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公開番号2025032742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138199
出願日2023-08-28
発明の名称砂こし器
出願人株式会社川本製作所
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類E03B 7/07 20060101AFI20250305BHJP(上水;下水)
要約【課題】ストレーナが固形物により閉塞されることを抑制するとともに、損失抵抗の増加を抑制することができる砂こし器を提供すること。
【解決手段】砂こし器1は、ストレーナ14と、有底筒状に形成されるボディ本体21、ボディ本体21の底部21bから離間して設けられた、ストレーナ14を保持する座板21d、ストレーナ14と対向する吸込口22、及び、ストレーナ14及び吸込口22と対向する吐出口23を有するボディ11と、を備え、ストレーナ14は、ボディ本体21内に形成される、吸込口22及び吐出口23を連続する流路上に設けられる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ストレーナと、
有底筒状に形成されるボディ本体、前記ボディ本体の底部から離間して設けられた、前記ストレーナを保持する座板、前記ストレーナと対向する吸込口、及び、前記ストレーナ及び前記吸込口と対向する吐出口を有するボディと、
を備え、
前記ストレーナは、前記ボディ本体内に形成される、前記吸込口及び前記吐出口を連続する流路上に設けられる、砂こし器。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記座板の周縁は、前記ストレーナの前記座板と当接する部位と相似形状である、請求項1に記載の砂こし器。
【請求項3】
前記ボディは、前記吸込口に設けられ、前記吸込口よりも端部が前記ストレーナに近い位置で開口する導管を有する、請求項1に記載の砂こし器。
【請求項4】
前記ボディは、前記底部と前記座板の間に、開閉可能なドレン孔を有する請求項1に記載の砂こし器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水に含まれる砂等の固形物を除去する砂こし器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、井戸等の水源から水を送水する場合において、水に砂が混じることがある。また、砂以外にも、ゴミや水から析出される水垢等が水に混じることもある。このような水等に含まれる砂、ゴミ及び水垢等の固形物は、水を使用上好ましくなく、また、ポンプ装置を損傷させる要因にもなる。そこで、水に含まれる固形物を除去する砂こし器が知られている。このような砂こし器は、ボディ内に上下方向に延びるストレーナを設け、水がストレーナを通過するときに、水に含まれる固形物を除去し、除去した固形物をボディ内に堆積させる。
【0003】
しかしながら、ボディの底面へ固形物が堆積すると、ストレーナの下方を堆積した固形物が覆い、流路抵抗が大きくなる。特に、砂こし器の使用時間が増加すると、ボディ内に体積する固形物の量も大きくなり、ストレーナにおける流路抵抗が時間の経過とともに大きくなり、ストレーナが変形又は破損し、二次側に固形物が流出する虞もある。
【0004】
そこで、ボディの上方にストレーナを、重力方向及び水平方向に対して傾斜させて配置することで、ストレーナにおける総開口面積を確保するとともに、ストレーナよりも下方で固形物を体積させる砂こし器も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭64-005613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ストレーナを重力方向及び水平方向に対して斜めに配置すると、水の流方向に対してストレーナが傾斜することから、ストレーナにおける損失抵抗が大きくなる。
【0007】
そこで、本発明は、ストレーナが固形物により閉塞されることを抑制するとともに、損失抵抗の増加を抑制することができる砂こし器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、ストレーナと、有底筒状に形成されるボディ本体、前記ボディ本体の底部から離間して設けられた、前記ストレーナを保持する座板、前記ストレーナと対向する吸込口、及び、前記ストレーナ及び前記吸込口と対向する吐出口を有するボディと、を備え、前記ストレーナは、前記ボディ本体内に形成される、前記吸込口及び前記吐出口を連続する流路上に設けられる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ストレーナが固形物により閉塞されることを抑制するとともに、流路抵抗の増加を抑制することができる砂こし器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る砂こし器の構成を、一部断面で示す斜視図。
同砂こし器の構成を一部省略して示す平面図。
同砂こし器の構成を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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