のユーザに対してよりパーソナライズされた予測結果を提供し得る健康管理システムが提供されている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１７４１６８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述の従来技術は、改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、健康管理の対象となるユーザ（管理対象者）の健康状態を把握するために、ユーザの医療情報を有する医療情報データベースにアクセスする必要があり、管理対象者となる人（ユーザ）の医療情報が取得できない場合、その人（ユーザ）の健康状態を把握することが難しい。このように、上述の従来技術には、人の健康状態を把握に用いる情報の観点において改善の余地がある。そのため、例えば人の日々の生活から得られる情報を用いて、夜間頻尿等の人の健康状態を適切に推定することが望まれている。
【０００５】
開示の実施形態は、頻尿を適切に推定することができる夜間頻尿推定装置、頻尿推定装置、トイレシステム、及びトイレシステムの制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の一態様に係る夜間頻尿推定装置は、トイレ装置に対するトイレ使用者の排尿に基づいて取得される排尿データを記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段により記憶された前記排尿データに基づいて、トイレ使用者の夜間頻尿を推定する頻尿推定手段と、を備え、前記排尿データは、前記トイレ装置が有するボウル部内の状態変化に基づいて取得される尿量又は尿流量に関する排尿情報を含むことを特徴とする。
【０００７】
実施形態の一態様に係る夜間頻尿推定装置によれば、ボウル内の状態変化から推定した尿量または尿流量等によって夜間頻尿を簡便に推定できる。したがって、夜間頻尿推定装置は、夜間頻尿を適切に推定することができる。例えば、ボウル部内の状態変化はセンサの検知により取得される。なお、センサには、光学センサであり画像センサであるカメラや、温度を検知するサーモセンサ、距離を検知する超音波センサ、電波センサなども含まれる。例えば夜間頻尿の推定に用いる情報の検知に適したセンサを用いることで、センサの検知により、封水の揺れの情報、音に関する情報、トラップ部側の封水で発生する状態変化に関する情報等のボウル部内の状態変化を示す様々な情報が取得可能となる。また、封水の揺れの情報とは、例えば、揺れの高さ方向の大きさや、封水の揺れが発生している時間、封水の水面に発生する波の縦幅、封水の水面に発生する波の波同士の間隔、封水の水面に発生する泡の量、封水の揺れの領域の大きさ、封水の水面に発生する波の形状、もしくはそれらの情報から得られる光学データや温度データの少なくとも１つの情報である。また、尿に関する情報とは、例えば単位時間当たりの排尿量、総尿量、排尿時間などの少なくとも１つの情報である。また、尿に関する情報から得られた情報とは、例えば尿に関する情報から得られたトイレを利用する間隔（頻度）、一日の尿量の積算値、健康情報、体内水分量などの少なくとも１つの情報が該当する。
【０００８】
実施形態の一態様に係る夜間頻尿推定装置において、前記排尿データは、排尿時刻、排尿回数又は排尿頻度の少なくとも１つの情報を有する他の排尿情報を含むことを特徴とする。
【０００９】
このことにより、夜間頻尿推定装置は、夜間頻尿の推定確度をより高めることができる。したがって、夜間頻尿推定装置は、夜間頻尿を適切に推定することができる。
【００１０】
実施形態の一態様に係る夜間頻尿推定装置において、前記ボウル部内の状態変化は、前記ボウル部の底側に形成される封水の上方における前記ボウル部の内部空間の状態変化、または前記封水の状態変化を含むことを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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