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公開番号2025020973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124629
出願日2023-07-31
発明の名称排水弁装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 1/34 20060101AFI20250205BHJP(上水;下水)
要約【課題】便器の洗浄性能の向上させること。
【解決手段】実施形態に係る排水弁装置は、洗浄水を貯水する洗浄水タンクの排水口に取り付けられる本体部と、排水口を開閉する弁体とを備える。本体部は、洗浄水を洗浄水タンクから排出する排出部と、排出部に洗浄水を導く流入部と、弁体が着座する着座部とを備える。流入部には、上方に向けて突出する曲面部が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水を貯水する洗浄水タンクの排水口に取り付けられる本体部と、
前記排水口を開閉する弁体と
を備え、
前記本体部は、
洗浄水を前記洗浄水タンクから排出する排出部と、
前記排出部に洗浄水を導く流入部と、
前記弁体が着座する着座部と
を備え、
前記流入部には、上方に向けて突出する曲面部が設けられる、排水弁装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記曲面部は、前記排出部の周囲に全周にわたり設けられる、請求項1に記載の排水弁装置。
【請求項3】
前記曲面部は、前記着座部よりも外側に設けられる、請求項1に記載の排水弁装置。
【請求項4】
前記着座部の高さは、前記曲面部の高さ以下である、請求項3に記載の排水弁装置。
【請求項5】
前記着座部は、前記曲面部の仮想延長線上に設けられる、請求項3に記載の排水弁装置。
【請求項6】
前記弁体は、下方に向けて突出し、かつ、略円錐形状の整流部を備える、請求項1に記載の排水弁装置。
【請求項7】
前記整流部の側面は、内側に向けて窪むように形成された曲面形状である、請求項6に記載の排水弁装置。
【請求項8】
前記整流部の最大曲率は、前記曲面部の最大曲率よりも小さい、請求項7に記載の排水弁装置。
【請求項9】
前記整流部は、前記弁体が前記着座部に着座した場合に、前記曲面部の仮想延長線上に、前記整流部の側面が位置するように設けられる、請求項7に記載の排水弁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、排水弁装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクの内部に配置され、洗浄水タンクの底面に設けられた排水口の開閉を制御する排水弁装置が知られている(たとえば、特許文献1、および、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-019471号公報
特開2017-066852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排水弁装置では、洗浄水を洗浄水タンクから排出する排出路に流入した洗浄水が、排出路の内側面から剥離することがあり、排出路における洗浄水の断面積が小さくなるおそれがある。そのため、洗浄水タンクから便器に供給される洗浄水の単位時間当たりの水量が低下し、便器の洗浄性能が低下するおそれがある。
【0005】
実施形態の一態様は、便器の洗浄性能の向上させる排水弁装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る排水弁装置は、洗浄水を貯水する洗浄水タンクの排水口に取り付けられる本体部と、排水口を開閉する弁体とを備える。本体部は、洗浄水を洗浄水タンクから排出する排出部と、排出部に洗浄水を導く流入部と、弁体が着座する着座部とを備える。流入部には、上方に向けて突出する曲面部が設けられる。
【0007】
これにより、排水弁装置は、曲面部に沿って洗浄水を排出部に導くことができ、排出部に流入した洗浄水が、排出部の内側面から剥離することを抑制することができる。具体的には、排水弁装置は、内側面と洗浄水との間に生じる空間を小さくすることができる。そのため、排水弁装置は、排出部における洗浄水の断面積が小さくなることを抑制し、たとえば、水洗大便器に流れる洗浄水の単位時間当たりの水量を増加させることができる。従って、排水弁装置は、水洗大便器のボウル部の洗浄性能を向上させることができる。
【0008】
また、曲面部は、排出部の周囲に全周にわたり設けられる。
【0009】
これにより、排水弁装置は、排出部に流入する洗浄水が、排出部の内側面の全周にわたり、排出部の内側面から剥離することを抑制することができる。そのため、排水弁装置は、水洗大便器のボウル部の洗浄性を向上させることができる。
【0010】
また、曲面部は、着座部よりも外側に設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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